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本日(2015/06/19)、第100回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼ここまでしか開かなかった!!
昨日(2015/06/18)は、第2大賀ハス「あこがれの4日間」の一日目であった。
あいにくの雨だった!!
前日の夕方の<予想>では、もう一日後だと思っていたが、そうではなかった。
雨の中であっても定刻になれば、開きはじめた。しかし、あるところまでは開いたらそれ以上は開かなかった。
いつもなら全開になる8時過ぎにはもう閉じ始めていた。
なんとフレキシブルな対応だ!!
定刻通りのいつもの開閉のシステムにも感心するが、雨ならばそれに応じたこのフレキシブルな対応にはもっと驚きだ。
 やっぱり寅彦のあの言葉を使わせてもらおう。
「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」
▼本日(2015/06/19)は、ついに第100回オンライン「寅の日」だ!!
 2012年4月よりはじめたこの小さな歩みもついに100回目を迎える。
なんとも感慨深いものがありますね。
 今月のテーマは、「科学と研究」「研究の方法」である。
今回は100回記念にもふさわしい内容の「研究態度の養成」を読む。

◆本日(2015/06/19)、第100回オンライン「寅の日」!!

●「研究態度の養成」(青空文庫より)

▼いきなりこんな文章からはじまる。

理科教授につき教師の最も注意してほしいと思うことは児童の研究的態度を養成することである。与えられた知識を覚えるだけではその効は極めて少ない。

あれ!?いつの時代の話だ。
最後をみたら、(大正七年十月『理科教育』)と書いてある。大正七年(1918)と言えば97年前、ほぼ100年前だ!!
 いつものことながらこの事実に驚く。たった今書かれたものと言ってもそう違和感はないのである。
寅彦はいつもきわめて今日的である!!
 私は、この文章を科学者・寺田寅彦からの「理科教育」への熱き「エール」として受けとった。

理科教育でもっとも肝要なことはこれだと言っていた。

これには最も必要なことは児童に盛んに質問させることである。何の疑問も起さないのは恥だという風に、訓練することが必要である。

続けて

そうして児童の質問に対して教師のとるべき態度について二つの場合があると思う。その一は児童の質問に答うることの出来なかった場合である。その二は教師がよく知って答え得る場合である。

それぞれの場合に対して対応まで示唆してくれていた。
「その一」の場合は

この時はむしろ進んで、先生はこれを知らない、よく調べて来ましょう、皆さんもまたよく考えてお出でなさい、いろいろ六(むつ)ヶしいまた面白いことがあるだろうと思いますといった風に取扱ってほしい。とにかく児童には、知らないことが恥でない、疑いを起さないこと、またこれを起しても考えなかったり調べなかったりすることが大なる恥である、わるいことであるといった精神を充分鼓吹(こすい)してほしいと思う。教師がこの態度になることの必要は申すまでもなかろう。

「その二」の場合は
そこでこういう場合は、いろいろ六ヶしいことがあるが、簡単に説明すればこうだ、皆さんこの外どういうことがあるか考えて御覧なさいといった風にして、彼等の求知心を強からしめ、研究的態度に出でしむるようにありたい。科学的の知識はそうそうたやすく終局に達せらるるものではない事を呑み込ませて欲しいものである。時には更に反問して彼等に考えさせることも必要である。勿論児童の質問があるごとにかように話しているわけにはゆかないが、教師の根本態度が、この考えであってほしいのである。

▼さらには「これから」を考える上でのヒントまで書いてくれていた。
科学の教え方に時々歴史的の色彩を加味するのも有益である。勿論科学全体の綜合的歴史はとても教えることは出来ないが、ある事項に関する歴史でよろしい。

まだある。私などには少し耳の痛い「注意点」まであげてくれていた。
ただ一つ児童に誤解を起させてはならぬ事がある。それは新しい研究という事はいくらも出来るが、しかしそれをするには現在の知識の終点を究めた後でなければ、手が出せないという事をよく呑み込まさないと、従来の知識を無視して無闇(むやみ)に突飛(とっぴ)な事を考えるような傾向を生ずる恐れがある。

なんとも肝に銘じておきたいところである。
 どれもこれもが100年の時空を超えて今なお、いや「今こそ」有効だと思う。

100回のオンライン「寅の日」を通して感じ続けてきたこともう一度繰り返しておこう。
寅彦はいつもきわめて今日的である!!

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