「雲見」と10月の「観天望気」!!(3)
▼朝露がとても美しかった!!
いくら大気中に水蒸気が含まれていると理屈でわかっていても、やっぱり目に見えてこそ納得だった。
アメダスで確認してみたら、昼間と朝では10数度の温度差があった。
これでは含みきれなくなった水蒸気は、はみ出さずにはおれなかったのだろう。
はみ出しものがつくった芸術作品は、やがて秋晴れののなかに消えていった。
▼10月の「天気コトワザ」の最後。
◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)
からの引用させてもらう。
(21)出雲は天気、入雲は雨
(22)落葉早ければ雪が早い
(23)秋に雨が降ればネコの顔が三尺になる
(24)渡り鳥早き年は雪多し
(25)秋の霞は三〇日以内に大雪となる
(26)東風吹けば雨
(27)落葉前に雪がくれば雪が少ない
(28)朝日天を焦がすごとく赤ければ大風
▼10月も後半になれば、雪のたよりを聞くことも多くなってくるだろう。
目に見えない水蒸気も液体、固体と状態変化して可視化される。
そこには熱エネルギーの出入りが深く関与していた。
紅葉・落葉の季節でもある。それは化学変化だ!!
そう考えてみると、『天気の変化』とはまさに総合「科学」そのものだった。
▼私には、もうひとつ10月の「雲見」にぜひ参考にしたいものがあった。
◆『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社)
この本の10月(神無月)のところには、14枚のきれいな写真が出ていた。
「うろこ雲」「秋晴れ」「初冠雪」「秋の日はつるべ落とし」「秋風」「扁平雲」「ひつじ雲」「彩雲」「腹巻き雲」「火映現象」「歪んだ月」「台風接近」「異常な朝焼け」「夕焼け雲」である。
はたして私の「雲見」でこのうちいくつのものを見ることができるだろう。
10月はとんな「雲見」であえるだろうか。楽しみである。o(^o^)o ワクワク
大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから27週目であった。
水栽培池の方で、池からはみ出した葉が枯れぶら下がっていた。ここにも私は秋をみつけた。
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