コガネグモの「引っ越し」と「雲見」!! #クモ学
▼なんという蒸し暑さだ!!
昼も夜も続く蒸し暑さだ。いつもの「雲見」の空も同じことをくりかえしていた。
臨界点に達した雲は雨となって落ちてきた。
時には雷をともないはげしく!!
一昨日の真夜中のはげしい雨は、コガネグモに応えたのだろうか。
もっとも近くにいたコガネグモが居なくなってしまった。
一時は最後の一匹になって居座っていたやつなのに…(/_;)
夕方になってやっとゆっくり観察に行くことができた。
やっぱり居ない!!
周囲をかなりていねいに見回すが居ない。
あきらめきれない思いを引きずりながら、次の今期最高のビッグサイズの貴奴のところへ行った。
こちらは平気な顔をして、いつものように居た!!
気おとりなおして、次の山ぎわの観察地に向かおうとしたそのときだ。
なんと貴奴が居た!!はたしていちばん近くいた貴奴なのかは確認できない。
しかし、いつもの場所のヤツはいなくなり、新しい場所に「引っ越して」きたヤツが居ることは確かだ!!
▼山ぎわの貴奴も心配だった。
やっぱりそうだった。クズ群落の近くのヤツは「引っ越し」をして居なくなってしまっていた。
いちばん気にしていたあのスーパーネットの貴奴がますます心配になってきた。
やっぱり消えていた。
今度は簡単にあきらめるわけにはいかなかった。
ひつこくひつこく周囲を捜した。やっぱり居た!!
方向も変えていた。わずか2mばかりの「引っ越し」だ!!
今度は一本だけの「隠れ帯」だ!!
▼私には、前々からシロウトならではの強引な仮説があった。
この貴奴等の「引っ越し」と天気の変化の関係についても言えるかも知れない。
その仮説とは
クモは天気の変化を予知できる!!
である。
私が、「雲見」から明日の天気を<予想>しようとしているのと同様のことを貴奴等はごくごくアタリマエにやってのけているのではないか。そう思っていた。あのバルーニングのタイミングにしてもそうだった。
なにしろ貴奴等は4億年も前からこの地球上に暮らしてきて、そして今もここに生き延びているのだなから。
▼貴奴等にとって天気の予知は、死活問題だった。
我々が傘を持って出かけるかどうか程度の問題ではなかった。
「引っ越し」場所を決めるのにも、大いに判断材料となるだろう。
では、どんな「からくり」で、天気を予知するのだろう?
天気情報はどのようにして手に入れるのだろう?
どこにその情報レプターはあるのだろう?脳で記憶できないとすれば、情報の蓄積は?
やっばり「ふしぎ!?」だ!!
今一度、貴奴の体をじっと観察してみる。
やっぱり貴奴等の最大の武器は「糸」だ。そこになにか秘密があるのかも…?(゚_。)?(。_゚)?
(つづく)
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