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本日(2015/07/25)、第103回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼私たちは、「大気の物理学実験室」に暮らしている!!
そう言えば少し大袈裟だろうか。でもやっぱりそれはホントだった。
 雨が降るのも、風が吹くのも、青空も夕焼けも、雷も、台風も、虹も…すべてが、この「大気の物理学実験室」で行われている実験レパートリーのひとつにすぎなかった。
 「雲見」とは、この実験の数々を楽しみながら観察すること。
 昨日も「雲見」三昧の一日だった。
やっと本格的梅雨明けを思わせる青空が広がってきた。
同時に…(^_^;)
▼本日(2015/07/25)は、第103回オンライン「寅の日」である。
7月、8月はこのオンライン「寅の日」でも、連続して「大気の物理学」=気象関係のものを読むことにしていた。
前回は「台風」で、今回は「風」である。読むのは「海陸風と夕なぎ」である。

◆本日(2015/07/25)、第103回オンライン「寅の日」!!

●「海陸風と夕なぎ」(青空文庫より)

▼まずこの文章がいつごろ書かれたものか確認 しておく。
大正11(1922)年8月とある。
寅彦45歳のときである。
ちなみに、この年の11月にはアインシュタインが来日している。
寅彦がいよいよ「寺田物理学」を本格的にはじめようとしていた頃である。
 これは私の勝手な思い込みだけかもしれないが、「大気の物理学」は「寺田物理学」のなかでも大きなウエイトを占めていたのではと思っている。
 物理学者・寺田寅彦には、この「大気の物理学実験室」はどのように見えていたのだろうか?
見えない「大気の運動」は、どのように見えていたのだろうか?

海陸風の原因が以上のとおりであるから、この風は昼間日照が強く、夜間空が晴れて地面からの輻射(ふくしゃ)が妨げられない時に最もよく発達する。これに反して曇天では、輻射の関係で上記の原因が充分に発達しない、のみならずそれが低気圧などの近づいた場合だと、この影響として現われる風がこのような地方的の風に干渉していわゆる海陸風の純粋な発達を隠してしまう。しかし、そのような場合でも詳細に調べてみると、やはり海陸風に相応する風の弛張(しちょう)が認められない事はないのである。
  見えにくい場合も、くわしく見ればれば「物理法則」は有効であると言っている。 そして、「夕なぎ」についてもこう言っていた。
夕なぎというのは昼間の海風から夜間の陸風に移り変わる中間に、一時無風の状態を経過する、その時をさして言うのである。従って夕なぎが完全に行なわれるためには、低気圧による風や、また季節風のごときが邪魔をしない事が必要条件である。  夏期瀬戸内海(せとないかい)地方で特に夕なぎが著しいのはどういうわけかと思って調べてみると、瀬戸内海では、元来どこでもいったいに強くない夏の季節風が、地勢の影響のために特に弱められている。そのために海陸風が最も純粋に発達する。従って風の変わり目の無風が著しく現われるのである。

これは、もう物理学者の眼であった。
▼いつものことながら、この文の本意は後半にあった。
こうだ!!

 それで、各地方でこういう風の日々変化の習性に通じていれば、その変化の異常から天気の趨勢(すうせい)を知る手がかりが得られるわけである。

そして、最後に「気象学」へ読者を誘う!!

 以上は一通りの理論から期待される事であるが、実際の場合にどこまでこれが当たるか、各地方の読者の中で気象のほうに興味を持たれるかたがたの各自の研究をおすすめしたいと思うのである。

誘われた私は、あのアメダスにツナイデみた。
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