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新・「自由研究」のすすめ試論(112)

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▼「風を背にして立つとき、左手前方に低気圧の中心がある。」(ボイス・パロットの法則)
ほんとうだろうか?
 昨日(2015/08/25)、朝からいつもの「雲見」定点観測地に立ち、台風15号の「現在地」と見比べながらやってみた。例のアメダスで刻々と記録されていく風向でも確認してみた。
ホントウだ!!
アタリマエだけどいたく感動した。
私はやっぱりホントウに「大気の物理学実験室」のなかで暮らしているんだ!!
▼今年の夏、最大の「発見」も同じようなことだった。
寺田寅彦は「海陸風と夕なぎ」(青空文庫より)のなかで次のように教えてくれていた。

 夏期瀬戸内海(せとないかい)地方で特に夕なぎが著しいのはどういうわけかと思って調べてみると、瀬戸内海では、元来どこでもいったいに強くない夏の季節風が、地勢の影響のために特に弱められている。そのために海陸風が最も純粋に発達する。

 こう言われても私はまだピンと来ていなかった。自分がその「瀬戸内海地方」に暮らしているという意識がなかった。瀬戸内海は遠くに思っていた。
 試しに例のアメダスの記録を見て驚いてしまった。昼と夜では、まったく違う方向から風が吹いているのだ。
まさに「海陸風」の典型がみられたのである。
「海陸風」は教科書の世界の話ではなかったのだ。
▼ここまでだけでも私にとっては「大発見」だったが、まだその続きがあった。
2015/08/08 科教協のナイターで
◆『気象学から見た大気環境-風のモデル実験』(河野 仁 兵庫県立大学名誉教授)
のお話を聴いた。
 「風はどうして生まれるのか」からはじまって具体的な実験を伴ってのお話はとても興味深く、面白かった。
それだけではなかった。
レジメの中に「福崎」の文字をみつけたのだ!!
「関西の代表的海風」「関西の代表的陸風」「播磨平野の海陸風」「海陸の気温差と海陸風の出現がよく対応している(播磨平野、8月)」というお話のなかに登場するのである。
「播磨平野の海陸風の統計的解析」の研究ももうすでにすすんでいたのである。
もう間違いなかった。
私は「海陸風」典型の「実験室」なかで暮らしていた!!
▼今年の「自由研究」すすめの2つ目の課題の

(2) プロの「研究者」との連携!!

がここにあると思った。
 自分が「ふしぎ!?」と思うことは、きっとこれまでにも「ふしぎ!?」と思った人がいたはずだ。
 そして、その「ふしぎ!?」の謎解きのプロ「研究者」がいるはずだ。
そこから大いに学びたいものだ!!

 そして、もうひとつのことも確認した。
最大の「ふしぎ!?」はいつも最も身近にある!!

さあ、台風一過の「雲見」どんなものだろう。

(つづく)
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