« 「ごみ分別」を科学する!!(1) | トップページ | 「ごみ分別」を科学する!!(2) »

本日(2016/02/26)、第122回オンライン「寅の日」!!#traday

Dscn1370
▼「ここはどこ?」
「今はいつ?」
 まるで長い眠りからさめたときのようにわけのわからぬ自問を繰り返していた。
 昨日もいつもの「雲見」を続けていた。
 まだ風は冷たかった。しかし、光は正直だった。
確実に、光の「春」はやって来ていた。
▼本日(2016/02/26)は、第122回オンライン「寅の日」である。
2月3月連続5回警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」の3回目であった。
読むのは「天災と国防」である。

◆本日(2016/02/26)、第122回オンライン「寅の日」!!

●「天災と国防」(青空文庫より)

▼私は、これまでのオンライン「寅の日」から勝手に「天災は忘れた頃にやって来る」三部作というのを決めてしまっていた。
 今回の「天災と国防」(昭和9年)、そして次回に予定している「津浪と人間」(昭和8年)、もうひとつは毎年12/31(寅彦の命日)に読んでいる「日本人の自然観」の三つの随筆である。まだまだ読み解き途上の人間が大胆な話である。寅彦は1935年(昭和10)12月31日に亡くなった。
 従ってこの三部とも晩年3年間に書かれたものである。それだけに寅彦からメッセージが濃密に書き込まれていると思っていた。
 
 一方、中谷宇吉郎は「天災は忘れた頃来る」(青空文庫より)のなかで、このように教えてくれていた。

実はこの言葉は、先生の書かれたものの中には、ないのである。しかし話の間には、しばしば出た言葉で、かつ先生の代表的な随筆の一つとされている「天災と国防」の中には、これと全く同じことが、少しちがった表現で出ている。

ではどこにそれはあるのだろう?
それをさがすことから今回ははじめてみようと思う。
あった!! きっとこれだろうと私は思う。

それで、文明が進むほど天災による損害の程度も累進する傾向があるという事実を充分に自覚して、そして平生からそれに対する防御策を講じなければならないはずであるのに、それがいっこうにできていないのはどういうわけであるか。そのおもなる原因は、畢竟(ひっきょう)そういう天災がきわめてまれにしか起こらないで、ちょうど人間が前車の顛覆(てんぷく)を忘れたころにそろそろ後車を引き出すようになるからであろう。

▼再び、はじめにもどって寅彦の「文脈」を追ってみる。
繰り返し繰り返し言っているメッセージは?

しかしここで一つ考えなければならないことで、しかもいつも忘れられがちな重大な要項がある。それは、文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の度を増すという事実である。
 文明が進むに従って人間は次第に自然を征服しようとする野心を生じた。そうして、重力に逆らい、風圧水力に抗するようないろいろの造営物を作った。そうしてあっぱれ自然の暴威を封じ込めたつもりになっていると、どうかした拍子に檻(おり)を破った猛獣の大群のように、自然があばれ出して高楼を倒壊せしめ堤防を崩壊(ほうかい)させて人命を危うくし財産を滅ぼす。その災禍を起こさせたもとの起こりは天然に反抗する人間の細工であると言っても不当ではないはずである、災害の運動エネルギーとなるべき位置エネルギーを蓄積させ、いやが上にも災害を大きくするように努力しているものはたれあろう文明人そのものなのである。

また、こうも言っていた。

戦争はぜひとも避けようと思えば人間の力で避けられなくはないであろうが、天災ばかりは科学の力でもその襲来を中止させるわけには行かない。その上に、いついかなる程度の地震暴風津波洪水(こうずい)が来るか今のところ容易に予知することができない。
 
 こういうこの世の地獄の出現は、歴史の教うるところから判断して決して単なる杞憂(きゆう)ではない。

 そして、観測態勢についてこう言った。

五十年百年の後にはおそらく常識的になるべき種類のことではないかと想像される。

寅彦がこう書いてから82年の歳月が経った!!
昨日のわけのわからぬ自問が頭に浮かんだ。
「ここはどこ?」
「今はいつ?」

昨日夕方、「アメダス」の上空にも「光の春」が確かにやってきていた。
Dscn1381
Dscn1385

|

« 「ごみ分別」を科学する!!(1) | トップページ | 「ごみ分別」を科学する!!(2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/62729/63264898

この記事へのトラックバック一覧です: 本日(2016/02/26)、第122回オンライン「寅の日」!!#traday:

« 「ごみ分別」を科学する!!(1) | トップページ | 「ごみ分別」を科学する!!(2) »