Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(78)
▼昨日の雨は朝方にやんだ。
でも空気は水蒸気はたっぷり含んでいるだろうことは肌で感じた。
大賀ハス観察池をじっくり観察した。最初の「あこがれの4日間」はまだかと3つの蕾を観察していた。
「水栽培池」の方にも目を転じた。
そのときだ!!そいつを見つけたのは。
なんと
そこからも花芽が伸びてきているではないか!!
今年の大賀ハス第4号だ!!
これで梅雨明けまでは確実に大賀ハスを楽しめそうだ。
▼大賀ハスの葉の上をころがる水滴をながめながら思いついたシロウトならではのトンデモ「作業仮説」とは次のようなことだった。
思いつき発端は、シュレーディンガーのあの話を思いだしたのだ。
いま仮に、コップ一杯の水の分子にすべて目印をつけることができたとします。次にこのコップの中の水を海に注ぎ、海を十分にかきまわして、この目印のついた分子が七つの海にくまなく一様にゆきわたるようにしたとします。もし、そこで海の中のお好みの場所から水をコップ一杯汲んだとすると、その中には目印をつけた分子が約100個みつかるはずです。(『生命とは何か』シュレーディンガー著岡小天・鎮目恭夫訳 岩波文庫 P18より)
▼これはシュレーディンガーが「原子の大きさ」を説明するのに、ケルヴィン卿の使っていたたとえ話を引用したものだ。20世紀前半のこの説明の正確な真偽を私は知らない。
しかし、私には説得力をもつ説明であることは確かである。
ここで問題としたいのは、「原子の大きさ」のことではない。水蒸気=水の分子のことだ。
このたとえ話にならって、
「分子に目印のついたコップ一杯の水をあたたかい東シナ海に注いだとすると」
そしたら
・今、大賀ハスの葉の上をころがる水滴のなかに何個ぐらい目印のついた水分子がみつかるだろうか?
・いやそもそもみつかるものだろうか?
・みつかるとすれば、それは水を注いでからどのくらいの期間を経ってからであろうか?
・どんなプロセスを辿ってここまでやってくるのだろうか?
・やってこないとするなら、それはどうしてだろう?
等々
妄想にも似た「作業仮説」を立ててみたのである。
▼こんなこと思いはじめたのもきっとあの「水蒸気前線」のことを少し勉強しはじめていたからであろう。
「梅雨前線」のカラクリをもっともっと根っこのところから知りたい。
・水蒸気(水)はどのように循環しているのか?
・雨はどのようにして降るのだ?
・積乱雲はどのようにしてできるのか?
・大気はどのように動いているのか?
・ジェット気流と梅雨前線の関係は?
・集中豪雨はどこに?
・「大気不安定?」って何?では「安定」は?
・そもそも大気は「梅雨」で何をしようとしているのか?(神様目線で…(^^)V)
どうもわかったつもりになっていた「梅雨前線」には、私の知らない「ふしぎ!?」がまだまだつまっているようだ。
今年の「梅雨前線」はこれまでとちがって見えてくるから、これまた「ふしぎ!?」だ。
今日はどこにいるのだ「梅雨前線」!?
(つづく)
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