「雲見」と観天望気!!(4)
▼雨が降り続いていた。やむ気配はなかった。
そんななか「まさかこの雨のなかでは…」と思いつつ、傘をさして庭先のその場所に行ってみた。
居た!!貴奴が居た!!
コガネグモが雨の中、ネットを張りセンター(「こしき」)に待機していた!!
驚きである。こんな雨の中でも獲物はあるのだろうか?
やむにやまれぬ事情があるのだろうか?
同じネットの中に水滴ではないなにか光るものがあった。いくつもあった。
あいつだ!!
シロカネイソウロウグモだ。
家主が雨の中頑張っているのだから、居候としては休んでいることもできなかったのだろうか。
それともイソウロウなりの事情があるのだろうか。
▼「大気の物理学実験室」にも、それなりの事情があるのだろうか。
梅雨は明けたと言われているのに、降り続ける雨!!
そこにも、それなりの事情が。
その事情が見えてくれば、明日の天気を<予想>することもできるのではないだろうか。
「雲見」から明日の天気を<予想>するという私の野望((^^ゞポリポリ)をあきらめてはいなかった。
▼夕方になってやっと青空が見えてきた。
そこに飛行機が飛んだ!!
そして飛行機雲が残った!!
武田康男先生の数ある著書のなかで、特に私のお気に入りの一冊として
があった。そのなかに「飛行機」にふれて二つ書いてあった。
・「飛行機雲がすぐ消えると晴れ」(P20)
・「飛行機雲が成長するとだんだん雨」(P46)
どっちだろう?
私は迷っていた。すぐ消えるわけでもないが、さりとて成長する気配もなかった。
私は、あいだをとって「明日は曇!!」ときめた。
▼前著の2つの項目のどちらのページにもこう書いてあった。
夏は上空の気温が低く、飛行機雲ができやすいです。
私は、コレだ!!と思った。
地上からの「雲見」だけでは、上空の温度や湿り具合もくわしくはわからない。
梯子をかけて登っていくわけにも行かない。
ところが飛行機ならひっきりなしに飛んでいる。
それも、ほぼ高度を決めて…。
こいつの様子をみて明日の天気を<予想>することができるのでは。
現代人ならではの観天望気のアイテム!!
飛行機雲!!
今朝起きてさっそく外へ出てみた。
霧が発生していた。空は曇っていた!!
さて、今日の「雲見」は…。
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