春彼岸:ヒガンバナは今!? #ヒガンバナ
▼今日は彼岸の中日だ!!
「暑さ寒さも彼岸まで」とはほんとうによく言ったものだ。
いっきょに春めいてきた。生きもの(動植物)たちもそれをよく感知していた。
もう20年近く観察を続けている定点観測地Aのヒガンバナはホシノヒトミの包囲網ですっかり枯れモードに入っていた。葉先から黄色く枯れ全体としてべったり地面に倒れるようになっていた。
また、紅白のヒガンバナがあるとなりの定点観測地Bの方は、もっと枯れは進行していた。特に葉の大きいシロバナヒガンバナの方は黄色く変色するのを通り過ぎ、枯れ果て朽ちようとしていた。
▼こうしてヒガンバナは枯れ果て梅雨の頃にはすっかり地上から姿を消す。そして、秋彼岸が近づくと花芽が顔を出し、花茎がスルスルとのびてあのみことな真っ赤な花を咲かせるのである。
花を咲かせた後に、またこのような葉をのばしてきて、他の草花が枯れている冬場に光をたっぷり独り占めして地下に栄養を貯め込むのである。なんとみごとな戦略ではないか!!
私はこのヒガンバナに生きものは一年間まるごと観察してこそ、その生きもののすごさがわかることを教えられた。(参:『人の暮らしに密着するヒガンバナ』 )
大賀ハスしかりであった。植物だけでなく動物たちもそうだと思った。目立つ季節だけでなく一年間通して観察してみてこそその生きもののほんとうの凄さが見えてくるのだった。
▼そんなこと考えながらまわりを見ていると、また気になる生きものをみつけた。
前の田の土手に張られた除草シートの上をゆっくり移動するものがあった。それもひとつふたつではなくけっこうたくさんである。近づいて見た。
カタツムリだ!!なんでこんな時期にこんなにたくさん!?
またまたこいつの一年のくらしが知りたくなってきた。
▼前の竹藪では椿がいよいよ本格的に咲き始めた。
そして、落下する花の数もふえてきた。
そうすると「うつ伏せ」タイプもたしかにでてきた。
やっぱりもう春なんだ!!
他にどんな生きものがどのように春を感知しているだろう?
今日も探してみよう。
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