新・「自由研究」のすすめ試論(110)
▼雨あがりの草むらを歩いた!!
そこはまさに「クモ天国」だった。ナガコガネグモをはじめ何種類ものクモたちがネットを張っていた。
ネットは縦タイプのものもあれば水平タイプのものもある。
せっかく造っているネット を避けて畦道を進もうとすると一歩も前に進めない状態だ。
巧みな糸技を見物させてもらっていると時間が過ぎるの忘れてしまう。
例のジュズダマに造られた子グモたちの「団居」もまだ続いていた。
なぜなんだろう!?
やっぱり、私の作業仮説「クモは観天望気をやっている!!」は正しいのでは。
▼「クモ学」は今年もやっぱり面白い!!
今年の私の「自由研究」ネタのひとつでもあった。
「自由研究」と言えば、そろそろ今年の取り組みをまとめておく時期が来ていた。
今年の取り組みに3つの課題を設定していた。
(1) 大人の「自由研究」!!
(2) プロの「研究者」との連携!!
(3) 「研究発表」の場の創設!!
どこまで来たのだろう?
現在地は?
▼(1)(2)については、それなりにけっこう進んできたように思う。
でも(3)については、提案したそのままだ。
まったく進んでいないと言ってよい。それはそれでもいいと思っている。
今年の夏で歩みをとめるつもりはさらさらないので、そのうち道が拓けるかも知れない。
もうひとつ妙な提案をしていた。
<トハタツ>方式!!
である。
・<トイカケル> 自然そのものにトイカケル(問いかける)!!
・<ハタラキカケル> 自然にハタラキカケル(はたらきかける)!!
・<タノシム> 自然を観察すること自体をタノシム(楽しむ) !!
・<ツキアウ> 自然とこれからもずっとツキアウ(つき合う) !!
▼今、ファーブルの昆虫記「クモ」を読んでいる。
驚いた!!
ファーブルも<トハタツ>方式そっくりそのままやっているのだ。
さすがだと思った。
急に<トハタツ>方式に自信が持てるようになった。
朝の散策から帰ってから、大賀ハス観察池の観察をした。
蓮根の植え替えから21週目であった。いちばんたくさんの種子を手に入れることになった第7大賀ハスの果托が、首をうなだれるように下向になっていた。
それをじっくり見ているとわかってきた。枯れた葉がぶら下がっているのに酷似していた。
きっと果托(花)は葉が進化してできたものだ!!
ここでも<トハタツ>使ってみたくなった。
(つづく)
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