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ヒガンバナに何が起きているのか?(11) #ヒガンバナ

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「情報は発信するところに集まる!!」
はやっぱりホントウだと思った。
 一昨日(2015/11/16)ついに、待ちに待った情報が飛び込んできた。
ヒガンバナ「自然結実」→種子→発芽(発根)→出葉 のリアルタイムな研究情報だった。
 そのうれしい情報は奈良からであった。

◆生物多様性の保全」研究班

▼あまりにうれしかったので、またまた今観察中の「自然結実」ヒガンバナ群落へ行ってみた。
ここでも間違いなく…!!
 を確認してみたくなったのだ。
群生地には5本の花茎だけを残していた。「完熟」するまで、この場で観察するつもりだったのだ。
 一昨日は、ひとつは「目玉オヤジ」状態になり、いまひとつは、まさに「完熟」種子がこぼれ落ちようとしていた。
あわてて2つを採集し、あと3つの花茎を残した。
 昨日(2015/11/17) は、庭の「水栽培」中の花茎からも次から次へと「完熟」種子がこぼれ落ちた。
 今、目の前で見ていることは単なる「仮説」ではなくて、まぎれもない「事実」であった!!
▼私が、2013年、2014年、2015年三年連続して「自然結実」群落と出会う前から、とても刺激を受け勇気づけられていた先駆的な研究報告があった。

◆ 「ヒガンバナの稔性と発芽について」(瀬戸 良久・武市 早苗・中嶋 克行 神奈川自然誌資料 2011)

 とてもていねいなくわしい研究報告である。
大いに参考にさせてもらった。特に種子の保存法については教えられた。
 この報告に出会わなかったら、私は「実生キツネノカミソリ」の挑戦をはじめなかっただろう。
 深謝!!
▼奈良から情報で、私の知る「事実」はまたひとつ増えた。
「日本のヒガンバナは3倍体(2n=33)でほとんどない。」
の常識が…。
ヒガンバナ「自然結実」→種子→発芽(発根)→出葉 の「事実」はいろんな場所で起ころうとしていた。
私の知る範囲だけでも
・石川
・香川
・神奈川
・兵庫
・奈良
とつづいてきた。
 きっともっともっと他の場所でも、この「事実」は起こっているだろうと考えるのが妥当だろう。
 情報発信を続けながら、さらなる情報を待ちたい!!

 そして、問い続けたい!!
 「ヒガンバナに何が起きているのか?」
 と。
                                                          (つづく)
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コメント

開花個体の何パーセントかわかりませんが、発芽能力のある(開花に至るまで成長げきるか否かはこれからの楽しみですですね)種子を毎年つけるという群落は面白いです。私はそのような群落に出合うことはできませんでしたが、もし出合っていたら種子を付けた個体の球根を掘り取って染色体数(核型)を調べたと思います。もし2n=22でしたら、日本にも種子繁殖できる2倍体分類群が存在することになり、3倍体ヒガンバナが日本で誕生した可能性も出てくるわけですから・・・・。

投稿: kurita siro | 2015/11/23 15:32

栗田子郎さん
コメントありがとうございます。
私が見た範囲では、種子をつける群落は毎年変わっています。ただ今年の群落は異常に多いので来年もつけるか興味深いところです。
今日、私にコヒガンバナの種子を分けてくれた人に会いました。その人がおっしゃるのにはごく普通にコヒガンバナの群落がある場所があるとおっしゃるんです。
コヒガンバナってけっこう日本に持ち込まれているんですか。私は、これまで特別の場所にしかコヒガンバナはないものとばかり思っていましたので…。

投稿: 楠田 純一 | 2015/11/23 18:38

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