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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(73)

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▼花芽(花茎)はいっきょにのび「つぼみ」が追い抜いた立葉の間からひょこりと顔をのぞかせていた!!
花芽が水面に顔を出したのは26日(火)の朝だった。それがたった5日間で28㎝の高さにまで成長していた。
 昨日は大賀ハス蓮根の植え替えから9週目の定例観察日だった。
この調子だと予想以上に「あこがれの4日間」は早くやって来そうだ。
「梅雨入り」とどちらが早いだろう?
昨日夕方になったら、少しだけパラパラとした。
でも今朝はもうやんでいた。
▼いよいよ5月が終わりだ。
愛用の「世界気象カレンダー2015」をめくってみた。
6月、そこにとても興味深い記事があった。

・6月:オホーツク海高気圧? いいえ、はじめまして、黄海高気圧です
 茂木 耕作 (独立行政法人海洋研究開発機構 基幹研究領域 大気海洋相互作用研究分野 MJO発生・発達過程研究チーム)

実に面白い!!「梅雨入り」を意識しながら読むと ( ゚o゚)ハッ
 授業で何度も「梅雨前線」をやってきた。
北の冷たく湿った「オホーツク海気団(高気圧)」と南の温かく湿った「小笠原気団(高気圧)」とが「おしくまんじゅう
」をやる。どちらもなかなかがんばって勝負はつかない。温かい空気のかたまりは「上がると ザアザア」でたいへんな雨を降らせる。それが、私の描いたストーリーだった。
 そう自分でも説明しながらも、今ひとつすっきりしないものがあった。なにかモヤモヤとした「ふしぎ!?」があった。東の方の梅雨前線はなんとなくそのストーリーでわかるが、西の方がいまひとつわからなかった。
沖縄・九州あたりの梅雨前線って北の方から攻めてくるのって、ほんとに遠く離れた「オホーツク海」からやってくるのだろうか。別の何者かが…?(゚_。)?(。_゚)?でも深くはこだわらなかった。
 まずは、同じ「ふしぎ!?」をもっていた人がいたことに感動だ。
そして、その「ふしぎ!?」を追求していることにまたまた大感動だ!!
「黄海高気圧」!!
はじめて聞く名前だった。
「黄海高気圧」で検索してみた。
同じく名付け親の茂木耕作さん文章がヒットした。読んでみた!!ナットクだ!!(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン
続けて、YouTube、ニコニコ動画でモテサクさんこと茂木さんの話をたくさん聞いてみた。
実にわかりやすい、ナットクの説明だ!!
「黄海高気圧」に関する話もさることながら、
「天気図を楽しもう」
「気象情報にふりまわされてはつまらん!!」
「天気図にドラマを…」 
等々の提言に大いに共感した。
とりわけ
「気象学」でなく「気象楽」を!!
の主張に大大賛成だ!!
▼とてもうれしい気分になってきた。やっぱり「天気図」は面白いんだ!!
モテサクさんの言うこと、ほんとうだろうか?
自分でも過去の「天気図」で確かめてみることにした。
◆気象庁・日々の天気図
どうやらホントだ!!
今日の天気図もあけて見た!!イタ!!
「黄海高気圧」!! 
今年の梅雨はコイツに注目だ!! 

 おかげ、今までぼんやりしていたものがハッキリしてきた!!
「Webテキスト『天気の変化』って何?」
人に聞かれたら、
「私にもまだわかっていないので…(^^ゞポリポリ」とお茶を濁してきた。
私に可能かは別にして今はっきり言える。

「Webテキスト『天気の変化』は、これからの「気象楽」のためのテキスト!!」

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(72)

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▼まだまだ「真夏日」が続いていた。32℃を越えいた。
どうなっているのだろう!?
この暑さに誘われて顔を出した大賀ハスの花芽はたった三日で、すべての立ち葉を追い抜いて頂点に達していた!!なんとその高さは25㎝にもなっていた。見る度に高くなっていくのだから驚きだ。
▼炎天下での「雲見」も続けていた。
誰かが気儘にイタズラ書きでもしているように刻々と変化自在に雲が姿かたちを変えていった。
これだけから、明日の天気を<予想>するというのはなかなか至難の業であった。
 <予想>の前に願望が先立ってくる。
「もうそろそろ一雨降ってくれ!!」と叫びたい気分だ。
そうだ!!
「梅雨とは」「梅雨入りはいつ?」を科学しようとしていたのだ。
 今は、悠長に「科学する」なんて言っているが、田植えを自分でやっているころはそれどころではなかった。
もっと、もっと切実な問題であった。
 農業にたずさわるものにとって、「水」は死活問題だった。
▼少し横道にそれるが高橋金三郎が『科学の方法』のなかで次のようなことを語っていた。

 科学者の方法は,前にも書いたように,多くの時間,労力,費用,技能を必要とするものだ。同時にそれは人間の歴史の長い積みかさねの産物だ。  科学は技術から生まれた「なんとかしてもっとよく,もっとたくさん,もっとらくに」の願望の歴史の中から技術が生まれ,科学へ発展したのだ。  科学者の直接の祖先は,農民であり職人なのだ。技術の方法と科学の方法に本質的な区別はない。農民や職人の生産の方法には,科学の方法が含まれている。そうでなかったら,一般市民のための理科教育に,科学の方法なんて無用になるだろう。子どもがすべて科学者になるわけではないのだ。(『科学の方法~ 科学的に行動する子どもをそだてるために~』(高橋金三郎編著 新生出版 1987.6.5)P14より)

Webテキスト『天気の変化』のねらいとするところもここにあった。
『天気の変化』における「科学の方法」をみつけたい。
それも使える「科学の方法」を!!
▼本筋にもどろう。
「いつ雨が降るのだろう?」
「ほんとうにこの週末には雨はふるのだろうか?」
「この地域が梅雨に入るのはいつごろなんだろう?」
もう一度根っこから「科学」してみよう!!
この「大気の物理実験室」を立体的にとらえるところから、「ふりだし」にもどって考えてみる。
昨日の「高層天気図」4枚(850hPa、700hPa、500hPa、300hPa)をプリントアウトしてみた。
さあ…

(つづく)
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ヒガンバナの実生、その後は…!? #ヒガンバナ

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▼ずっと気になっていることがあった!!
気にはしながらも、次の一手をどのようにうてばいいのか迷っていた。
どこかに前例があれば、それを真似ることができるが、それがない!!自分で試行錯誤を繰り返し、道を切り拓くはかない。
 ヒガンバナの実生である。
 同時に実生に挑戦している同じ仲間のキツネノカミソリ、コヒガンバナについては迷いながらも次の処理をすませていた。「土ポット」から、もう少し大きめの植木鉢に移していた。
 コヒガンバナの種子は最終的に51個中49個が「発芽」した。49/51=96%の発芽率だった。
「発根」してきたのでキツネノカミソリと同じく鉢に植え替えていた。
▼問題は肝心のヒガンバナであった。
これまで私は、交流ある方の「実生」の挑戦2例(石川・香川)知っていた。
くわしい方法をお聞きしなければと思っているあいだに、次と次と展開していき、けっきょく我流でやることになってしまった。
 少しパブリックにされたものとしては
◆ 「ヒガンバナの稔性と発芽について」(瀬戸 良久・武市 早苗・中嶋 克行 神奈川自然誌資料 2011)
を知っていた。
 こちらも連絡を早く連絡を取りたいと思いつつそのままになっていた。
参考にはさせてもらったが、結果的にはここともまたちがった方法になってしまった。
▼私は、この後 論文を書いて、あらためての研究報告をしていく予定はなかった。
私は、ここにこの記事を書いて、これを「報告」に代えたいと思っていた。
この後、このヒガンバナ実生はどう展開するかわからない。
このまま萎れてしまうかもしれない。
そこで「現段階」までをここに記録しておく。
昨年度、採集した「自然結実」した種子のうち、「発芽」したものは6個あった。
土ポットに移して、順調に成長してきたものは、3個だ。
昨日2015/05/28 の段階で3つの様子

A:偶然に福崎町の田んぼの畦にみつけたもの
  鱗茎の部分にあたるところが真ん丸にふくらんできた。

B:家の近くの道端でみつけ水栽培したもの
  鱗茎の部分にあたるところが、「ひょうたん」形にふくらんできた。その部分がずいぶん緑色になってきた。
  光があたる状態になっているせいだろうか。  

C:Bと同様
  鱗茎から出た根っこが土にもぐらせようとしているようにみえる。

▼さて、これをどうしたものだろう!?
土ポットごと大きな植木鉢に植え替えて土をかぶせてしまった方がいいのだろうか。
それはいつ決行すればよいだろう?
ずっとずっと迷っている。
 庭の定点観測地のヒガンバナを見ると、すっかり枯れてしまって地下での活動期に入っていた。
実生の小さな「鱗茎」も、ふつうのヒガンバナのDNAを引き継いでいるのなら地下での活動期に入らせる方がいいのかも知れない???

シロウトの無手勝流研究はいつも迷うことばかりなのである。
記憶するな記録せよ!!
記録したもの公開せよ!!
それが私の流儀だった。
これが次なる展開にツナガル!!ことを信じて…。
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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(71)

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▼ともかく暑い!!
異常な暑さである。前の麦畑の麦はすっかりこげたような色に変わってしまった。
いちばん暑いときは31℃をこえていた。
いつも、夕方にそこまで散歩することを日課にしているアメダスで確認してみた。 
 やっぱりそうだ。昨日(2015/05/27)の16時には31.4℃を越えていた!!
▼この暑さはどこからやってきているのだろう?
突然へんなことを想像してみた。
 もしも大気に温度によって色が付いていたら、どのように見えるかな。
もちろんいつもだったら困るが、必要なときだけ色づきで見えたらいいな。
ずいぶんいろんなことが可視化できるのでは…。
思いだした!!
教えてもらったアプリにそんなものがあることを

◆Windty wind forecast

これを「気温」に合わせて見てみると、思っていたものが見えてきた。
▼しばらく遊んでしまった。
いろんなことができるものだ!!
けっきょく大気は何をしているのか。
 実に大雑把に言ってしまえば、南の温かい空気と北の冷たい空気を混ぜあわせている!!
熱エネルギーの格差是正!!
赤道付近の熱エネルギーを極方向に運ぼうとしている。
そのシステムが「天気の変化」というわけである!!
水の循環をうまく利用していた。それにしてみごとなシステムだ!!
今さらのごとくこのアタリマエに感動すらしてしまうのだ。
▼そうだ。暑さにもどろう。
いったいこの暑さどこまで続くのだろう。
なんとインドでは47℃越えというニュースが流れていた。
インドの上空の大気と日本の上空の大気はツナガッテイル!!
この暑さとインドの暑さとはどうツナガッテイルのだろう!?
梅雨はいつやって来るのだろう!?
この暑さと梅雨はどうツナガッテイルのだろう!?

