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12月(師走)の天気コトワザ!!

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▼やっぱり師走の風は冷たかった。
それにもめげず彼女(ジョロウグモ)は元気だった。
 ついに、つき合いも4ヶ月目にはいっていた。獲物の陳列の数も確実に増えていた。
「いったい いつまで?」
と言うのが、今の私の関心事だった。
 クモたちとの本格的なつき合いはたった3年だ。それでもほぼ確信に近い「作業仮説」を持っていた。
「クモは天気の変化を予知できる!!」
という仮説だ。
 クモたちには「観天望気」が可能なのでは!?
▼昔の人の「観天望気」のワザを見せてもらおう。
12月(師走)の天気コトワザをいつもの

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

から引用させてもらう。番号は私が勝手につけた。

(1) 朝トビ川越すな、夕トビ傘持つな
(2) 霜の早い年は雪がおそく、霜のおそい年は雪が早い
(3) 霜の多い朝は晴
(4) カモが早く来ると早雪
(5) 初雪の早い年は根雪も早い
(6) 山に三度雪降れば里にも雪降る
(7) 西方の鐘がよく聞こえるときは晴
(8) ガンの行列南へ行けば寒気強し
(9) ツバキの蕾が葉の上に出ている年は小雪
(10)焚火が火を吹けば風
(11)かまどの煙がたなびけば雨
(12)家の中に煙がこもったら翌日は雨
(13)ウシが丸くなって寝ていると天気が悪くなる
(14)鳥が高いところに巣を作れば大雪
(15)霜柱がよく立つ日は天気がよい
(16)冬の雨は三日降らず
(17)ムギの葉幅狭く、短い年には大雪降る
(18)霜多く厚い戸は大雪
(19)カモメが里近く来て鳴けば荒れる
(20)日の出後霜解けぬ時は晴天
(21)冬、山に霧多きは大雪の兆し
(22)年末低気圧

▼動植物に関連づけたものは8/22だ。
やっぱり生きものに問いかけるというのは「観天望気」の常套手段なのだ。
なかでも師走は鳥が多い。5/8である。
 渡り鳥が冬の到来を教えてくれているということだろうか。

 だから、私が彼女に「天気の変化」を問うのもそうそう的外れではないように思うのだが。
さらに言えば、クモの「観天望気」能力の秘密はあの「糸」にありそうな気がする。
▼気象現象で言えば「雪」が圧倒的に多い。
「雪」が出てくるのは9/22だ。
アタリマエと言えばアタリマエ!!
「雪」と冬の暮らしが深く関係があるというのは当然のことだ。
だからコトワザにもしたのだろう。
天気コトワザのとても興味深いところは、全国一律に通用するものは少ないというところだ。
天気コトワザはローカルな遺産なんだ。それでこそ、価値を増すものであると思う。
「雪」の場合それが顕著だった。

「天気の変化」は地理的・地形的環境に大きく左右される。
だからこそ
自分の住む地域での天気コトワザの発掘はとても意味ある作業だと思うのだが…。
発掘されたコトワザを「大気の物理学」で謎解きするというのが私の夢だ。

今日も彼女に聞いてみよう。
「いつごろ…?」
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コメント

楠田先生、こんにちは。
 
 鈴木勝浩です。

 いったい、このジョロウグモは、
 いつまで、網を張り、生きているのでしょうか?
 興味があります。

 ぜひ、続報を!

投稿: 鈴木勝浩 | 2015/12/02 19:32

鈴木勝浩さん
興味をもっていただきありがとうございます。
ほんといつまででしょうね。
今日も元気に狩りをやっていました。
今度雨があがったら急激に気温下がるというはなしですので、どうだろうと思っています。
また報告させてもらいます。

投稿: 楠田 純一 | 2015/12/02 19:54

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