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【お薦め本】『仕事で得する天気の雑学』(片平 敦著 いろは出版)

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▼日暈!?
最初は少し半信半疑だった。昨日(2016/02/05)の朝のことであった。
 なにしろ、こんな低い位置で「日暈」を見るのははじめてであったからだ。
両脇だけがはっきりとに虹色になっているのがわかった。
 「日暈」→「巻層雲」→「氷晶」…→「天気図」と頭に浮かべた。
このときの思い出した「天気図」は一昨日の夕方片平さんが説明していたそれだった。
前に書いたけど、毎日、ゆうがたLIVEワンダー(関西テレビ)の「片平さんのあしたの天気」(6:50ごろ)を見るのを楽しみにしている。
 よほどのことがない限り6:30ごろからテレビの前で待機するのが日課になってきた。
ともかく、わかりやすくて面白い!!
 その片平さんが本を出しているということを聞いた。
これはぜひ読んでみたいと思って、手に入れてみた。

◆『仕事で得する天気の雑学』(片平 敦著 いろは出版 2015.3.1)

本もやっぱりテレビの「天気予報」と同じようにとてもわかりやく面白い!!
どうしても【お薦め本】にあげたくなってきた。
▼まず気に入ったのはタイトルだ。
「仕事で得する…」という表現がとてもダイレクトでいい!!
少しでも「得する」ことがあるから本を読むのだ。読んで「得する」ことのない本なんてガラクタ本だ。
受けねらいのタイトルかと最初は思った。
読んでみるとちがっていた。これはほんとうにタイトル通りの本だ!!
「まるごと得する」本だ。ちょっと興奮して、またまたダラダラ書いてしまいそうだ。
いつものように最初にお薦めポイント3つをあげておく。

(1) 「わかりやすさ」に徹した本である!!

(2) プロならではの情報が満載された本である!!

(3) 『「授業」で得する天気の雑学』の本である!!

▼さあ、これだけ書いておけば後は気ままに思いつくことからダラダラと書きならべてみよう。
まず
(1) 「わかりやすさ」に徹した本である!!
からである。
 「はじめに」からちよっと変わっていた。
「天気を知れば仕事で得をする?」こう書くだけで一ページをとっているのである。
「小見出し」だけで一ページとるのである。
最初少し違和感をもった。ページかせぎかと思っていた。
それはちがっていた!!
「ほんとうに伝えたいこと」「ぜひわかってほしいこと」それをスペースを割く。
それは実はアタリマエのこと。
体裁が優先ではなのだ。優先すべきは「伝えたいこと」「わかってほしいこと」なんだ。
これはこの本に一貫する主張だった。
得をする場面を4つ設定されていた。
「会話で得をする!」
「移動で得をする!」
「健康で得をする!」
「財布で得をする!」
ナルホドだ!!
 なかみに入っても同様だった。35のLECTUREかが用意されていた。
どのLECTUREもはじめに一ページさいていちばん伝えたいことがドデカイ文字で書かれていた。
これがとてもわかりやすい!!
後で「あの話どこに書いてあったかな?」とさがすときすぐわかるのだ!!
 また各LECTUREは必ず「Q」から始まる。「よくある質問」からはじまるのだ。
また各LECTUREの終わりには「→おさらい」がある。
 なかみの文章も、いつもの天気予報の解説を聞いているような気分になる「とてもわかりやすい」文章だ。
まだまだある!!が、これだけで終わってしまいそうだから、これぐらいにしておく。
最後にもう一回だけ、「わかりやすさ」最優先!!の本だ!!

次に行く。
(2) プロならではの情報が満載された本である!!
 裏表紙にある片平さんのプロフィールを見ていて、益々大ファンになってしまった。
19歳で気象予報士の資格を取得したことは、以前から知っていて「すごい人」だとは思っていたが、今回感心して読んだのは次だ。

 気象解説のモットーは、「平時はわかりやすく・生活に役立つ解説を、荒天時は命を守る解説を」。気象解説者の最大の使命は、人々の命を守ること。地域の空を丁寧に解説し、いざという時に大勢の命を守れる「天気の町医者」でありたい。

 「天気の町医者」!!
すべてが納得がいく気がした。
この本の「わかりやすさ」も!!日々の天気解説も!!
片平さんはプロ中のプロだ!!
プロならではLECTUREも数多くあった。
「来週の天気は11時過ぎに見るのがベスト」
「防災対応は、タイムラインが決め手」
「お花見のベストタイミングは、開花発表の1週間後」
等々これもあげればきりがない。
「空は見れば天気予報は、自分でできる」
「雲は大きく分けると10種類ある」
と「雲見」のすすめも書いてくれていた。アリガタイ!!

最後に行こう。
(3) 『「授業」で得する天気の雑学』の本である!!
 片平さんの毎日の天気解説を見ていて思った。
これは「授業」そのものだ!!
・「導入」→「展開(発問)」→「整理」→「ふりかえり」
・授業のスキル 板書を見ないで子どもたちに顔を向ける(片平さんは解説するとき必ず前向き)
・「わかりやすい」を最優先
・次なるアクションを引き出す
等々
どれを見ても理想の「授業」だ。
私たちは、50分をかけて「授業」をしてきた。
片平さんは5分という短時間に濃縮してこれをやっている。
大いに学びたいものだ!!
テレビの天気解説は、残念ながら関西エリアしか見ることできないかも知れないが、この本なら全国の人が入手できるだろう。
天気解説とまったく同じスタンスでこの本は書かれているから、ぜひぜひお薦めだ!!
タイトルも勝手に変えてしまった。
『「授業」で得する天気の雑学』と。

今日の夕方は週末だから片平さんの顔を見ることできない。
少し残念!!
「雲見」をして、片平さんのまねをしてみようかな。

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コメント

おはようございます。
お久しぶりです。
きれいな暈と幻日がとらえられていますね。天辺にも何やら光が強いところありますね。こんなにそろうのは珍しいのではないですか。

投稿: sakamoto | 2016/02/09 07:20

sakamotoさん
コメントありがとうございます。
言われて気づきました。これが「幻日」なんですね。
どおりで左右対称に同じ高さのところが色が分かれているんですね!!今さらです(^^ゞポリポリ
ひょっとして上部はタンジェントアークであったりして…。
 見ていても「見逃す」ところでした。
ありがとうございます。
 写真をもっとうまく撮れるようになりたいです。

投稿: 楠田 純一 | 2016/02/09 10:32

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