今日も暑い空の「雲見」をしながら考えてみよう。


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6/20(土)オンライン「寅の日」100回達成記念オフin神戸 案内(決定版) #traday

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▼昨日(2015/05/26)は朝から確かに「真夏日」を思わせる暑さであった!!
そして、大賀ハス観察池に異変が起きた!!昨年より一週間も早く花芽が顔を出したのである。
これで、今年もあの「あこがれの4日間」が一回は訪れること決定である。\(^O^)/
それにしても、5月中にとは驚きである。
連日の暑さが影響しているのだろうか。
順調に成長すれば、6/20(土)のころはどんな展開をみせているのだろう?
▼こちらの方も本格的に「決定」である!!

◆6/20(土)オンライン「寅の日」100回達成記念オフin神戸
である。
 2012年4月より実施してきたオンライン「寅の日」は6/19(金)でついに第100回となります。
そこでそれを記念してのオフを計画しました。ふだんのオンラインとはまたちがって、顔をあわしての話し合い、学び合いは、またひとあじちがった楽しいものになるのではと思っています。
 食事を一緒にしながら楽しく語り合い学び合いましょう!!
【話し合いの内容】
◆私の好きな寅彦の作品
◆寺田寅彦と私の「科学」
◆これからのオンライン「寅の日」
◆「私の科学」の楽しみ
等々を語り合いたいと思います。
もちろん、今から「寅彦」を読むという人も大歓迎です。
さらに付け加えますが、「寅彦」に直接関係しない話題も大歓迎です。

◆「理科」に関係する話題ならなんでも大歓迎!!

いや、むしろその方が寅彦的なのかも知れません。

【日時】
2015/06/20(土)18時~

【場所】
酒と飯のひら井 生田坂店(神戸・三宮)

 
 久しぶりの【理科の部屋】オフも兼ねたいと思いますのでぜひお気軽にご参加ください。
オンラインでのつながりも面白いですが、やっぱり顔を合わしてのオフはとても楽しいものです。
オフははじめてという人も大歓迎です!!
●情報は発信するところに集まる!!
●情報は交叉するところに生まれる!!

▼申し込み等はここに応答してくださるか、【理科の部屋】5またはFacebook版【理科の部屋】でお願いします。
ではお待ちしています。<(_ _)>

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本日(2015/05/26)、第98回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼昨日の朝の散策で私にとってはめずらしいクモに出会った。
そんなつもりでまわりを見渡してみるとずいぶんいろんな種類のクモたちが動きはじめている!!
 一昨年のコガネグモ、昨年のコガネグモ、ゲホウグモたちとの幸いな偶然の出会いからすっかり「クモ学」ファンになってしまっていた。
 さて、今年はどんなクモのどんな姿に出会えるだろう。
そう考えるだけでもワクワクしてくるのである。o(^o^)o ワクワク
▼本日(2015/05/26)は、第98回オンライン「寅の日」である。
 いよいよ100回が近づいて来る。こちらもワクワクだ!!
さて、読むのは前回に引き続き「ルクレチウスと科学」である。
 3回連続で読んできたが、今回がその最終回である。本編の第4巻~第6巻と「後記」を中心に読みたい。

◆本日(2015/05/14)、第98回オンライン「寅の日」!!

●「ルクレチウスと科学」(3)(青空文庫より)

▼これまでのところも正直言って私には難解のところ多かった。
 しかし、伝わってくる「なにか」があった!!
だからわからないけど面白い!!と思っていた。
 寅彦自身も第4巻の紹介・解説から少しスタンスを変えるということを言っていた。
 興味あるところだけを拾い読みのようにして、第6巻まで読み進めた。
そして、第6巻のはじめのあたりで次の文章をみつけた!!

 彼が雷電や地震噴火を詳説した目的は、畢竟(ひっきょう)これら現象の物質的解説によって、これらが神の所業でない事を明らかにし、同時にこれらに対する恐怖を除去するにあるらしい。これはまたそのままに現代の科学教育なるものの一つの目的であろう。しかし不幸にして二十世紀の民衆の大多数は紀元前一世紀の大多数と比較してこの点いくらも進歩していない。たとえば今のわが国の地震学者が口を酸(す)くして説くことに人は耳をかそうとしない。そうして大正十二年の関東地震はあれだけの災害を及ぼすに至った。あの地震は実はたいした災害を生ずべきはずのものではなかった。災害の生じたおもなる原因は、東京市民の地震に対する非科学的恐怖であったのである。科学は進歩するが人間は昔も今も同じであるという事を痛切に感じないではいられない。同時に今の科学者がルクレチウスから科学そのものは教わらなくても、科学者というものの「人」について多くを教わりうるゆえんをここにも明らかに認めうると考えるのである。
   この頃の寅彦は、くりかえし熱く『天災は忘れた頃にやって来る』の警鐘を鳴らし続けていたはず。その姿と重ね合わせて読むと、寅彦がいかに今日的かがわかってくるのである。

「ルクレチウス」に対する賛辞は「後記」に集中していた!!
この最大限の賛辞を読むだけでも、熱いものが伝わってくるのである。

 ルクレチウスの書によってわれわれの学ぶべきものは、その中の具体的事象の知識でもなくまたその論理でもなく、ただその中に貫流する科学的精神である。この意味でこの書は一部の貴重なる経典である。もし時代に応じて適当に釈注を加えさえすれば、これは永久に適用さるべき科学方法論の解説書である。またわれわれの科学的想像力の枯渇した場合に啓示の霊水をくむべき不死の泉である。また知識の中毒によって起こった壊血症を治するヴィタミンである。

 「永久に適用さるべき」と言っているわけであるから、「今日」も射程内に入っているわけだ。
さらに続く。

 現代科学の花や実の美しさを賛美するわれわれは、往々にしてその根幹を忘却しがちである。ルクレチウスは実にわれわれにこの科学系統の根幹を思い出させる。そうする事によってのみわれわれは科学の幹に新しい枝を発見する機会を得るのであろう。

そして、ここまで語っているのである。

 現代の科学がルクレチウスだけで進められようとは思われない。しかしルクレチウスなしにいかなる科学の部門でも未知の領域に一歩も踏み出すことは困難であろう。

▼最後に寅彦はとても興味深い「作業仮説」を立てている。

 今かりに現代科学者が科学者として持つべき要素として三つのものを抽出する。一つはルクレチウス的直観能力の要素であってこれをLと名づける。次は数理的分析の能力でこれをSと名づける。第三は器械的実験によって現象を系統化し、帰納する能力である。これをKと名づける。今もしこの三つの能力が測定の可能な量であると仮定すれば、LSKの三つのものを座標として、三次元の八分一(オクタント)空間を考え、その空間の中の種々の領域に種々の科学者を配当する事ができるであろう。

 LSKの3つの座標軸を設けて「現在地」を確認しようというのである。
これは面白い!!
 これを拝借して「私の科学」の「現在地」を確認するのもなかなか面白い作業かも知れない。

「私の科学」は今どこに!?

次の言葉は示唆的である。

以上の譬喩(ひゆ)は拙ではあるが、ルクレチウスが現代科学に対して占める独特の位地を説明する一助となるであろう。 誤解のないために繰り返して言う。ルクレチウスのみでは科学は成立しない。しかしまたルクレチウスなしには科学はなんら本質的なる進展を遂げ得ない。  私は科学の学生がただいたずらにL軸の上にのみ進む事を戒めたく思うと同時に、また科学教育に従事する権威者があまりにSK面の中にのみ学生を拘束して、L軸の方向に飛翔(ひしょう)せんとする翼を盲目的に切断せざらん事を切望するものである。 

結論が寅彦らしい言い回しで最後にあった。

また一方私はルクレチウスをかりて自分の年来培養して来た科学観のあるものを読者に押し売りしつつあるのではないかと反省してみなければならない。しかし私がもしそういう罪を犯す危険が少しもないくらいであったら、私はおそらくルクレチウスの一巻を塵溜(ごみため)の中に投げ込んでしまったであろう。そうしてこの紹介のごときものに筆を執る機会は生涯(しょうがい)来なかったであろう。

つまりは、この「ルクレチウスと科学」は、寅彦自身の「科学観」の表明なのである。
まだまだ読み解く段階にまでいたっていない。
これを機会にまた何度も「反芻読み」に挑戦してみたい。

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【Web更新5/24】15-21 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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水流れ 匂いとともに 白十字 15/05/23 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-21
週末定例更新のお知らせ
 ftpの調子も完全修復されて定例更新がいつものようにできるようになった。アリガタイ!!
たいした更新をしているわけではない。ほんとうに微更新である。
 しかし、それは私にとっては「存在証明」みたいなものだから、これをやらなければ一週間が終わり、新しい一週間がはじまる気がしないのだ。

◆表紙画像集2015 更新 人里の植物 ドクダミ
 「ドクダミ」という植物、よほどしぶといとみえて刈っても刈ってもいつのまにやらのびてくる。
独特の匂いをもち、その存在は匂いでも主張する。
 昔、陰干しして、「ドクダミ茶」をつくっていたのを記憶する。
ながいあいだアレを飲んだ覚えがない。久しぶりに挑戦してみるかな。
いつのころ陰干しにするかな。もうそろそろなのかな…。
 花は大好きだ。「白十字」という名が気に入っている。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 熊楠についての「作業仮説」を5つ立てた。
 それは大いにサイエンスコミュニケーターに関連すると思っている。
少しずつ少しずつ「作業仮説」を検証していきたいものだ。

◆オンライン「寅の日」 更新!! 
100回目までの提案はした。何度も繰り返し読んだのはどの随筆だろう?
いちど集計をしてみたくなった。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!?  更新!!
 「デジタル教科書」時代をも射程にいれたものであったらいいな。
構想だけで終わってしまうやも知れない。ともかく楽しみながら続けたいものだ。

さあ、新しい一週間!!
ゆっくり 急ごう!! 

