ヒガンバナ「種子」を冷蔵庫から出した!! #ヒガンバナ
▼あのあたたかさはどこへ!?
「寒の戻り」「冴え返る」の天気だった。
だからこそなおのこと迷っていたが、決行を決めた。
冷蔵庫から、昨年「自然結実」したヒガンバナの「種子」を取り出した!!
「種子」は途中から方針を変更して、1個ずつチャック付きナイロン袋に入れ、お菓子の缶にいれた上、冷蔵庫の野菜室に入れたままにしていた。
▼冷蔵庫から出して、今一度その個数を確認してみた。
ナイロン袋には、採集場所と花茎を採集した日を書いていた。
花茎を採集した後は、ペットボトル、のりの瓶などで「水栽培」をして「完熟」まで待ったのである。
だから、この花茎の最終日にどれほどの意味があるかは別にして、分類の目安にしていた。
(今後、「自然結実」ヒガンバナ」探索の参考にはなるかも知れない。)
なんと言っても一番多い場所は福崎「B」と記号をつけた「自然結実」群生地だ。
「B」と記号付けたもの多い日付順にならべてみる。
・10/30…29個
・10/20…17個
・11/06… 7個
・10/09… 5個
・11/16… 2個
・11/19… 2個
・11/24… 1個
合計 63個!!
なんと合計63個である!!
もはや偶然などではない!!
あらためて「ふしぎ!?」に思う。何が起こっているのだろう!?
▼他の場所でも採集していた。
場所も個数もかぎられていた。
・10/9 福崎墓… 2個
・10/28福崎A… 1個 (観察はもっとしていたが最終的に回収したの1個だけだった。)
・11/16福崎A切…1個 (切り倒された花茎から辛うじて1個が「完熟」した。)
・10/20夢前 …1個
・11/11自宅庭 …1個
その他合計 6個
全合計は69個である!!
昨年、私がこの目で確認した「自然結実」したのは69個!!
これは事実である!!
▼ここまでは自信を持って言えた。
ところが、すでにいくつもの失敗をやらかしていた。
シロウトというものは、いちどたまたま「成功体験」をすると、そればかりに注目してしまうものだ。
「失敗体験」になかなか目がいかない。
ヒガンバナの仲間の「実生」への挑戦はキツネノカミソリからはじめた。
キツネノカミソリの実生は途中まで成功した。しかし、出葉まではいかなかった。
たまたま手に入れたコヒガンバナでは種子→出葉39/51=76.5%と大成功だった。
ヒガンバナについても3/30(10%)で3つについて出葉にこぎ着けていた。
キツネノカミソリのときから、種子の保存は、チャック付きナイロン袋に水で湿らせたティシュペーパーを一緒に入れてするようにしていた。「乾燥」こそ大敵と思っていた。
もうひとつの大敵である「カビ」になかなか注目できなかった。
昨年途中でそれには気づいた。
気づいたけれどなかなか変更できなかった。
「だって、前はこれでうまくいったではないか!」そこから脱しきれなかった。
冷蔵庫から出した「種子」にもいくつもにカビがはびこっていた!!
また逆にシワシワに「乾燥」してしまっているようなものがある。
実生ヒガンバナの方法が私のなかに定着するまでには時間が必要なようだ。
さあ、飽くなき挑戦をはじめよう。
69個の「自然結実」種子、何個まで「出葉」まで持って行けるだろう。
(つづく)
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