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高層天気図で何がわかるのか!?

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▼いつもの「雲見」の空にまとまった雲が久しぶりに出現した。
「秋晴れ」は終わったかと思ったが、すぐまた青空が回復してきた。
どうやら、天気コトワザ
(13)日本晴れ三日続けば三日以内に雨となる
(17)四方に雲なきは三日の雨
は、今回の連続「移動性高気圧」には通用しないようだ。
「天気の変化」読み取る万能ツールはなかなかない。
▼高層天気図もしかりであった。
しかし、あきらめない!!
高層天気図の面白さみつける作業はつづけてみよう。
気圧、気温、湿数、上昇流・下降流等の他にもっとわかることはないのだろうか。

◆極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図(AXFE578)
( 12時間毎(00UTC,12UTC) )

には、「500hPa渦度」というのがあった。
そう上空の大気は渦を巻いているのだ!!縦縞の線の入ったところは「正の渦度」だという、そして「正」とは北半球では低気圧性(左巻き)かの渦巻きだという。
 ナルホド!!台風のところなど+の大きな数字が書いてある。
高気圧のところは-の数字が書いてある。
「上空の大気は渦を巻いている!!」
これを確認するだけでもけっこう面白い!!
▼別の高層天気図を見てみよう。

◆北太平洋300hPa高度・気温・風天気図(AUPN30)
( 12時間毎(00UTC,12UTC) )

 300hPaと言えば基準高度9600m、つまりおよそ10,000m=10㎞上空だ。
なんと言っても目立つのは風だ。
風速50mを超えるような猛烈な風が吹いている。
ジェット気流だ!!
コトバでは知っていても、実際に確認して見ると感動だ!!
「光は東から 天気は西から」も少し納得した気分になる。
▼繰り返す
「私たちは大気の海の底に暮らしている!!」
「私たちは大気の物理学実験室のなかに暮らしている!!」

「雲見」は、大気の海の底から深海魚が「海の世界」の見上げるようなものだ。
「海の世界」は渦巻いていたり、ものすごいスピードの流れがあったりすること知ることはとても面白いことなんでないだろうか。
 「大気の海の世界」には「ふしぎ!?」がいっぱいだ!!
 
高層天気図は、この「ふしぎ!?」の謎解きにきっとヒントを与えてくるものがあるはずだ。
やっぱり「高層天気図は面白い!!」言い続けてみようと思う。
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