Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(63)
▼大賀ハス蓮根の植え替えから5週目であった。観察池には6枚の浮葉が伸びてきていた。いちばん元気な葉は池をはみ出さんばかりに伸び、精一杯葉を広げていた。それはまるで「もっと光を!!」と絶叫するようであった。見る度にその面積はひろがっていっている気がした。
今年は、となりに用意した「水栽培」の鉢3つ。皮肉なことに現段階ではそちらの方が葉がたくさん拡がっていた。こちらの方にはいくつの「あこがれの4日間」がやってくるだろうか。それも楽しみである。
▼年間通して観察する「大賀ハス観察池」。これは私のミニビオトープでもあった。
季節の移りかわりを読み取る「気象観測器」でもあった。初氷や初雪もこの観察池で読み取っていた。
もうひとつ「気象観測器」しているものがあった。
定点観測地のヒガンバナだ。これも年間を通して観測していた。
それにさらにひとつ加えたいものが出てきた。それは「クモ」だ!!
偶然出会ったコガネグモやゲホウグモたちが教えてくれた「クモ学」の面白さ!!
そのくらしぶりを見ているとどう考えても、「天気の変化」「季節の移りかわり」をいちはやく読み取るレセプターをもち、その変化に対応する高度なスキルを持っているとしか思えなかった。
今年も春のはじまりの畑では、たなびくクモの糸をいっぱい見た。
今はいたるところでネットをはり始めた。
今年もクモたちのくらしからいっぱい学びたい。
そして、クモたちのくらしぶりをもうひとつの「気象観測器」にしたい。
▼気象庁のページにもそんなページがあった。
◆気象庁・生物季節観測の情報
である。
日本列島の「季節の移りかわり」「天気の変化」を俯瞰することができてとても面白い。
生きものたちのくらしから「天気の変化」を学びつづけたいものだ。
それはきわめて面白い「科学」であるから。
▼Webテキスト『天気の変化』のなかにも「大気の物理学」ばっかりでなく、こんな視点をぜひとも入れていきたいものだ。
それでこそ使いモノになるWebテキストになるのだろう。
まだまだ道は遠い!!
楽しみながら、ゆっくり 急ごう。
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