新・「自由研究」のすすめ試論(107)
▼梅雨の晴れ間に畑のジャガイモ掘りをした。
長さ10メートルばかりの二畝である。掘る前にあのジャガイモの「実」2個を確保しておいた。
実際に木を引っこ抜いて作業をはじると、なんとその2個だけではなかった。
「あれ!ここにも…!!」となり、最終的には5個の「実」を手に入れることができた。
ほんとうにそのかたちはミニトマトだ。(ジャガイモはトマトと同じくナス科の仲間)
それにしても、わずかばかりの土地に5個もみつかるとは、たまたまの「偶然」とは言い切れぬ頻度だ。
ひょっとしたら、ジャガイモも想像する以上の頻度で「花から実」になっているのかも知れない。
少しジャガイモの「ふしぎ!?」を少し追ってみたくなった。
▼「ふしぎ!?」なんて身近なところにいくつもころがっているものだ。
「ふしぎ!?」を研究する「自由研究」!!。
気づいたらもう6月10日を過ぎていた。もうそろそろ夏休みの「自由研究」を話題とする時期である。
私は、7年前に「理科の自由研究」の研究のページをつくり、そこで新・「自由研究」のすすめ試論を展開してきていた。
最初は子どもたちへの「自由研究」のすすめ が目的であったが、それはいつしか自分自身が「自由研究」を楽しむということが中心となってしまっていた。(^^ゞポリポリ
▼そこで今年は、これまでのことをふまえて3つの提案を中心にこの試論を展開する。
その3つの提案とは次のようなことである。
(1) 大人の「自由研究」!!
(2) プロの「研究者」との連携!!
(3) 「研究発表」の場の創設!!
▼少し詳しく、今 頭にあることを書いてみる。
(1) 大人の「自由研究」!!
このときの大人とは「学生・教師・一般」(こんなわけ方が適当かどうかわからないが)を意味する。
要するに誰でもいいのである。
これまで子どもたちの「自由研究」を中心に考えてきたが、それから発展して大人バージョンの「自由研究」を考えていこうというわけである。
こんな面白いことを子どものものだけにしておくのはモッタイナイ!!
羅列してみる。
・誰もが 私の「ふしぎ!?」を持っている!!
・私の「ふしぎ!?」を私の「科学」にまでツナゲル!!そのプロセスこそが「研究」だ!!
・最大の「ふしぎ!?」は、最も身近にある!!
・「ふしぎ!?」の謎解きを楽しむことこそ「科学」の原点だ!!
・「最もよく学ぶものは 最もよく教える」はここでも有効だ!!
・「研究」は時空を超えて人と人をツナグ!!
・「研究」は一生モノ!!
(つづく)
| 固定リンク
コメント