【私の読んだ本・ベスト12】2015
▼これも私のなかでは恒例化してきた。
この一年に読んできた本で、この一年をふりかえる。
いつも「ベスト・10」というかたちであげてきたが、そんなたくさんの本を読んできたわけではないので、順位づけでなく、単に気に入って読んだ順番に、このblogであげた【お薦め本】12冊をならべてみる。
▼題して 【私の読んだ本・ベスト12】2015!!
【ベスト1】『科学・技術と現代社会 上・下』(池内了著 みすず書房)
著者は私たちに2つの道標を立ててくれた。「新しい博物学」「等身大の科学」である。
道に迷いそうになったら、また読んでみたい!!
【ベスト2】『インターネット的』(糸井 重里著 PHP文庫)
Twitter的=「リンク」「シェア」「フラット」「等身大」「リアルタイム」「アクティブ」の源流がここにある。
【ベスト3】『キリンの斑論争と寺田寅彦』(松下 貢編 岩波科学ライブラリー
今、パラパラと見返しても実に面白い!!高知県立文学館のビデオを思いだしてしまう。
【ベスト4】】『物理学はいかに創られたか 上 下』(アインシュタイン、インフェルト著 石原 純訳 岩波新書)
やっと読んだこの名著!!やっぱりほんとうに名著だ!!物理学が「謎解き物語」だと教えてくれていた。
【ベスト5】】『身につく 気象の原理』(横川淳著,三浦郁夫監修 技術評論社)
「大気の物理学」の謎解きの基本が少しずつ見えてくるのかうれしい!!
【ベスト6】『南方熊楠』(唐澤太輔著 中公新書 )
「南方熊楠を訪ねて」の旅を思い出させてくれる一冊だ。実に面白い旅だった!!
【ベスト7】『梅雨前線の正体』(茂木耕作著 東京堂出版)
共愉的「気象楽」開眼の一冊だ!!
【ベスト8】『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社)
「雲見」プロの画像が美しい!!毎月、月初めには、必ずこの画像を見せてもらい参考にさせてもらっている。
【ベスト9】『雲の中では何が起こっているのか』(荒木健太郎 ベレ出版)
「パーセルくん」や「温低ちゃん」が少しずつ見えてくるのがうれしい!!
【ベスト10】『昆虫はすごい』(丸山宗利著 光文社新書)
はやく誰か『クモはすごい』を書いて欲しいな!!
【ベスト11】『うそから出たまこと』(庄司和晃著 国土社)
庄司和晃先生は今年の5月亡くなってしまった。またお会いして聞きたいこといっぱいあったのに…。合掌
【ベスト12】『雪』(中谷宇吉郎著 岩波文庫)
名著中の名著はやっぱり面白い!!読むたびに「発見」がある!!
▼こうして列挙してみると一見バラバラに見えてツナガッテイルことがわかる。
やっぱり今も「イモズル式」読書を続けているんだと自分でも気づく。
「雲見」やオンライン「寅の日」関係のものが多いのも納得してしまうのだった。
さあ、来年はどんな本に出会うだろう。
楽しみだ。
▼昨日、最後に担任した生徒たちの同窓会があった。とてもうれしく楽しかった。
もうあれから、地球は太陽の周りを25回も回転したんだ!!
大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから39週目だった。
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