  

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(70)

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▼大賀ハス観察池、蓮根の植え替えから8週目の定例観察日だった。
3本の立ち葉が立ち、2本の葉はすでに大きくひろがろうとしていた。
 観察池の水面には大きな浮き葉が何重かに重なろうとしていた。
 日ごとに大きく成長する葉を見ていると今さらのごとく「光合成」という偉大なる営みに感動するのである。
 花芽はいつ顔を出すのだろう。最初の「あこがれの4日間」はいつやってくるのだろう。
それは「梅雨」の時期と重なるのだろうか?
▼そうだ、その「梅雨」だ!!そもそも話を考えていたのだ。
そもそも「梅雨とは?」わかっているようでわかっていなかった。
こんなときは使い慣れた原則にかえるのがいちばんだ。
天気の変化の大原則は2つだった!!

・上がるとザアザア 下がるとカラカラ !!

・光は東から 天気は西から!!

▼このふたつを使って、「梅雨」の謎解き(科学)をあらためてやってみよう。
現象から出発して、正体をあきらかにするから「逆引き」科学だ。
最初に使うのは「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」の方だ。
あんなに雨の降る梅雨だ。
→きっと大気は上がっているはず
→なぜ 上がっているのだろう?
→あたたかい空気のかたまりと冷たい空気のかたまりとの衝突!!
→あたたかく湿った空気(北太平洋気団) 「上がると ザアザア」

実に大雑把であるがなんとなくわかったような気になってくる。
▼ではなぜいつもこの時期なのか?
というもうひとつの「ふしぎ!?」が出てくる。
これにはもうひとつの原則 「光は東から 天気は西から」が関係しているようだ。
「天気は西から」の正体は「偏西風」(ジェット気流)だ。
天気は西から
→正体は 偏西風(ジェット気流)
→ジェット気流 チベット高原・ヒマラヤあたりで二分
→ジェット気流 南側で 「上がるとザアザア」

ここらあたりがいまひとつはっきりしない!!
もう少し くわしく追ってみよう。
ここで 気象庁・高層天気が有効になりそうである。

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(69)

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▼「熊楠」詣でから一週間が過ぎた。
どうやらまたしても私の持病「ばっかり病」が発症しているようだ。
でもこの頃、この持病に対しての自覚症状がちがってきた。
 ひとつの「ばっかり病」が単独でなくすべてがツナガッテいるように思えてきたのだ。
「熊楠学」「寺田物理学」「雲見」「ヒガンバナ」「コウガイビル」「クモ学」…等々すべてが、どこかでツナガリ交叉しているように見えるのだ。
 そこが、熊楠流に言えば「萃点」!!
そこに「私の科学」もあるような…。
▼週間「雲見」予報をするようになってから、2週目が終わろうとしていた。
明日の「雲見」もなかなかうまく<予想>できないのに、一週間先までというとなかなか難しい。
でも、なかなか面白い作業だ。
長期のスパンで大気の動きをとらえる必要があった。
よりグローバルな大気の動きを把握する必要がでてきた。
 私のくらしている「大気の物理学実験室」の時空の拡大を自然にやるようになっていた。
▼もうそろそろ梅雨の時期が近づいているのではと
◆気象庁・平成27年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
を見た。
沖縄・奄美が例年より10日ばかり遅れて入っていた。
では近畿はいつごろだろう!?
それを<予想>してみるのもなかなか面白いかも知れない。
手に入る資料・データあつめて自分で<予想>するのである。
▼ついでに「そもそも」話も面白いかも知れない。
そもそも「梅雨」ってなに ?(゚_。)?(。_゚)?
毎年、毎年つき合いながら、あらためて聞かれるとあまりクリアな答えが出てこないな。
梅雨入りするまでにはなんとかしたいな。

今日も「雲見」しながら考えてみたい。
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「熊楠」についての新たな5つの仮説!!

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▼「雲見」三昧の一日だった!!
「雲見」をしながら、この度の「熊楠」詣でを反芻(熊楠の得意技でもある)していた。
それにしてなかなか得難い体験ばかりであった。
時間の経過とともに「記憶」がうすれるがままにしておくのがモッタイナイ!!気分になってくるのである。
 とりあえず今の自分にできることに取り組んでみようと思う。
▼私は、「熊楠」研究者ではない。そう願っても浅学無知な私にはムリなことだ。
私は「熊楠」ファンのひとりである。
 そして、私は私の「文脈」において、「熊楠」を「利用」(「活用」(・_・)......ン? 今のところいい言葉がみつからない )しようと思っているにすぎない。
 そのために、初回の「熊楠」詣で後でも5つの作業仮説をつくっていた。
今回もそれをやってみようと思う。
 これは、あくまで私の作業のための「作業仮説」である。
前回のものと重なる部分もあるし、後で考えてみるトンデモナイ勘違いということもあるだろう。
 それでもいい!!
▼その5つとは、こうである。

(1) 誰もが「私のマンダラ」を持っている!!

(2) 「新しい博物学」の可能性のヒントがここにある!!

(3) 「熊楠」は、ヒューマンネットワーク構築の達人である!!

(4)  「熊楠」は、これからの「学び方」「研究の方法」を示唆している!!

(5) 「熊楠」は、まちがいなく「これから」の人である!!

▼これだけではなんのことやらわからない。
自分の頭の中でもまだ整理できていない部分もある。
  あくまで頭から消失してしまわないうちの「覚え書き」である。
ひとつひとつの吟味はこれから ゆっくり ゆっくり 急ぎたい!!
特に(5)は、前回とまったく重なる。しかし、今最も強く思っていることなので繰り返しあげてみた。

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【Web更新5/18】15-20 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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新しや 古きはじまり 忍冬 15/05/18 (月)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-20
週末定例更新のお知らせ
 一日遅れの週末定例更新をしようとした。そしたらなんとFTP不調で更新できなかった。
根っこのところを理解していない人間はこういうときに困る。(^^ゞポリポリ
 なんだろうこれは?なんか落ち着かない気分になった。朝起きて、洗顔、トイレをすましていないような気分だ。
なかなか一週間がはじまらなかった。昨日になってやっと更新できるようになった。
まだ完全ではないが…。
 さあ、これで一週間が…

◆表紙画像集2015 更新 人里の自然シリーズ 忍冬(スイカズラ)
 歩いていたら、土手、石垣、竹藪に今、スイカズラがうんと目立ってきた。
白い花と黄色い花とがまるでペアーのように寄り添って咲いていた。
そうかと思ったら白ばかりもあった。
どういうことだろう!?
 どうやら新しく白く咲いて、古くなると黄色くなるようだ。
 新しい白は、古い黄色のはじまりなのか。
どちらも咲いている方がいいな!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「熊楠」を訪ねての旅をここに入れることにした。それが私にはいちばんピッタリときた。
まだまだ反芻作業は途中であるが、とても収穫の多い旅であった。
案内・同行してくださった阪本尚生さんがコースマップをつくってくださった。
ながめていると、いろいろ思いだしてくる!!
S

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 私のなかでは、今妙に「寅彦」と「熊楠」が交叉してくるのである。
なぜだろう!?

 まだ完全に更新しきれていない部分もあるが、ここまできたということで…。

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2015年6月のオンライン「寅の日」は #traday

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▼「雲見」はやっぱり面白い!!
これほど簡単にできて、なおかつ奥の深い自然観察があるだろうか。
いくらやっていても飽きない!!
飽きるわけなかった。いつ見ても刻々とちがう表情が見えてくるのだから。
「宇宙見物」が大好きだった寅彦も、きっとこの「雲見」も大好きだったにちがいない!!
▼6月のオンライン「寅の日」を考える時期だ。
今年に入ってから、2月~5月とずっと「寺田物理学」を追いかけてきた。
 あらためて科学者・寺田寅彦の偉大さ、面白さに気づかされた。
そして、何度も何度も確認した。
寺田寅彦はきわめて「今日的」である!!
 寅彦はけっして「過去の人」ではない。むしろ「こらからの人」である!!
6月は2回ある。いよいよ第100回に達する月でもある。

■2015年6月オンライン「寅の日」
◆第99回オンライン「寅の日」 …6/07(日)
◆第100回オンライン「寅の日」…6/19(金)

である。
▼では、その記念すべき6月に何を読むか。
 いろいろ考えてみたが、ひとつは「寺田物理学」のつづきということで、「量的と質的と統計的と」を読みたい。
そして、第100回には、これからの私たち自身の科学研究のあり方、すすめ方を考えると言うことで「研究的態度の養成」
を読みたい。
 いずれもこれまでに読んだことがあるが、ちがった時に読むとまったくちがった読み解きができる。それが「寅彦」だ。
 何度読んでも読む度に、新しい「発見」ができるのが寅彦的だ!!

■2015年6月オンライン「寅の日」

◆第99回オンライン「寅の日」 …6/07(日) 「量的と質的と統計的と」(青空文庫より)

◆第100回オンライン「寅の日」…6/19(金) 「研究的態度の養成」(青空文庫より)

▼6月はそれだけではなかった。
ずっと楽しみにしている。

◆6/20(土)オンライン「寅の日」100回達成記念オフin神戸

がある。ちょうど今日で一ヶ月前だ。
 ぜひぜひ、ひとりでも多くの方と「私の寅彦」を語り合いたい!!
もちろんこれから読んでみようかなという人も大歓迎です!!
また、「寅彦」だけにとらわれず、「私の科学」を語り合いたいです!!
オンライン「寅の日」の本意はそこにあるわけですから。
参加申し込みはお早めに…。お待ちしています<(_ _)>

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【お薦め本】『南方熊楠』(唐澤太輔著 中公新書 )

▼私は、まだまだ6年ぶりの 「熊楠」詣で の余韻のなかにいた。
時間にして1日半(30時間ばかり)の旅であった。
そんな短時間にしては、実に多くのモノを見た!!多くのコトを聞いた!!
その「反芻」作業には今しばらくの時間が必要なようだ。
▼今回の「熊楠」詣で に際して案内してもらった友人から「来るまでに読んでくるように」と薦められた本があった。それが、今回の【お薦め本】である。

◆『南方熊楠~日本人の可能性の限界~』(唐澤太輔著 中公新書 2015.4.25 )

