Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(83)
▼「積雲にしとこうかな?いやあの山ぎわ少しちがうな…???」
「高さは1500mぐらいかな」「エイ!!ヤッ!!そうしとこう!!」
いつも「雲見」はこんな調子だ。
もくもくシールを「雲見」カレンダーに貼り始めてから一年以上経つけど、「迷い」はあいかわらずである。
しかし
「天気の変化」事始めは「雲見」から!!
10種雲形で雲の名前で呼んでみよう!!
およその「高さ」を言ってみよう!!
の主張を変えるつもりはない。
▼ほんの少し時間経っただけでも、まったくちがった雲が登場する。
それに同時にいくつもの種類の雲があるのも事実だ。迷ってアタリマエだ!!
でもやっぱり、この主張にこだわる。
2つの立場から、反対の声も聞いた。
ひとつは、「そんな自分でもあやふやなことを教えるのはちょっと…」という立場である。
もっともである。
でも言いたい。「雲見」のねらいはどこにあるのだろう!?
雲の名前を「正確」に言えることだろうか?そんなことどれほどの人ができるのだろうか。
だんだん正解に近づいていくんでいいではないか。
一生かけてだっていいじゃないか。
あんな雲もあるんだ!!って知るだけでももうけもの!!人生楽しくなるかも…。
「高さ」も繰り返し言っている間に、正解に近づいていく。
そして驚く、「えっ、そんな近くにしか雲はできないのか!!」と。
徐々に「大気の物理学実験室」に暮らしていることが実感できるようになる。
それでいいではないか。
教える立場の人も一緒に楽しめばいいではないか。
▼もうひとつの立場の人からはこんな声を聞く。
「10種雲形にこだわるのは邪道だ。名前覚えに始終してしまって肝心の「天気の変化」の学習がおろそかになる。」 「またしても、科学の学習を暗記ものにしてしまうのか」
これもまたもっともだ!!
けっこう専門的知識豊富な人に多い。
しかし、そう言う人にこそ聞きたい。
「あなたは、論文を書くとき、この10種雲形を使わないのか?」と。
そうだ。専門家もずっと使っているんだ。
それも世界共通で…。
たった10種類を…。
専門用語にしておくのはモッタイナイ!!
もちろん「うろこ雲」「羊雲」「すじ雲」…を使うのがダメだと言っているのではない。
それは「10種雲形」の後でもいいではないか。
「十種雲形」はいちど覚えてしまえば一生モノだ!!
「暗記」が悪いのではない。
使いモノになりもしないことを丸暗記してそこで思考停止することが問題なんだ!!
一生モノはできるだけ早く覚えるのがいいと思うのだが。
▼事始めの「雲見」をどう展開していくか。
もう一度、「ふりだし」にもどって考えて行こうと思う。
Webテキスト『天気の変化』の可能性!?というタイトルをつけて書き込むのはずいぶん久しぶりである。半年ぶりぐらいなる。
そのことに、今朝これをかきはじめて気づいた。
知ったばかりの
「重ね描き」
もここでも使ってみたい。
(つづく)
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