「雲見」と「宇宙見物」でまるごと空を楽しむ!!
▼朝起きたら西の空の月を撮るところからはじめた。
天頂の冬の大三角形、オリオン座。東の金星、木星の惑星!!
早朝「宇宙見物」をたっぷり楽しむ。
やがて「一日でいちばんきれいな空」のときがやってくる。
そして、日の出。
一日の「雲見」のはじまりである。
▼朝の「雲見」は秋晴れであった。
秋晴れもと地上の観察もいろいろ興味深い。
・割れる石榴
・復活した彼女(ジョロウグモ)
・完熟に向かう「自然結実」ヒガンバナ
やがて「雲見」の空はにぎやかになってきた。
あわや雨が降り始めるのかと思うまでになった。
しかし、その雲たちは消え、つるべ落としの日は沈んでいった。
▼「雲見」と「宇宙見物」はほぼ毎日の日課となってしまっていた。
「雲見」のコトバは宮澤賢治からの借りものである!!
眺(なが)めても眺めても厭(あ)きないのです。そのわけは、雲のみねというものは、どこか蛙の頭の形に肖(に)ていますし、それから春の蛙の卵に似ています。それで日本人ならば、ちょうど花見とか月見とか言う処(ところ)を、蛙どもは雲見をやります。
「どうも実に立派だね。だんだんペネタ形になるね。」
「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね。」
「実に僕(ぼく)たちの理想だね。」
(宮澤賢治『蛙のゴム靴』(青空文庫)より)
▼「宇宙見物」のコトバは寺田寅彦からの借りものである!!
好きなもの 苺 珈琲 花 美人 懐手して 宇宙見物
これは寺田寅彦が昭和9年の一月に詠んだ短歌である。
「懐手して 宇宙見物」が気に入ってしまってお借りしている。
「雲見」も「宇宙見物」も誰でもいつでもできること!!
それがいちばん気に入っているところだ。
自分ひとりでやるだけでも楽しいが、多くの人と一緒にやったらもっと楽しいだろうなと思う。
でもそれは必須ではない。
いろんな楽しみ方があっていいのだから
さあ、今日も早朝「宇宙見物」からはじめた!!
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