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第9コウガイビルの「生命」が…!?

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▼私はショックだった!!
11/20に庭で発見した人生9番目のコウガイビルの様子がおかしかった。
一昨日までたしかに元気にケースの中にいたのに。
「エサをあたえず水だけで261日間生き延びた」第一コウガイビルと発見の時期が同じだったから、この「記録」にせまるつき合いができるかと大いに期待していたのにである。たった14日、2週間しかたっていなかった。
 頭はそりかえり、最後部はちぎれたようになっていた。すべての動きも停まっているように見えた。
 もう、第9コウガイビルの「生命」もこれまでかと…
▼その姿を見ていたら、6年前の夏に受けた講義のことを思いだした。

◆講義『幹細胞の生物学』(県立大学理学部大学院生命理学研究科 渡辺 憲二教授)

 私は261日間生き延びたコウガイビルの「ふしぎ!?」を持って、この講義を聴きに行った。
講義はすばらしいものだった。
浅学な私にも、少しずつ「幹細胞」「ES細胞」「iPS細胞」等がわかりはじめた。
そしてなによりうれしかったのは、私の「ふしぎ!?」にひじょうにていねいに答えてくださったことだ。
さらには、生命科学最前線の現場にまで連れて行ってくださった。
感動だった!!
「科学」ってほんとうに面白い!!
と心底思った。
▼これ以来、益々コウガイビルの「ふしぎ!?」に夢中になったのだった。
渡部先生編著の本があった。

◆『プラナリアの形態分化~基礎から遺伝子まで~』(手代木渉、渡辺憲二著、共立出版 1998.3.25)

 そこには、エサなしで生き延びるコウガイビルのことが次のように書かれていた。

 コウガイビルの飼育では給餌が大切な要素となるが、餌に対しての反応は同一種内でも異なり積極的に摂取するグループとそうでもないものとがある。また長期間の飢餓に耐え、もとの体重の1/100に減少しても生存し続けることができる。このような生理的変化が、顕著な再生能をもつ本動物の器官形成にどのような影響を及ぼすのか、頭部再生の有無、形成所要時間、極性との関連について、採集直後の体重を100として、もとの30~40%に減少したグループを飢餓個体として実験を行った。  なお、飢餓個体の設定は、採集された個体のうち、何としても餌を食べないものがあり、かなりの期間絶食にも耐えられるが、やがて死に至る。体重減少と生存期間の長短は一定ではないが、採取後減少の一途をたどる体重は、ある時点で平衡状態となり、これ以降急激に減少して死ぬものが多い。体重が安定をみせる状態を越えると個体は死を迎えることから、この安定期(もとの体重の30~40%)を飢餓状態と考えた。これらの飢餓グループと採集まもないものとを次の実験により比較した。(同書P276より)

▼では、この第9コウガイビルの場合は、その後の様子を終日観察しつづけた。
朝の段階で、「生命」もここまでかと思ったが、そう直線的ではなかった。少しずつ少しずつ動いているようにも見えた。
 午後になって劇的な変化を起こした。からだをよじり、まんなかでちぎれるような動きだ。
この段階では、頭部はしっかり確認できた。
しかし、夕方には頭部が融けるようになって輪郭がはっきりしなくなっていた。
第9コウガイビルとのつき合いは短かっかったが、最期にとても貴重なものを見せてくれた。
コウガイビルの「ふしぎ!?」はまだまだ続きそうだ。

今朝はどうなっているだろう!?
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