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2016年の「ヒガンバナ研究」はどこまで!?(3) #ヒガンバナ

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▼実生コヒガンバナの土ポットをひとつこわして、現段階でどれだけ栄養を貯め込んでいるか、確かめてみた。
ちいさな「らっきょう」のようなかたちをした鱗茎(球根)があった。
そして、そこから根が数本のびていた。
 別の土ポットには、二枚目の葉が伸びてくるもの、新たに「出葉」するもの、すでに葉が枯れてしまったものなどがあった。
▼「コヒガンバナは、ふつうのヒガンバナとちがって、2倍体(2n=22)で種子でも殖える。」と聞かされてもピンとこなかった。
 いつかは自分でもその種子を手に入れ、種子から育ててみたい!!と思っていた。
その幸運は、突然やってきた。
 2014.10.26 友人からコンガンバナの種子51個も分けてもらったのである。
私はウキウキ気分で、種子から育てる実生に挑戦した。昨年の春、51個中49個の「発芽」(発根)に成功した。
秋には、そのうち39個を「出葉」させることに成功した。
種子51個→「出葉」39個、出葉率76.5%ダ!!
「コヒガンバナは2倍体である。」はやっぱりホントだ!!

昨年の暮れから面白い展開を思いついた。
ここからの育苗を分散することだった。私ひとりで何年か先の「花の咲く」まで育てるより、何人かに分散して育ててもらうのである。そうすれば、たとえ私が失敗しても、誰かが「花を咲かせる」ことに成功するだろう。
花が咲けば、また種子をつくるだろう。それを「おすそ分け」すれば、実生コヒガンバナの取り組みは大きく拡がっていくだろう。名づけて「実生コヒガンバナを咲かせよう」プロジェクト!!
これを、今年の課題にしよう。

【課題6】「実生コヒガンバナを咲かせよう!!」プロジェクトの推進!!

▼これまでの取り組みのまとめと、より多くの人とヒガンバナの「ふしぎ!?」を楽しむために、私は

◆Webテキスト『ヒガンバナ』

を2013.9.1に作成していた。
その後、3年連続の「自然結実」ヒガンバナ群落の発見、実生ヒガンバナの「出葉」成功、実生コヒガンバナの「出葉」成功等があった。さらに別のあたらしい情報もあった。
 それらを含めて、このテキスト更新の検討が必要だと思っている。
多くの人に協力してもらいながら、検討をすすめていきたい。

【課題7】Webテキスト『ヒガンバナ』更新の検討!!

▼また、できるだけ多くの人とヒガンバナの「ふしぎ!?」を共愉的に楽しむために設立したコミュニティがあった。

◆「日本ヒガンバナ学会」

である。mixiのコミュニティを利用して設立したのが、2007.9.23 であった。
これをきっかけにヒガンバナに関する多くの情報交換がはじまった。
それは、実に楽しいものだった。これぞまさに「学びあう会」だった。
オンラインでの交流は深まった。地域でのヒガンバナ観察オフを楽しんだこともある。
しかし、「日本ヒガンバナ学会」としての「学びあう会」「会合」「オフ」は実施ことがなかった。
そこで、今年はそれを実現させたい!!時期、場所、内容・方法については未定だ。
その検討をはじめたい。

【課題8】「日本ヒガンバナ学会」の「学びあう会」「会合」「オフ」を実現する!!

ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
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