実生「コヒガンバナ」物語の今!! #ヒガンバナ
▼連日のノーベル賞受賞のニュースがなぜか他人事ながらうれしい!!
それぞれの受賞者の「私の科学」に刺激を受ける。
私自身の「私の科学」に比べれば、レベルも規模もまったくちがう。
でもやっぱり 「ふしぎ!?」の謎解きは面白い ということでは共通している気がする。
昨日(2015/10/06)、種から育てている実生「コヒガンバナ」を観察しながら、少しこれまでの研究の流れをまとめて置きたいと思いだした。
まず昨日の現況から、49個の小さな球根のうち、40個から葉が出てきた!!
長い葉で優に10㎝を越えている。
ひとつだけ球根が顔を出しているものからは、2つめの葉が伸びてきている。
▼そもそも話からはじめよう。
かねてより私は、種子で殖えることもできる「コヒガンバナ」の種子を手に入れたかった。
それを手に入れて自分の手で育ててみたかった。
「2倍体」を自分の手と眼で実感してみたかったのだ。
その幸運は突然やってきた。
【2014年10月26日】
理科の研究会の場でY先生から、「これが、コヒガンバナの種子!!」と大量に分けていただいた。
その後、同じ「ふしぎ!?」を追いかける友人に少しだけ「おすそ分け」して、私の手元に51個の種子が手元と残った。それを私は、水で湿らせたティシュと一緒にチャック付きナイロン袋のなかにいれ保存した。
▼今年の春までそのままであった。
【2015年4月】
「発芽」の気配のある種子が出てきたので、51個の種子を「土ポット」と密閉できて、濡れたティシュを敷いた「育苗ケース」(勝手にそう呼んでいるだけ、100円ショップ入手)に入れた。
最終的に51個のうち49個が「発芽」した。これを「発芽」と呼ぶのか、私は知らない。
根が出てきたのだ。緑の部分があるものの、その根の一部が膨らみはじめた。
小さな小さな球根(鱗茎)ができはじめたのだ。49個のうち、42個を小さな種蒔き植木鉢に移した。
使用した土は市販の「種蒔き土」である。
7個については土ポットに入れたままにして置いた。
▼【2015年9月】
土の中に眠っていた小さな球根から葉が伸び出して、今日にいたる。
これがきわめて大雑把なこれまでの実生「コヒガンバナ」物語のあらすじである。
この後、どのように展開していくのかは未知である。
葉はどこまでのびるか?
葉は今年は一枚だけなのか?
そして葉はいつかれるのか?
根はどうだろう?
球根は大きくふくらんでいくだろうか?
何年これを繰り返せば花茎が伸びてきて花を咲かせるだろう?
そこまでたどり着けるだろうか?
すべてが未知だった。
だから面白い!! とも言える
【2014年10月26日】
【2015年4月】
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