 今回の旅をふりかえってみるときナルホド!!と思った。
旅の前に読んでおいてよかったと思うこと頻りである。だから私もこの本を【お薦め本】にあげることにした。
▼熊楠と同じようにと言うと、熊楠は「レベルがちがうぞ!!」と怒るだろうが、私もすぐ話が「拡散」する癖をもっている。その「拡散」をしてしまわないうちにいつものようにお薦めポイント3つをあげておく。

(1) 熊楠の生涯を6つの時代に分けて、時系列に沿いながら熊楠の全体像を描いている。
(2) 「熊楠学」の入門書として最適である。
(3) 「熊楠学」の多様な「切り口」を紹介してくれている。

 こんな言い方をするとまるで私が「南方熊楠」を熟知した研究者みたいで、自分でも恥ずかしくなってくるが。
私は、単に「熊楠」に強く惹かれた「熊楠」ファンのひとりにすぎない。なぜ強く惹かれるのかも今の私にはわかっていない。
 私が私自身の「文脈」でなかで読んでみての独断と偏見の感想である。
ひとつずつもう少し補足してみる。

(1) 熊楠の生涯を6つの時代に分けて、時系列に沿いながら熊楠の全体像を描いている。
 まあこれほど数々の伝説に彩られた人物もめずらしいだろう。かなり増幅された「伝説」もあるだろうに、知れば知るほど「伝説」以上ではないかと思ってしまうから不思議である。
 この本ではじめて知ったことも多い。
・ミミズ嫌いだったこと
・「反芻」というあだ名をつけられていたこと
・「やりあて」のこと
・「第二曼荼羅」のこと
等々である。
 単に時系列に「時代」を区切って解説しているのでなく、「時代」をうまくリンクして解説しているのはみごとである。この「時代」のできごとが、別の「時代」のまったく別のことにツナガッテイル!!と「発見」しているのである。
それがとても面白い!!
「ナルホド!!」と説得力をもっていて読者を楽しませてくれている。

(2) 「熊楠学」の入門書として最適である。
 「熊楠学」初学者である私のような人間には、とてもわかりやすい入門書である。
面白そうであるが、だからと言って「熊楠学」を研究しようとまでは思わない。そんな能力も才能もない。
 なにか自分で「活用」できるところがあるなら、そこだけを「つまみ食い」をしたい。
そんな私のような人には最適だ!!
 これまでの「熊楠」研究の到達点をわかりやすく解説してくれているのもとてもアリガタイ!!
初学者にもっとアリガタイのは、読むのだけでもなかなか難しい『日記』『書簡』等の紹介したときには必ず、現代語訳と著者なりの「読み解き」を付け加えくれていることだ。
 ひょっとしたら、これが最大のお薦めポイントかもしれない。

(3) 「熊楠学」の多様な「切り口」を紹介してくれている。
 (1)(2)と関連するが、「熊楠学」には多種多様な「入口」がある。どこから入っても深く広い世界である。
どんな「入口」、「切り口」があるのか網羅して紹介くれている。
・「民俗学」
・「フィールドワーク」
・「自然観察」
・「粘菌」
・「博物学」
・「生物学」
・「自然保護」活動
・「神社合祀反対運動」
・「南方マンダラ」
・「萃点」
・「哲学」
・「宗教学」
・「脳科学」
・「エコロジー」
・「ヒューマンネットワーク」
等々アトランダムにあげだしたらきりがない。
もうすべてである。およそこの「宇宙」で「熊楠学」にないものはないというぐらいである。
「入口」から入って、より深く知りたくなってくれば末尾の「参考・引用文献」にあたればよい。
これもアリガタイ!!

▼こうしてこの本の紹介をしているうちに、私にひとつの衝動が生まれてきた。
それは新たな「作業仮説」をつくってみたいという衝動だ。
前回の「熊楠」マイブームのときは5つの「作業仮説」をつくった。
今回はいくつくらいできるだろう。
まずは思いついたものは「記録」だけはしておこう。熊楠に倣って
(1) 誰もが「私のマンダラ」を持っている!!
(2) 「新しい博物学」の可能性のヒントがここにある!!
きっとこんなことを思いだしたのは、この本を読んだからだろう。

 


 

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南方熊楠を訪ねて(3)

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▼昨日(2015/05/17)の出発は闘鶏神社であった。
熊楠の妻・松枝はここの宮司田村家の娘であった。行くなり神社の前の通りはずいぶん賑わっていた。
ちょうど「弁慶市」が開かれていたのである。
神社の奥の方へ入って行くと<ここでもやっぱり「熊楠」の名をみつけたのである。
「クラガリ山」!!
ここの大楠もやっぱり印象に残った。
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▼次に向かったのは、熊楠の墓所である。
田辺の海が見渡されるところにあった。
隣に「南方家」の墓もみられた、またあの「うた」も…
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次にその田辺湾に浮かぶ「神島」にいちばん近づいてみた。
潮が引いていた。歩いて渡れるかと思うぐらいの距離にあった。
しばしこの「神島」をじっとながめていたい気分だった。
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▼次に「南方熊楠記念館」に向かった。
ここにモノがあった!!
何度見せてもらっても圧倒される!!
モノは具体的に語りかけてくる。
「熊楠」を…。すごい説得力だ!!
愛用の顕微鏡が…、
あのまん中がへこんでしまった硯が…
細かい文字がぎっしり書き込まれた写本の数々が…
あの図が…
▼午後になって最後にうがったところでは、貴重な「生の資料」を見せていただいた。
そして、最後の最後に見た看板にも「南方熊楠」の名があった。
わずか一日半の旅の中でどれほどの回数この名を見たことだろう。
まちがいなく「南方熊楠」の名はあの大楠のように時空を超えてこの大地にしっかりと根をはっていた。
私にとって、なぜ今「熊楠」なのか?
それに答え出すためにはしばらくの反芻作業が必要なようだ。
この度、お世話になった方々に感謝します。深謝。
また非礼のほどはお許し下さい。
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ゆっくり ゆっくり 急ごう!!


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南方熊楠を訪ねて(2)

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▼何故、今「熊楠」なのか!?
 それはしばし保留にしておくことにした。
 まず今考えられるベストの条件・環境をつくってもらった。この機会を生かささない手はない。
6年ぶりに「熊楠」を追ってみようと思う。
▼和歌山に着いたのはちょうどお昼頃だった。まず最初につれていってもらったのは南方熊楠生誕の地だった。
そこに碑が建っていた。
 次に訪れたのは、熊楠がその名の「楠」をいただいたという藤白神社に行った。
ちょうど楠の新緑が鮮やかであった。
 精気みなぎる大楠から時空を超えて熊楠の鼓動がきこえてくるようだった。
▼そして、昨日のメインである南方熊楠顕彰館 南方熊楠邸へと向かった。
最も楽しみしていたのは、南方熊楠邸でHさんのお話しを聞くことだった。
過去2回の訪問ともHさんのお話しを聞かせてもらっていた。ほんとうにすごいと思った。
浅学で不案内な人間のとんでもない質問にもほんとうにわかりやすく答えてくださるのだ。
だから、6年ぶりの再訪でもこれを期待していた。
 やっぱり期待通りだった。
・最近の「熊楠研究」のこと
・これからのこと
・「南方マンダラ」のこと
・あの柿の木のこと
・熊楠のご家族のこと
・「やりあて」のこと
・粘菌少年のこと
等々 いっばいいっぱい教えてもらった。
シロウトの「思い込み話」「法螺話」まで耳を傾けてもらった。
ありがたい限りだった。深謝。
▼私は私の「文脈」のなかでしか「熊楠」をとらえられなかった。
知れば知るほど圧倒される存在だ!!
今さら学ぶといっても、あまりにも凄すぎる。
 でもなんとも惹かれるものがある!!

それはなんだろう???
私にもできることがあるだろうか???
(つづく)
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南方熊楠を訪ねて(1)

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▼蓮根の植え替えから7週目の定例大賀ハス観察日を事情があって一日前倒しにした。
先週<予想>していた。一週間で浮き葉は観察池の半分を占めるようになるだろうと。
その<予想>は一日前の昨日の段階でクリアしていた。予想外のこととして、立ち葉が2つ立ち始めた。
 「水栽培」の3つの鉢の方はそれ以上の予想外の展開であった。見る度にドンドン成長しているような気がする。
やっぱり植物は「ふしぎ!?」ですごい!!
▼この大賀ハスと「南方熊楠」!!
私のなかではとても関係が深い。
「南方熊楠」。柳田國男との関係でと、ヒガンバナの味方をしてくれた人ぐらいで名前を知っている程度であった。
「楠」が名前に入っているのでなんとなく勝手に親近感はもっていたが。
その熊楠を私はこれまでに2度訪ねていた。
●2008/08/28~29
●2009/08/06~07
一回目に訪ねたときが、今育てている大賀ハスの「ふるさと」を訪ねるのとセットだったのである。
 その頃のこのblogをみてみるといかに熊楠に夢中になっていたがわかって面白かった。
「熊楠」はマイブームだったのだ。
▼一回目の訪問のあと、私は妙な「作業仮説」を立てていた。
◆「熊楠」についての5つの仮説
 シロウトならではの「思い入れ」のみが先行する作業仮説であった。
恥ずかしいが、今一度ひっぱりだしてきてならべてみる。
●【仮説 その1】
 「知の巨人」南方熊楠の「研究」に、こらからの「自由研究」を示唆するものがある。
●【仮説 その2】
 「熊楠」はこれからの人である。
●【仮説 その3】
 「南方マンダラ」は、これからの理科(科学)教育の羅針盤である。
●【仮説 その4】
「南方マンダラ」は、Webそのものである。
●【仮説 その5】
 【理科の部屋】は、熊楠の言う「萃点」そのものである。

 今から考えるとえらくピンぼけのところもあるが、今なおナルホドと合点するところもある。
2回目の訪問では「南方マンダラ」「萃点」に焦点をあて訪ねた。
▼それから6年の歳月が流れた。
私は、今日、今から三度目の「熊楠」詣でをする。
6年の歳月のあいだにあった大きな変化としては2つあると思う。
・3.11があった!!
・私はサイエンスコミュニケーターになった!!

