キツネノカミソリ実生:「発芽」それとも「発根」!? #ヒガンバナ
▼大賀ハス蓮根の植え替えから2週目の定例観察日だった。
観察池は一昨日の雨で水があふれんばかりだ。それでも、先週に比べれば濁りは治まっていた。水面の下にはまだ顔を出すにはいたっていないが「葉芽」がいくつか伸びていた。
水栽培の方に目をやれば、これまたいくつもの「葉芽」が元気よく伸びていた。やがてこの「葉芽」が成長して大きな葉ができる。そして、しばらくしてからあの「花芽」が出てくる。そして「あこがれの4日間」が訪れるという段取
りだ。ところで「葉芽」と「花芽」はどの段階でどのようにして運命を分けているのかな?
▼「芽」と言えば、今、いくつかのリコリスの仲間の「芽」を観察中だ。
ヒガンバナ、コヒガンバナ、キツネノカミソリたちだ。究極はもちろんヒガンバナの実生にあった。その前段として実生ができてアタリマエのキツネノカミソリから挑戦していた。
今回が2度目の挑戦ということになる。
▼立春にナイロン袋から土ポットに移し替えていた。昨日は久しぶりに青空の下に持ち出してじっくりと観察してみた。
6つの土ポットの種子のうち3つが順調に成長しているようだった。
その3つはそれぞれ成長の仕方が三様にちがっていた。
第一のものは土とは反対に上にのびていた。「これぞ根!!」という感じだ。
ここに昨年度の私の大きな勘違いがあった。私は、種子から「発芽」して伸びてくるのは「葉」だとばかり思っていた。そうではない!!まず「根」、「球根」をつくり何年かかけて一人前のキツネノカミソリに育ち、花を咲かせるのだ。だから、これは「発芽」というより「発根」というのがふさわしいのかも知れない。
第二のものは、立春の段階でいちばん長く伸びていたやつだ。またちがったことを見せてくれていた。
「根」と思われる部分から「これぞ葉!!」と思われるものが伸びてきていたのだ。
第三のものが、私が今の段階でイメージするもっとも「正当」な成長をしていた。種子から伸びた「芽」は土に潜り込むように伸びていた。イメージでは、これが土の中で「根」が育ち、「根」「球根」は休眠に入り緑の部分は消えると考えていた。事実観察中のコヒガンバナもそうのように成長しつつあるように見える。
▼さて、問題は次なる一手だ!!
いつも私の「研究」はシロウトの無手勝流だった。
そのとき持ち合わせの浅い「知識」と「科学」をフルに駆動して次の作戦をきめて行っていた。
だからいつも試行錯誤、「失敗」の連続だ!!
とりあえず「種蒔き用の土」とケースは準備した。
さて次はどうするか?
しばし考えてみようと思う。
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