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どのヒガンバナにも、それぞれの「物語」が!! #ヒガンバナ

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▼今年はこの株から何本のヒガンバナが燃え立つだろう?
 この株は、ずっとずっと昔から私の「定点観察地」であった。
最初は、我が家の門先にたどり着いた1個の球根であっただろう。
そこは門先であると同時に、人も車も通る道端でもあった。
 いつからかその存在に気づき、ここならいつでも忘れずに観察できると思い、ここを「定点」と決めた。
▼この「定点ヒガンバナ」の古い「記録」が残っていた。
1999年、今から16年前の「記録」である。

◆楠田純一のヒガンバナ観察日誌
観察日誌Ⅰ/ 観察日誌Ⅱ/ 観察日誌Ⅲ
 /観察日誌Ⅳ /観察日誌Ⅴ

50日間の観察日誌だ。
今に比べると株は広範囲に拡がっていないことがわかる。
花芽が顔を出した時期は、今年ととてもよく似ている。
 現在の位置へ、やも得ぬ事情から「引っ越し」してきたが、「定点ヒガンバナ」であることには変わりはなかった。
▼そうこの一株にも「物語」があったのだ。
それはこのヒガンバナにかぎったことではない。

どのヒガンバナにも、それぞれの「物語」がある!!

日本のふつうのヒガンバナは、種子をつくらない(今のところそうしておこう)。
ならばどうして殖えるか。
「分球」である!!
球根が「分球」することにより殖えていくのである。
 だから、風で種が飛んできてとか、鳥が実を食べて遠くへ運ぶなどと言うことはないのである。
誰かがその球根を運ばなければそこにはないのである。
人が目的を持って運んだ場合もあるだろう。動物が土地をかき混ぜてということがあったかも知れない。
洪水で水の流れが運ぶ場合もあっただろう。
いずれにしても、そこにいたるまでの「歴史」があり、「物語」があるのである。
▼この時期、野を歩いていると思いもよらぬところに突然、赤く燃え立つヒガンバナをみつけて驚く。
まさにある日突然である。去年までまったく気づかなかったのに…。
そのヒガンバナにもまた、そのヒガンバナ固有の「物語」をもっているのである。
その「物語」を想像しながらながめていると、ヒガンバナ観察も益々面白くなってくるのであった。

 全国の多くの人が自分の「定点ヒガンバナ」を持ち、定点観察の情報交換がすすめば、ヒガンバナ研究も
さらに面白くなってくるだろうな。もうはじまっているけど…o(^o^)o ワクワク

 もうひとつの「定点観察」しているものがあった。こちらは歴史がまだ浅かった。8年目である。
大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから24週目であった。もう「枯れ」モードに入っていた。

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