 はたして三度目の訪問で「熊楠」は何を教えてくれるだろう?
楽しみだ。o(^o^)o ワクワク
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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(68)

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▼昨日(2015/05/14)は週間「雲見」予報4日目であった!!
私の「雲見」予報では「晴れ」だった。
確かに朝方はアタリだった。ところが昼頃になるとすこしあやしくなってきた。
そして14時頃にはパラパラ雨が降ってきたのだ。さらに夕方には遠くから雷の音まで聞こえてきたのだ。
昼から予定していた畑仕事は変更せざるを得なくなった。
▼なかなか一週間先までの「雲見」予報なんて難しいものだ。
 しかし、行きつ戻りつであるが確実に 夏は近づいていた!!
ちょうど一週間前に蒔いたヒマワリの種子は発芽して伸びてきた。
発芽適温は22℃前後だそうだ。
どのようにしてこの温度を知ったのだろう「ふしぎ!?」だ。
あのヒガンバナも成長し、根の「ふくらみ」はさらに大きくなりつつあった。
カエルたちの合唱のボリュームが急に高まってきた!!
みんな みんな よく知っているだ!!
やっぱり 「ふしぎ!?」だ。
▼天気予報でよく使われるとても都合のいい、曖昧なコトバがある。
「大気の不安定」?(゚_。)?(。_゚)?
わかったようでわからないコトバだ。
「不安定」があれば当然「安定」がある。
はたして「不安定」は「安定」に向かうのがアタリマエなのだろうか?
「安定」したものがなぜわざわざ「不安定」になるのか?
そもそも大気はこの「不安定」「安定」を繰り返しながらなにを何をしようとしているのか?
「天気の変化」の必然はどこに?
やっぱり「ふしぎ!?」だ。
▼この「ふしぎ!?」を考え出すといつも思い出す文章がある。
それは『天気図の歴史ーストームモデルの発展史ー』(斎藤直輔著 東京堂出版 昭和57年2月25日初版)のエピローグに書かれていた。

 低気圧とはなんだろうか、一口でいえば寒暖両気からなるうず巻であろう。
我等の地球大気の中には、こうしたうず巻が存在できることを傾圧不安定理論も、数値シミュレーションもあるいは実験室内の流体を使った模型実験も教えてくれる。しかしやっぱり不思議な感じがする。それは偶然の産物としてはあまりにも美しく組織だっているし、秩序ある概念に統一されている。
 このささやかな歴史的回想の中で、私は約1世紀半の間に人々がストームについて、低気圧についてめぐらした考察のあとをたどってみた。そして多くのことを学んだが、雲をつくり雨を降らせ、風を巻いて過ぎ去ってゆく低気圧をやはり不思議に思う。(『天気図の歴史』「エピローグ」より)
 

この文章を読むたびに、「ふしぎ!?」を科学することの面白さを教えられる気がするのである。

週間「雲見」予報5日目の今日!!
やっぱり「大気は不安定」であるという。はたしてどんな「雲見」になるだろうか。
あきらめずに「ふしぎ!?」を科学してみよう!!
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本日(2015/05/14)、第97回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼台風一過、青空がひろがろうとしていた。日射しはまるで真夏だった!!
いつもの朝の散策に出かけてみた。
 野山のいたるところで貴奴等の動きがいっぺんにめだちはじめた。久しぶりにクモの巧みなワザに見惚れてしまった。
 またこの季節がやってきた!!
 今年の「クモ学」はどこまでいくだろうか。自分でも楽しみだ。o(^o^)o ワクワク
▼本日(2015/05/14)は、第97回オンライン「寅の日」である。
前回に引き続き「ルクレチウスと科学」を読む。前回は、寅彦が「緒言」で、「ルクレチウスを読め!!」と熱く語りかけてくれいるのを読んだ。
今回から本編に入る。
本編は第1巻から第6巻まである。今回はそのうち第1~第3巻の寅彦の解説を中心に読みたい。

◆本日(2015/05/14)、第97回オンライン「寅の日」!!

●「ルクレチウスと科学」(2)(青空文庫より)

「原子論的物質観」!!
 私が長い間中学生と一緒に物質探検をしてきてもっとも大切にしてきた物質観だ。
その物質観はこれからも「有効」なんだろうか?
それがもうひとつの私の「文脈」だった。
科学者・寺田寅彦の物質観は?また、それは「寺田物理学」とどうツナガッテイルのか?
 それをこの「ルクレチウスと科学」から読み解きたいと思っていた。
本論に入ってすぐ寅彦は書いている。

わずかにこれだけ読んでも彼がいかにはえ抜きの徹底した自然科学者であるかがわかっておもしろい。現代の職業的科学者のうちには科学者の着物を着た迷信家がたくさんあるのに、二十世紀前に生まれて、エレクトロンの何であるかも知らなかったローマの詩人に、この徹底した科学者魂を発見するのはいささか皮肉である。

と。寅彦はルクレチウスに「科学者魂」をみつけていたのだ。
もう少し引用をつづけさせてもらおう。

迷信から来る精神の不安を除くべき魔よけの護符はすなわち「物質不滅の方則」である、というのである。
 現在の物理学における物質不滅則、原子の実在はだれも信ずるごとく実験によって帰納的に確かめられたものである。二千年前のルクレチウスの用いた方法はこれとはちがう。彼はただ目を眠りふところ手をして考えただけであった。それにかかわらず彼の考えが後代の学者の長い間の非常の労力の結果によって、だいたいにおいて確かめられた。これははたして偶然であろうか。私はここに物理学なるものの認識論的の意義についてきわめて重要な問題に逢着(ほうちゃく)する。

寅彦はルクレチウスに驚き、感動しているのである。 
私は「そんな昔に…」とルクレチウスにも驚き感動もするが、今はそれ以上にそれを熱く語る寅彦に惹かれるのである。
この後、「原子不滅の法則」「三態変化」「ブラウン運動」「観測の限界」「光の速さ」等々へツナガッテいく。
さらには、現在の「分子生物学」までも視野にあるのではと思われる話までおよんでいる。
▼寅彦がほんとうに真摯な科学者であった。
すべてを解説しようとはしていなかった。あくまで自らの「文脈」でルクレチウスを追っていた。
特に三巻のところでそれはよく現れていた。

 

これらの所論はルクレチウスの哲学的の立場からすれば最も重要な役目を務めるものであろうが、今の私の立場から見るとあまりに現在の科学の領域を逸出した問題である事はやむを得ない。もっとも今から百年二百年後の精神物理学者が今の私のような立場でこの巻を読めばあるいは、この巻において最も興味ある発見に出会うかもわからないという事は想像し得られる。しかし私としてはこの巻をきわめて概括的な、主としてマンローの摘要による紹介だけで通過しなければならない。これらの所説の哲学史的の意義については他の哲学書に譲るほかはない。

ここは私の守備範囲外だと言っているのだ。しかし、それは「これからも」ずっとではないかも知れないと正直に語っているのである。やっぱり、寅彦はスゴイ!!

私は思う。直観と夢とは別物である。科学というものは畢竟(ひっきょう)「わかりやすい言葉に書き直した直観」であり、直観は「人間に読めない国語でしるされた科学書の最後の結論」ではないか。ルクレチウスを読みながら私はしばしばこのような妄想(もうそう)に襲われるのである。

私は私の「文脈」でしか読めない。
寅彦も同じではなかったか?
寅彦には、私などよりももっともっと深い「文脈」があったことはもちろんであるが。

(つづく)


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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(67)

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台風は「大気の物理学実験」総集編である!!
「雲の展覧会」だけではなかった。
「雨」「風」「雷」「竜巻」「突風」等々はげしい「天気の変化」のすべてがそこに含まれていた。
 昨日の朝の定点観測地からの「雲見」では、南からの激しい雲の流れがあるというものの雨は降っていなかった。10時頃になって降ってきた。
 雨は徐々に激しさを増していった。ふだんは気にすることのない川の水位が増してきているのに気づいた。
夕方まで雨ははげしく降り続いた。少し雨の降りがおさまりかけたころ、また「雲見」をした。
台風6号は「温帯低気圧」にかわったとニュースが流れてきた。
▼昨日、日本列島の上空でなにが起こったのか?
そもそも
「台風とは?」、
「温帯低気圧とのちがいは?」
「台風の一生とは?」
等々の「ふしぎ!?」が出てくる。
その最も根っこのところからくわしく説明してくれたページがあった。
◆気象庁・「台風について」
である。
 みごとである。私の「ふしぎ!?」のすべてがわかりやすく説明してあった。
 まるで、昨日起こったことの説明のために書かれたかと思うぐらいだ。
流行り言葉風に言うなら「読むなら、今でしょ!!」だ。
▼正しく恐れるためには、一般的な「知識」も必要だがそれだけではダメである。
もっとも大切なことが、もうひとつある。
 それは、自分が住む「大気の物理学実験室」は、どこに位置するかを知っておくことだ。
地理的、地形的にどこに住んでいるか?
防災・減災の観点から言うとここがポイントだった。
同じ降水があっても、自分の立つ大地が、どんな生い立ちを持っているのか?
まったくちがった結果になるのだ。
それを知っておくことだ。
▼それは私自身の次なる課題でもあった。
 それは防災・減災の観点からだけでなく、「自然」とより豊かにつきあっていくためにも大切なことだ。
「自然」から多くを学び続けたいものである。
 「台風」も「大地」も専門家だけにまかしておけばいいという時代ではない。
せっかくちょっとその気になれば誰もが簡単に「情報」を入手できる時代なのだから。
 そして、なによりも「自然」とつき合うのは私たち自身なのだから…。 

台風7号も発生している。
はたして今年は何号までつき合うのだろう?
大きな災害が起こらないことを祈るばかりである。
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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(66)

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▼「台風は雲の展覧会」と誰かが言っていた。
ナルホド!!と思った。
 週間「雲見」予報をたてた第一日目の昨日(2015/05/11)はまったくその通りであった。
 午前中は柿の葉の緑もまぶしい青空が広がっていた。ところが午後になると次々とちがった雲が登場してきた。
やっぱりほんとうに台風がやってきているんだ。
▼今朝起きてから、気象庁「台風情報」を見た
中心気圧は高くなってきているとは言え、確実に近づいて来ていた。
6号ばかりでなく7号も動いていた。
 今さらであるが、「台風」とは何なのだろう?
 この時期に「台風」の話もめずらしいが、現実に2つも発生してやって来ているのだから考えてみるいい機会かも知れない。
▼知る限りの知識をならべて「台風」をイメージしてみる。
・スケール(大きさ) 立体的なイメージ、実際は薄い薄い円盤なんだろうな。CD盤にくらべてどうなんだろう?
・温かい海でできる 熱帯低気圧 巨大な渦巻き
・『台風は水蒸気を食べて成長する』
・赤道そのものではできない。回転を起こすにはコリオリの力必要
・ここでも「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」は有効
・台風の目 「下がるとカラカラ」→晴れ ウォームコア
・急カーブの進路!? 急加速→ジェット気流 → 高層天気図 
等々
▼こうして見ていくと「台風」が「大気の物理学」のすべてを含んだ存在であることがわかる。
そもそも「台風」はいったい何をしているのか?
エネルギーの運搬!!循環!!偉大なる「自然の営み」!!そのものである。
けっして「歓迎」する気はさらさらないが、正しく怖がって自然とつき合っていく術を身につけていきたいものだ。
それでこそ「科学」の名に値することになるのだろう。

週間「雲見」予報の二日目、「台風」を科学しながらすごしてみよう。

(つづく)
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【Web更新5/10】15-19 Webテキスト『天気の変化』の可能性!?等 更新!!

