2016年の「クモ学」はどこまで!? #クモ学
▼15日正月の朝は「冬晴れ」だった。
風は冷たいが、陽が当たればあたたかい。その陽が彼女(ジョロウグモ)が残していった「卵のう」2つにあたろうとしていた。元々いたネットは、北風が直接あたらないせいもあるのだろうか、荒れ屋になりながらも、「保存食」とともに保存されていた。「卵のう」から子グモたちが出てくるのはいつだろう?
▼3年前の夏から突然はじまった私の拙い「クモ学」!!
今年はどんな「出会い」「発見」があるだろう。
どこまで、その「ふしぎ!?」を追うことができるだろう?
15日正月を過ぎた今、少し展望しておこうと思う。
▼思いつくままにならべてみよう。
まずは、クモごとにあげてみよう。
<コガネグモ>
3年前の夏、貴奴の「狩り」に偶然出会ったのが、私の「クモ学」のはじまりだった。
それ以降、3年連続多数のコガネグモを観察することになった。
今年の夏も出現するだろうか。
今年になって地域の方と話す機会があった。うれしい話がふたつあった。
ひとつは、我が家の近くだけでなく、少し離れた場所でも貴奴が出現していると言うことだ。
そして、もうひとつは私の「観察」を知っていただいており、草刈りに配慮してもらっていた事実だ。
アリガタイ!!
<コガタコガネグモ・ナガコガネグモ>
コガネグモほど大きくはないが、こちらの方がもっとふつうに多数見かけていた。
観察できる期間も長い。だから、もっともっと多くを学べそうだ。
今年はこれらの観察もじっくりやってみよう。
<シロガネイソウロウグモ>
イソロウグモの存在はきわめて興味深い。なかでもシロガネイソウロウグモは面白そうだ。
あの銀ピカの「ふしぎ!?」は謎のままだ。
<ゲホウグモ>
2014年の夏、庭の柿の木に偶然住みついた!!
そして数々の巧みな技をみせてくれた。
貴奴との138日間が私の「クモ学」への興味を大いに加速してくれたことはまちがいなかった。
2015年には出現しなかった。はたして今年はどうだろう?
<ジョロウグモ>
彼女はもっともありふれたクモだ。しかし、昨年の4ヶ月にわたる「つき合い」は、けっしてありふれてはいなかった。彼女との「対話」は、数々の謎解きにヒントを与えてくれた。
今年もあんな「つき合い」はあるだろうか?
<その他のクモ>
まだ視野に入っていないクモはいっぱいいるだろう。いや、いる!!
どんなクモか視界に入ってくるだろう?
「そいつなら、いつも見ていたのに…」というやつが出てくるにちがいない。
▼今度はもう少し知りたい項目ごとにならべてみよう。
・「団居」(まどい)
・パルーニング
・体のつくり
・最強のツール、糸
・クモと「天気の変化」との関係(クモに関する天気コトワザ)
・引越し
・越冬
等である。
いろんな情報を入手したいものだ。
それには、例によって
「情報は発信するところに集まる!!」
でいきたいものだ。
こんなところから、標榜する「新しい博物学」ははじまるのかも知れない。
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コメント
楠田先生、こんにちは。
鈴木勝浩です。
私よりも、はるかに熱心に
クモの世界を訪れている楠田先生。
本年もご報告が楽しみです。
造網性のクモはもちろん、
徘徊性のクモも魅力があります。
失礼いたします。
投稿: 鈴木勝浩 | 2016/01/16 05:42
鈴木勝浩さん
コメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
うれしい言葉を…(^^)V
でもまだまだ「クモ学」新参者ですのでいろいろ教えてください。
では、今年は徘徊性のクモにも注目していきます。
投稿: 楠田 純一 | 2016/01/16 05:58