南方熊楠を訪ねて(2)
▼何故、今「熊楠」なのか!?
それはしばし保留にしておくことにした。
まず今考えられるベストの条件・環境をつくってもらった。この機会を生かささない手はない。
6年ぶりに「熊楠」を追ってみようと思う。
▼和歌山に着いたのはちょうどお昼頃だった。まず最初につれていってもらったのは南方熊楠生誕の地だった。
そこに碑が建っていた。
次に訪れたのは、熊楠がその名の「楠」をいただいたという藤白神社に行った。
ちょうど楠の新緑が鮮やかであった。
精気みなぎる大楠から時空を超えて熊楠の鼓動がきこえてくるようだった。
▼そして、昨日のメインである南方熊楠顕彰館 南方熊楠邸へと向かった。
最も楽しみしていたのは、南方熊楠邸でHさんのお話しを聞くことだった。
過去2回の訪問ともHさんのお話しを聞かせてもらっていた。ほんとうにすごいと思った。
浅学で不案内な人間のとんでもない質問にもほんとうにわかりやすく答えてくださるのだ。
だから、6年ぶりの再訪でもこれを期待していた。
やっぱり期待通りだった。
・最近の「熊楠研究」のこと
・これからのこと
・「南方マンダラ」のこと
・あの柿の木のこと
・熊楠のご家族のこと
・「やりあて」のこと
・粘菌少年のこと
等々 いっばいいっぱい教えてもらった。
シロウトの「思い込み話」「法螺話」まで耳を傾けてもらった。
ありがたい限りだった。深謝。
▼私は私の「文脈」のなかでしか「熊楠」をとらえられなかった。
知れば知るほど圧倒される存在だ!!
今さら学ぶといっても、あまりにも凄すぎる。
でもなんとも惹かれるものがある!!
それはなんだろう???
私にもできることがあるだろうか???
(つづく)
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