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ひと日の 庭石菖の 輝くや 15/05/09 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-19
 「一日一生」と言うコトバがある。ナルホド!!と合点がいく。
朝起きて、月と【立春の卵】を撮り、そして一日一更新のblogを書いて一日がはじまる。
一日は瞬く間に過ぎていく!!
なんでもゆっくり派の私には「一日一生」は合点はいくが少し忙しない!!
せめて「一週一生」ぐらいにしてもらいたい。
 Webを更新してから次の更新をするまでの一週間を「一生」にできたらアリガタイ!!

◆表紙画像集2015 更新 人里の自然シリーズ ニワゼキショウ(庭石菖)
 庭石菖は「一日花」と言われている。ほんとうだろうか?
前の土手のいつもの場所にその可憐な花が咲き出した。そのひとつの花の茎に他の草の葉を巻き付けて
マーキングして確かめてみた。
 やっぱり、「一日花」はほんとうだった。一日たつと花は茶色い線香花火のような実になっていた。
 そうと知るとこの小さな小さな花が、どの花よりも輝いて見えてきた。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 今週から、「雲見」週間予報を試みることにした。さっそく台風6号の動きが気になる。
やっぱり台風7号も発生したという。台風と「雲見」がテーマの一週間となりそうだ。

◆【ヒガンバナ情報2015】 更新!!
 植物観察にマッタナシ!!だった。
ヒガンバナの仲間の実生は次々と新しい展開に入っていた。
・コヒガンバナの種子はなんと51個中49個まで「発芽」「発根」してきた。
発芽率49/51=96%だ!!
・ヒガンバナの「発芽」した種子6個を土ポットに移した。はたして…?
・キツネノカミソリは土ポットから普通の土の入った鉢へ移した。
今週はどこまで!?

さあ、新しい一週間をはじめよう!!
今週末には熊楠に会いにいくつもりだ。それまでに…。

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(65)

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから6週目であった。
浮き葉が池の水面を覆い始めた。一日一日、見る度にその面積は拡がっているように思える。
 一方、「水栽培」の方も葉が鉢そのものを覆い始めた。鉢そのものが覆い隠されるまでになっている。
この時期の大賀ハスの成長には目を見張るものがある。
 もう一週間たったら、観察池の水面はどこまで覆われているだろう?
現在が水面の1/4~1/3だから、1/2までいくだろうかと<予想>をたててみた。
▼この<予想>たてての「観察」というのがとても大切で面白いと思っていた。
 <予想>をたてておけば、単に見ているだけの「観察」ではなく、<予想>は当たっているだろうかとワクワクしながら「観察」できるからだ。
 毎日の「雲見」もそうだった。明日の「雲見」、明日の「天気」を<予想>しながら「雲見」をすることにしていた。
<予想>はハズれることも多いが、それもまた楽し!!
▼今週から試みにやってみようと思うことがある。
それは、自分で「一週間の天気予報」をやってみることだ。
もちろん独自にと言っても、気象庁の「週間予報」を参考させてもらいながらである。
それをなぞるだけになるかもしれない。
それでもいいと思っていた。自分で<予想>することに意味があるのだから。
一週間の<予想>ということになると、定点観測地からの「雲見」だけでムリである。
もっとグロバルな大気の動きに関する情報が必要になってくる。
今なら、台風6号の動きも視野にいれる必要があるだろう。
また、「数値予報天気図」「宇宙からの「雲見」情報」も意識的に目を通すことになるだろう。
この私のささやかなプロジェクトのねらいもそのあたりにある。
▼とは言っても、私の<予想>などハズレルことも多いだろう。
でもそれはそれでいい。
ハズレルことによって小さな「経験則」が生まれるだろう。
小さな「経験則」の蓄積はきっとあらたな「科学の方法」を生むだろう!!
(ちょっと大げさ(^^ゞポリポリ)

それよりなにより、一週間の「雲見」がより楽しくなるだろう o(^o^)o ワクワク
さあ…!!
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【お薦め本】『身につく 気象の原理』(横川淳著,三浦郁夫監修 技術評論社)

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▼昨日も「雲見」三昧の一日だった。
いくら見ていても飽きない。刻々と雲は姿かたちを変えていく。
じっくりと「雲見」をするようになってから、「ぽっかり」と雲が静止して浮かんでいるというイメージはくずれた。
現れたと思ったら次の瞬間に消えていた!!
 次にどんな雲が現れるのかもなかなか読めなかった。
まさに「雲をつかむような話」だ。
どんな原理でできているのだろう?
どんな法則が成り立つのだろう?
それを学べば、「雲見」はより面白く、役に立ちそうな気がした。
▼それを学ぶのにとってもいい本が出た。
それが今回の【お薦め本】である。

■『身につく 気象の原理』(横川淳著,三浦郁夫監修 技術評論社)

 この本を出すまでのいきさつ等については著者のブログ
◆「カガクのじかん」にふれられていた。
▼いつものように話が拡散してしまわないうちにお薦めポイント3つをあげておく。

(1) 「天気の変化」(気象)を徹底して「大気の物理学実験室」での「物理実験」としてとらえている!!

(2) 中学校、高校で学ぶ「物理」を駆使しての説明でとてもわかりやすい!!

(3) コメントが現場最前線で活躍するプロのもので、具体的でわかりやすい!!

 まず
(1) 「天気の変化」(気象)を徹底して「大気の物理学実験室」での「物理実験」としてとらえている!!
からはじめる。これがいちばん気に入ったところだ。
最初から最後までこの視点は一貫していた。
「気温」(第1章)「気圧と風」(第2章)「雲と雨」(第3章)も、そして「毎日の天気」(第4章)も「困った天気」(第5章)もすべて「大気の物理学」で語っていた。
 そのことで一貫性が保たれ、ナルホド!!と納得しながら面白く学べるようになっている。
▼次に
(2) 中学校、高校で学ぶ「物理」を駆使しての説明でとてもわかりやすい!!
である。
 これは、著者が「日々高校生に物理や化学を教える仕事」(「はじめに」より)をしていることと関係があると思う。
 「気象学」をあらたに学ぶと言うより、中学校・高校の「物理」の延長線上にとらえているのである。
 そして、ここがいちばん大事なところであるが、「教える」現場人らしく徹底的に「わかること」を第一義に考えていた。
 初学者がどこで「つまづく」かもよく心得ていた。
 だからこそ、そこにはひつこいほどページさいていた。図もいい!!
 これはまるで授業の板書の図だ!!
随所にそれはみられるが、初学者にわかりにくいとされる
・コリオリの力
・地衡風
・エマグラム
・気圧の谷、気圧の尾根
等々の説明でそれを感じた。
 極めつけが「竜巻」の風の加速の説明であった(p216)。「角運動量保存則」を使いフィギュアスケートの選手の動きを例に説明してくれていた。うまい!!(ざふとん3枚だ!!いや5枚かな(^^)V)
これは他の入門書に見られない最大の特徴でもある。

(3) コメントが現場最前線で活躍するプロのもので、具体的でわかりやすい!!
 コラムと監修を担当しているのは現在、和歌山地方気象台長の三浦郁夫さんである。
『天気図がわかる』の著者でもある。現場のプロ中のプロである。
 この本で学ぶ「気象の原理」が、「天気予報」の現場では具体的にどう生かされているかを章ごとの「コラム」で紹介してあった。これがとても興味深い!!
 学習のためだけの「原理」でなく、くらしにも生かせる「原理」を示唆してくれている。

 今朝は朝から少し曇っている。
パラパラと雨も降ってきた。どうして「雨」が降るのか?その「原理」は?
もういちど読みなおしてみよう。
これからの「雲見」もいっそう面白くなりそうだ。
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二日遅れの坂本遼『たんぽぽ忌』に行った!!

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▼連休は過ぎたがどうも落ち着かなかった。
なにかやり残していることがあるような気がしてならない。
そうだ!!今年はまだあの詩碑を見ていなかった。


遠い峠田のてっぺん
あれはおかんかいな
鳥かいな

二日遅れだが、今年もやっぱり行ってみることにした。
昨年は生誕110年ということで、偶然のうれしい出会いがあった。
 今年は、日にちもずれているし、再び「たったひとりの『たんぽぽ忌』」かと思っていた。
ところがそうではなかった。今年は今年でとてもうれしい出会いがあったのだ。
 たまたま坂本家の周辺で清掃しておられ方とお出会いして立ち話をすることができたのだ。
なんとその方は、坂本家の隣の家の方でご親戚すじにもなるらしい。
時間にするとわずか10分たらずであったが、いっぱいお話しを聞かせてもらうことができた。
・坂本遼のご家族のこと
・庭の管理のこと
・昭和の『たんぽぽ忌』のこと
・坂本遼生家訪ねてこられた詩人たちのこと
・Y先生のこと
・そしてあの「峠田」がどこかということ
等々である。
▼お話しを聞いた後、もう一度あの詩碑のところに行ってみた。
今年は、詩碑もさることながらとなりの草野心平筆の紹介碑が気になった。
その碑を見ながら
昨年の12月に聞いた「『たんぽぽ』の詩人坂本遼の魅力」の話を思いだしていた。
「坂本遼」
「草野心平」
「宮沢賢治」
等々へとツナガッテいくのだった。
そして「デクノボーの科学」へまで…
▼ほっと落ち着いた気分になった。
詩碑と赤い屋根の生家!!タンポポの綿毛!!
ここに立つことで一年がまわってきたという気分になった。
やっぱり『たんぽぽ忌』はいいな!!

