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本日(2016/01/21)、第119回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼定点観測地のヒガンバナはすっかり雪に覆われてしまった。
定点観測地A・Bも、そして東京からの引っ越し組も。植木鉢の引っ越し組などその姿が雪に埋もれてしまうほどであった。
 天気の示標池としている大賀ハス観察池もすっぽり雪に覆われていた。
この冬最高の「大雪」だ。
私はカメラを向けて「記録」するのみ。
暖冬であったはずなのに!!
本日は大寒。
それにしても、自然とは寅彦の言うようになんと「律儀」なんだろう!!
▼本日(2016/01/21)は、第119回オンライン「寅の日」である。
1月のテーマは「文化としての科学」である。
その第二弾として、「科学と文学」(1933(昭和8))である。

◆本日(2016/01/21)、第119回オンライン「寅の日」!!

●「科学と文学」(青空文庫より)

▼結論から言う。
「文化としての科学」のテーマにピッタリの選択だった!!
と自画自賛してみる。
 実はこの「科学と文学」オンライン「寅の日」で読むのは3回目である。
2回目のときなどは、三回に分けて読んだほど、「お気に入り」なんである。
 「お気に入り」だからと言って、深く読み解いているわけではなかった。
 いつものことだが、私は私の「文脈」でしか寅彦を読めない。浅学さゆえとわかってはいるが、これは今さらどうしようもない。
 もっと単純に言うと
「私はこの寅彦の文章が好きだ!!」ということになる。
なかみに少し入ろう。
 これまた結論じみたこというが、これは寅彦の「文学論」ではない。
科学者・寺田寅彦の書いた「科学のすすめ」だ!!
 それは、最初に宣言していた。

  もう一つ断わっておかなければならないことは、自分がともかくも職業的に科学者であるということである。

文学・芸術・ジャーナリズム等をこの後語っているが、常に軸足は「科学者」に置いていた。
一歩たりともそこからはずすことはなく一貫していた。
引用しだしたらきりがなくなるほど、うなずく「文脈」がつづく。
今回の読みでは、少しキーワードを拾うというかたちで読み解きに挑戦した。
「言葉」
「記録」
「予言」
「数学」
「人間の思惟の方則」
「情緒の方則」
「実験」
「史実の記録」
「事実の記録」
「芸術」
「真の記録」
「物の見方と考え方」
「人生の記録と予言」
「広義としての「学」」
「ジャーナリズム」
「文章」
「実験ノート」
拾い残しもいっぱいあるだろうが以上である。
▼引用をひかえると言っておきながら、やっぱりこれだけはと思ってしまうのである。
いくつかあげる。
ひとつめは、中谷宇吉郎も「お気に入り」だったここだ。

 

顕微鏡で花の構造を子細に点検すれば、花の美しさが消滅するという考えは途方もない偏見である。花の美しさはかえってそのために深められるばかりである。花の植物生理的機能を学んで後に始めて充分に咲く花の喜びと散る花の哀れを感ずることもできるであろう。

 そして、次が寅彦がこの随筆を書いた真の目的はここにあると思われるところだ!!

 それはとにかくとして、現在において、科学者が、科学者としての自己を欺瞞することなくして「創作」しうるために取るべき唯一の文学形式は随筆であって、そうしてそれはおそらく、遠き「未来の文学」への第一歩として全く無意味な労力ではないと信ずるのである。

これは、科学者に向けた「随筆のすすめ」だ!!
 また、未来の学問を志す人に向けては、こう言っていた。

 非論理的論理というのは、今の人間のまだ発見し意識し分析し記述し命名しないところの、人間の思惟(しい)の方則を意味する。これを掘り出し認識するのが未来に予想さるる広義の「学」の一つの使命である。科学も文学も等しくこの未来の「学」の最後のゴールに向かってたどたどしい歩みを続けているもののようにも思われるのである。

ていねいに、ホンモノとニセモノの見分け方もつけてくれていた。

何度繰り返して読んでみても、何を言うつもりなのかほとんどわからないような論文中の一節があれば、それは実はやはり書いた人にもよくわかっていない、条理混雑した欠陥の所在を標示するのが通例である。これと反対に、読んでおのずから胸の透くような箇所があれば、それはきっと著者のほんとうに骨髄に徹するように会得したことをなんの苦もなく書き流したところなのである。

引用はこれまでにしておく。
3回目読んでの私の結論に行く。
・寅彦がなぜ多くのすばらしい随筆を書き残してくれたかが少しわかりはじめた。
・その随筆がなぜ面白いのかも少しわかってきた。
・80数年の時空を超えて、「寅彦」は今なお「有効」である!!
・いやちがう、今こそ「寅彦」が「有効」なのである!!
・これは、科学者・寺田寅彦の「実験ノート」(最末尾のコトバ)である!!
・「文化としての科学」でなく、「科学」に依拠しない「文化」など存在しない!!

さて、4回目はいつ…!?。
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