あのジョロウグモが再び産卵を!! #クモ学
▼(゚o゚)ゲッ!! また彼女(ジョロウグモ)がいない!!
それは日曜日の朝のことだった。
先日まであんなに元気に狩りをやっていたのに、どこに行ってしまったのだろう?
でも最初はあまり心配しなかった。
「こしき」から少し離れたところにはオスがいたのだから…。
でも、それにしてもどこへいったのだろう?
遠出して狩りをするなんてことあるのだろうか。
それとも、まさか…
▼そう、そのまさかだった!!
彼女は再び産卵していたのだ。
前回の産卵(10/24)から3週間、二度目の産卵をしていた。
場所は思いもよらぬ場所だった。
ネットのセンター「こしき」から離れること約2m50㎝。
トタン屋根の庇の腕木だった。一度は庇の陽の当たるところに試みたのであろうか。
張られた糸が残っていた。途中で計画を変更したのだろうか。
卵のうに覆い被さって保護するようにへばりついていた。
午後になって、動くはじめた。産後の彼女はいつもの彼女ではなかった。
ヨタヨタした足どりだ。今にも落下してきそうだ。
なんで今、こんな状態するのか。それは前回の観察から推察された。
彼女は卵のうを覆い隠す資材をさがしているのだろうと思われた。
この近くにはそんなものはなかった。前回のようなナイロン紐の切れ端すらない。
夕方にはあきらめたのか、朝のポーズで卵のうに覆い被さっていた。
▼一夜明けた。
脚立を持ってきて、もう少し近づいて観察してみることにした。
昨日(2015/11/16)は、朝から夕方までほぼ同じポーズをとり続けていた。
ネットの方では、あの彼(オスのジョロウグモ)の姿が朝からみられたなかった。
卵のう自体には、なにか覆い隠すなにかが増えたようにはみられなかった。
▼さて今日は、彼女は戻ってくるのだろうか?
もうまもなく彼女とのつき合いは3ヶ月になる。
彼女には数々のことを教えてもらった。
多様な「狩り」の現場もみせてもらった。
でも、まだまだ聞いてみたいことがいっぱいある。
たとえば、「食事」は見せてもらったが、ウンコやおしっこはどうなっているのだろう?
3ヶ月のあいだに、それを見た記憶がないのだが…。
ともかくもう一度戻ってきて欲しいが、さて…。
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コメント
楠田先生、こんにちは。
鈴木勝浩です。
たびたび、すみません。
クモの排泄物。
先ほど、半固体状などという
表現をしましたが、
液状の方が、よいですね。
ネットで検索してみました。
http://spinne.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-84ef.html
クモは、多くは、この写真のような
排泄物をします。
ジョロウグモも同じようだと思います。
空き瓶などの容器で、飼育できるような
徘徊性のクモを2,3日、飼育してみると
容易に確認できると思います。
それでは、また。
投稿: 鈴木勝浩 | 2015/11/17 05:47
鈴木 勝浩さん
さっそく応答ありがとうございます。
紹介していだいた写真を見せてもらいました。
ナルホド
鳥のウンチと同じような感じですね。
当然これにはオシッコも含まれているわけですよね。
まだ実際に目撃したことないので、そのつもりでよく見ておきたいと思います。
ところで彼女ですが今朝からほんとうに不思議な動きをしています。
一時は、寿命もここまでかと思っていたら、ものすごく活発に動きだしたり…。
まだ、この後どうなるのかわかりません。
また報告させてもらいたいと思います。
では、また…
投稿: 楠田 純一 | 2015/11/17 12:05