にわかに空が曇り雨が降ってきた。
帰ろう。
そして来年も来てみよう!!
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【立夏の卵】の「なかみ」は!?

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▼私は何気なく「立春でなくても卵はちゃんと立つぞ!!」だけを言いたくて、今年の立春の前日(節分2015/02/03)に5個の卵を立てた。ちょっとした遊び心から「いつまでたつだろう?」と毎朝観察しつづけた。
ついに昨日、立夏になってもまだ2個が立ち続けていた。
 78日目倒れた卵の「なかみ」はすでに確かめていた。88日目(2015/05/02)の朝2個の卵が同時に倒れた。
その倒れた2個の卵を私はその場所にそのままにしておいた。
立夏の昨日、その「なかみ」を確かめることにした。
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▼まず最初に手にした感じは、「少し軽い!!」と思った。
でもカラカラになっていると感じはしなかった。これは前回でわかっていたのでさほど驚かなかった。
まず前回と同じように立ててみた!!
Aは数秒で立った!!「やっぱり立ちやすくなっている」と思った。
ところがBはそうは行かなかった。十分以上かかってしまった。でもなんとか立てることができた。
あぶない!!あぶない!!
やっぱりひとつの事例だけで判断することは危険だ。
 次に重さを測ってみた。なんと
A…65g
B…60g
もあったのだ。人間の感覚もあてにならないものだと思った。
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▼しかし、次にはそれにも逆転が起こった!!
水に浮かせてみた。前回は沈んでしまったので、「今回も…」と思っていた。
ところがちがっていた。
AもBもぽっかり浮かんだのだ!!
念のため新しい卵を冷蔵庫から持ってきてやってみた。確かに沈んだ!!
してみると私の最初の「少し軽い!!」は正しかったのかもしれない!!
あきらかに水は蒸発し、密度は小さくなっていたのだ。
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▼いよいよ穴をあけて「なかみ」をみてみることにした。穴は前回と同じくやすりを使って開けた。
穴を開けはじめてすぐ気づいたことは、ずいぶん上の方まで「なかみ」があることだった。
「なかみ」はあまり減ってはいなかったのだ。
再び対照実験のため新しい卵も穴を開けてみた。
「なかみ」の量的にはあまりちがいがないように思われた。
A.Bの方は白身と黄身のさかいがはっきりしなくなっていた。ドロドロという感じだ!!
色、においについてはさほどのちがいはみられなかった。
やっぱり新鮮な卵の方は白身にプルプル感があった。
きっと立夏に立ち続ける2個の「なかみ」もこんな感じたろうと思った。

さあ、その2個はいつまで立ち続けるだろうか?

この実験報告を逝きし先生にささげる!!  合掌

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(64)

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▼昨日、子どもの日の定点観測地からの「雲見」は、一日中雲のない「雲見」だった。
久しぶりに「雲見」カレンダーにもくもくシールの「快晴」を貼った。
同じ青空でも時間帯、方角によって少し様子が違っていた。
朝方、太陽の方向の空は白っぽかった。夕方になるとどこか赤みを帯びてきた。
そんな青空をながめながら、しばし青空の「ふしぎ!?」を考えた。
▼「どこまでも続きそうな青空!!」「この青空はどこまで…?」
授業テキスト『天気の変化』の最初の発問だった。
青空の上限を問うた後は、雲、飛行機の高さを問うた。
そして、「大気の物理学実験室」がいかに薄っぺらいかを知った。
それがはじまりだった。
▼そのときは誰もが一度は抱く「ふしぎ!?」、「青空はなぜ青く見えるのか?」それは深くは取り扱わなかった。
「夕焼けがなぜ赤いのか?」についても同様だった。
実際はどうだったんだろう。
このアタリマエの「ふしぎ!?」が置き去りにされてしまったということはないんだろうか?
空はアタリマエの「ふしぎ!?」の宝庫だ!!
「雲はなぜあんないろんなかたちをしているの?」
「雲はなにでできているの?」
「けむりが雲になるの?」
「雲はなぜ落ちてこないの?」
「雲はなんですぐ消えてしまうの?」
「雲には乗れないの?」
「雲に乗って月へいけないの?」
「虹はどうしてあんなにきれいに見えるの?」
「どこまで行ったら宇宙へいけるの?」
「夜になったらなぜ雲は見えないの?」
等々あげればきりがない。空は「宇宙」への入口でもある。
アタリマエ!!でやり過ごさず、その「ふしぎ!?」の謎解きを楽しみたいものだ。
アタリマエの「ふしぎ!?」を科学したい!!
そんなとき役に立つWebテキストなんてできないものだろうか?

子どもの日、雲のない「雲見」をしながらそんなこと考えた。

(つづく)
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ヒガンバナの「自然結実」「発芽」「発根」は事実となった!! #ヒガンバナ

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▼昨日(2015/05/04)、3人の孫・家族と一緒に「姫路市立水族館」にでかけた。
 何度行っても飽きないとても面白いところだ!!
 ここの水族館は昔からカメで有名なんだが、私がいちばんのお気に入りのところは、里の自然がそまま切り取って「展示」「解説」されいるところだ。里の川・田んぼ・海がそのままそこにあった。
もちろんそれ以外も魅力的なところはいっぱいあるが、ここが飽きない人気をあつめているところだろう。
 子どもたちと一緒に行った私たち大人も、あらためて身近な「自然」から学ぶ機会になるのだろう。
自然は最高の教科書!!
子どもは最高の指導書!!

というコトバを思いだした。
▼人里の自然のなかで、私はいくつかの「ふしぎ!?」を追いかけていた。
最もな長く追いかけているものとして、ヒガンバナの「ふしぎ!?」があった。
 幸いなことに2013年度2014年度の観察から、まれにしかみつけられないという「自然結実」をいくつも発見していた。私のなかでは、「自然結実」ごくごくアタリマエの事実!!となっていた。
▼水族館から帰った私はあわてて「自然結実」した種子の写真を撮った。
 それは、一昨日(2015/05/03)にとんでもない事実を目にしていたからだ。
 まず途中から花茎を「水栽培」した種子のケースのなかに3つ目「発芽」をみつけていたからだ。
また最初にみつけたものは「発根」に移っていた。
 もっと驚いたのはまったく別の場所でみつけた種子が「発芽」「発根」していたことだ。
また、もう発芽はしないだろう半ば諦めていた家の近くの道端でみつけた種子たちも「発芽」してきたのだ。
これで全部て6個の種子の「発芽」「発根」を見たことになる。
 こうなってくるとタマタマを通り越して、「発芽」「発根」はアタリマエの事実となってきた!!
▼どうしてだろう!?
あらたな「ふしぎ!?」が生まれてきた。
なにも私に特別の才能・能力があるわけではない。
 その私が見ることができたということは、ヒガンバナの「自然結実」「発芽」「発根」はかなりの頻度で自然に起こっていると考えていいのではないだろうか。
 では、これまでどうしてもっと多くの人に観察されていないのだろう?「ふしぎ!?」だ!!
いくつかの「作業仮説」を立ててみた。

【仮説1】 これまでも「自然結実」「発芽」「発根」は繰り返していたが、誰も不稔性を信じそれを捜そうとはしなかった。

【仮説2】 ビカンバナになにか異変が起こっている。
【仮説2-1】 ヒガンバナの自然環境に異変が起きている。[地球温暖化など]
【仮説2-2】 ヒガンバナの人為的環境変化を起こした。

【仮説3】 なんらかの影響で 日本のヒガンバナの種が絶える方向にある。

まったくシロウトのとんでもない妄想であるのかもしれないが…。

(つづく)
 

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【Web更新5/3】15-18 Webテキスト『天気の変化』の可能性!?等 更新!!

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藤棚や 50年ぶり 友の顔 15/05/02 (土)撮影@福崎


■ 楠田 純一の【理科の部屋】15-18
週末定例更新のお知らせ
  「不易流行」!!  とてもお気に入りのコトバだ。
ホンモノの「流行」はどこかに「不易」を内包している。
ホンモノの「不易」は必ず新たな「流行」を創る。
「不易」と「流行」は一見対峙しているように見えるがけっしてそうではない。
表裏一体のものである。ひとつを求めれば自ずと…。

◆表紙画像集2015 更新!! 人里の自然シリーズ 藤の花
 前の山の藤がきれいだ!!盛りを過ぎたかと思っていたが、近づけばやっぱりりっぱなものだ。
なかなか他の花にはない華やかさがある。
 藤の花を見ていると、校庭にあった藤棚を思い出す。
50年ぶりの同窓会に出席した。なつかしい顔と出会った。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新
 自分のなかでは徐々に具体性をおびるようになってきた。「授業」を想定することが私にはやっぱりいちばん有効な学びの方法のようである。

◆ヒガンバナ情報2015 更新!!
 長いあいだ追い求めてきたヒガンバナの「ふしぎ!?」。それもまたあらたなステージに入ったようである。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 100回が近づいて来る。
 こちらも「今、なぜ寅彦なのか?」が少しずつ見えてきた!!


さあ あたらしい一週間がはじまる。どこまで行けるだろうかo(^o^)o ワクワク

  

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(63)

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▼大賀ハス蓮根の植え替えから5週目であった。観察池には6枚の浮葉が伸びてきていた。いちばん元気な葉は池をはみ出さんばかりに伸び、精一杯葉を広げていた。それはまるで「もっと光を!!」と絶叫するようであった。見る度にその面積はひろがっていっている気がした。
 今年は、となりに用意した「水栽培」の鉢3つ。皮肉なことに現段階ではそちらの方が葉がたくさん拡がっていた。こちらの方にはいくつの「あこがれの4日間」がやってくるだろうか。それも楽しみである。
▼年間通して観察する「大賀ハス観察池」。これは私のミニビオトープでもあった。
季節の移りかわりを読み取る「気象観測器」でもあった。初氷や初雪もこの観察池で読み取っていた。
もうひとつ「気象観測器」しているものがあった。
定点観測地のヒガンバナだ。これも年間を通して観測していた。
それにさらにひとつ加えたいものが出てきた。それは「クモ」だ!!
偶然出会ったコガネグモやゲホウグモたちが教えてくれた「クモ学」の面白さ!!
そのくらしぶりを見ているとどう考えても、「天気の変化」「季節の移りかわり」をいちはやく読み取るレセプターをもち、その変化に対応する高度なスキルを持っているとしか思えなかった。
 今年も春のはじまりの畑では、たなびくクモの糸をいっぱい見た。
今はいたるところでネットをはり始めた。
 今年もクモたちのくらしからいっぱい学びたい。
そして、クモたちのくらしぶりをもうひとつの「気象観測器」にしたい。
▼気象庁のページにもそんなページがあった。
◆気象庁・生物季節観測の情報
である。
 日本列島の「季節の移りかわり」「天気の変化」を俯瞰することができてとても面白い。
生きものたちのくらしから「天気の変化」を学びつづけたいものだ。
それはきわめて面白い「科学」であるから。
▼Webテキスト『天気の変化』のなかにも「大気の物理学」ばっかりでなく、こんな視点をぜひとも入れていきたいものだ。
 それでこそ使いモノになるWebテキストになるのだろう。

まだまだ道は遠い!!
楽しみながら、ゆっくり 急ごう。
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本日(2015/05/02)、第96回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼私は今、2つの「物理学」に凝っている。
「大気の物理学」と「寺田物理学」である。浅学無知な私の「直感」などたいしてあてにはならないが、私には2つの「物理学」がまったく別物のような気がしない。どこか深いところで「交叉」しているように思えてならない!!
「交叉」しているところからはじめよ!!と言ったのは熊楠だった。どこで「交叉」しているのだろう?
 「大気の物理学」のはじめに位置づけたい「雲見」!!
 5月の「雲見」がはじまった。月が変わったからと言って特別の変化があるとは思われない。空はずっとずっと連続的にツナガッテいるのだから。でもやっぱりなにかが変化してきている!!
▼もうひとつの「物理学」の方が本日はじまる。
本日(2015/05/02)は第96回オンライン「寅の日」である。
月が変わっても引き続き「寺田物理学」を追い続けてみたいと思う。
読むのは「ルクレチウスと科学」。長編中の長編だ!!今月いっぱい3回ともこれを読むことにあてたい。
一ヶ月かけてもどこまで読み解くことができるか心もとないが、まずは「挑戦」だ!!

◆本日(2015/05/02)、第96回オンライン「寅の日」!!

●「ルクレチウスと科学」(青空文庫より)

▼何度も書くと飽きてくるかもしれないが、やっぱり私はそこからしかはじめられなかった。
どんな文章も私は私自身の「文脈」のなかでしか読み解くことができない。
私の「文脈」は2つの謎解きにあった。
(1) 「寺田物理学」はなぜ面白いのだろう?
(2) 「寺田物理学」の謎解きはどこまで進んでいるのだろう?

今月の「ルクレチウスと科学」は、2つの謎解きに大きく関係しているように思えた。
ともかく寅彦は熱く!!熱く!!語っていた。
「ルクレチウス」を読め!! と。
「緒言」からいくつか言葉を拾ってみる。

それほどにルクレチウスの中には多くの未来が黙示されているのである。
 要するにルクレチウスは一つの偉大な科学的の黙示録(アポカリプス)である。そのままで現代の意味における科学書ではもちろんありうるはずがない。もしこの書の内容を逐次に点検して、これを現在の知識に照らして科学的批判を試み、いろいろな事実や論理の誤謬(ごびゅう)を指摘して、いい気持ちになろうとすれば、それは赤ん坊の腕をねじ上げるよりも容易であると同時にまたそれ以上におとなげないばかげた事でなければならない。
ヨハネは目的の上からすでに全然宗教的の幻想であるのに反して、ルクレチウスのほうは始めから科学的の対象を科学的精神によって取り扱ったものである。彼の描き出した元子の影像がたとえ現在の原子の模型とどれほど違っていようとも、彼の元子の目的とするところはやはり物質の究極組成分としての元子であり、これの結合や運動によって説明せんと試みた諸現象はまさしく現在われわれの原子によって説明しようと試みつつある物理的化学的現象である。

▼「原子論的物質観」!!
長きにわたって少しでも深く理解し、使ってみようとしてきた物質観、自然観である。
そのルーツが、寅彦は「ルクレチウス」にあると言うのだ。ホンモノの科学者はみんな「ルクレチウス」の末裔であるとまで言っているようだ。
 もちろんあのファラデーも登場する。

古代の哲学者が元子の考えを導き出したのは畢竟(ひっきょう)ただ元子の存在を「かぎつけた」に過ぎない。そして彼らが目を閉じてかぎつけた事がらがいよいよ説明されるまでには実に二千年の歳月を要したのである。  真理をかぎつける事の天才はファラデーであった。

そして、今、「ルクレチウス」を読むことの意義を次のように語っていた。

十九世紀二十世紀を予言した彼がどうしてきたるべき第二十一世紀を予言していないと保証する事ができようか。今われわれがルクレチウスを読んで一笑に付し去るような考えが、百年の後に新たな意味で復活しないとだれが断言しうるであろうか。

ここまで言われるとやっぱり「ルクレチウス」を読んでみたくなる。
私もちゃんと読んだわけではないが次の本をこの機会に入手されることをおすすめする。

■『物の本質について』(ルクレーティウス著 樋口 勝彦訳 岩波文庫)

それにしてもどうして、かくも熱く寅彦は「ルクレチウス」を語ったのだろう?

(つづく)

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もくもくシールセット(武田康男先生監修 理科ハウス作成)が最高に面白い!!

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▼4月「雲見」カレンダーが完成した!!
 そのカレンダーを見ながら4月の「雲見」をふり返っていた。定点観測地からの「雲見」ばかりでなく、水平移動しての若狭、高知等への「雲見」の旅もあった。
雨ばっかりの「雲見」もあった。終日雲のない青空ばかりの「雲見」もあった。
 これで私は2015年がはじまってから4ヶ月(一年の1/3)、毎月この「雲見」カレンダーをつくってきたことになる。
▼その「雲見」カレンダーをつくるのに使わせもらったのが

◆もくもくシールセット(武田康男先生監修 理科ハウス作成)

だ。これが実に面白いのだ!!
シールセットの説明文を引用させてもらう。

 手持ちカレンダーにもくもくシールをはって、天気の変化を観察しましょう。だれでも簡単に雲の種類を見わけることができる『もくもくチャート』つき。
3か月続けて観察すれば、雲はかせになれます!

三ヶ月分の「もくもくシール」と『もくもくチャート』がセットになっているのだ。
▼私も以前から「雲見」をしていた。「雲見」のうた をつくったりして10種雲形を覚えたりしていた。
 毎日の「雲見」を心がけているつもりでも、忙しさにかまけて忘れしまうことも多々あった。
ところがこの「もくもくシール」を使うようになってからはそれがなくなった。
必ず一日に一回は「雲見」をするようになった。しなけばシールが貼ることができないからだ(^^)V
シールを貼りながら、雲の「名前」とその雲の「高さ」を口で言ってみることにした。
4ヶ月続けるともうそれはうれしいことに半ば習慣となってきた。
 雲の名前を同定するときにとっても参考になるものが付いていた。
『もくもくチャート』である。このすばらしさは使ってみてこそわかるものだった。
10種雲形を見わけることは簡単そうでいざやろうとするとけっこう迷うものなんである。
 そんなときこれがとっても役に立つのだ。
 これがきっと「武田康男先生監修 理科ハウス作成」の最大の成果なんだろうと思う。
▼私は、自然観察の第一歩に「雲見」が最もお薦めだ!!
だってこれほど簡単に、いつでも、誰でも取り組めて、なおかつ奥が深くて楽しい自然観察はないのだ。
雲の名前についても最初から「10種雲形」で覚えていくことをお薦めする。
一度覚えてしまえば一生の宝ものだ!!
一生「雲見」をより豊かに楽しめるのだ!!そして「明日の天気」も少しずつ見えてくるのだ!!

もう一度言う。
 その最初の「雲見」のともに「もくもくシール」は最高にお薦めだ!!

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もくもくシールセット(武田康男先生監修 理科ハウス作成)が最高に面白い!!

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▼4月「雲見」カレンダーが完成した!!
 そのカレンダーを見ながら4月の「雲見」をふり返っていた。定点観測地からの「雲見」ばかりでなく、水平移動しての若狭、高知等への「雲見」の旅もあった。
雨ばっかりの「雲見」もあった。終日雲のない青空ばかりの「雲見」もあった。
 これで私は2015年がはじまってから4ヶ月(一年の1/3)、毎月この「雲見」カレンダーをつくってきたことになる。
▼その「雲見」カレンダーをつくるのに使わせもらったのが

◆もくもくシールセット(武田康男先生監修 理科ハウス作成)

だ。これが実に面白いのだ!!
シールセットの説明文を引用させてもらう。

 手持ちカレンダーにもくもくシールをはって、天気の変化を観察しましょう。だれでも簡単に雲の種類を見わけることができる『もくもくチャート』つき。
3か月続けて観察すれば、雲はかせになれます!

三ヶ月分の「もくもくシール」と『もくもくチャート』がセットになっているのだ。
▼私も以前から「雲見」をしていた。「雲見」のうた をつくったりして10種雲形を覚えたりしていた。
 毎日の「雲見」を心がけているつもりでも、忙しさにかまけて忘れしまうことも多々あった。
ところがこの「もくもくシール」を使うようになってからはそれがなくなった。
必ず一日に一回は「雲見」をするようになった。しなけばシールが貼ることができないからだ(^^)V
シールを貼りながら、雲の「名前」とその雲の「高さ」を口で言ってみることにした。
4ヶ月続けるともうそれはうれしいことに半ば習慣となってきた。
 雲の名前を同定するときにとっても参考になるものが付いていた。
『もくもくチャート』である。このすばらしさは使ってみてこそわかるものだった。
10種雲形を見わけることは簡単そうでいざやろうとするとけっこう迷うものなんである。
 そんなときこれがとっても役に立つのだ。
 これがきっと「武田康男先生監修 理科ハウス作成」の最大の成果なんだろうと思う。
▼私は、自然観察の第一歩に「雲見」が最もお薦めだ!!
だってこれほど簡単に、いつでも、誰でも取り組めて、なおかつ奥が深くて楽しい自然観察はないのだ。
雲の名前についても最初から「10種雲形」で覚えていくことをお薦めする。
一度覚えてしまえば一生の宝ものだ!!
一生「雲見」をより豊かに楽しめるのだ!!そして「明日の天気」も少しずつ見えてくるのだ!!

もう一度言う。
 その最初の「雲見」のともに「もくもくシール」は最高にお薦めだ!!

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