『コウガイビル物語』第5章がはじまった!!
▼私の『コウガイビル物語』第5章がはじまっていた。
「コウガイビル!?」、私には特別の意味をもつ生きものの名前だ。ずっと昔から知っている生物ではなかった。
最初に出会ったのは、まったくの偶然であった。2008.11.14である。
最初に出会ったコウガイビルを私はエサを与えず水だけで261日ナイロン袋で飼い続けた。貴奴の数々の「ふしぎ!?」に夢中になった。そしたら貴奴は私を生命科学最前線まで連れていってくれた。
(くわしくは、「コウガイビル」を追う 参照)
▼以来ずっと「コウガイビル」との再会を願っていた。
第三の「コウガイビル」に出会わせてくれたのも生徒だった。そのコウガイビルは私の大失敗で「失踪」させてしまった。第四のコウガイビルは昨年の夏、我が家の柿の木で発見した。それはずかな期間で「消えて」しまった。
そして、人生で五匹目のコウガイビルとの出会いは「2015年大賀ハス蓮根の植え替え」(2015.03.28)と一緒に訪れたのである。なんという奇遇だ!!
はからずも
最大の「ふしぎ!?」は最も身近にある!!
をまたしても立証してしまったのだ。
▼「コウガイビル」はなんとも奇妙なかたちをしていた。その姿かたち、ヌルヌルした体表、動きなど「キモイ!!(気持ち悪い)」生きものであることは否定しない。しかし、それだけならここまで私は夢中にならなかっただろう。
こいつは簡単に言ってしまえば「陸生プラナリア」なんである。あの再生実験など有名な「プラナリア」の陸上版なのである。「水生プラナリア」に比べあまりよく知られていない。
しかし、観察して学ぶにはこれほどのすぐれた「教材」はないと私は確信をもっていた。
・どこにでも身近にいる。
・肉眼で簡単に観察できる。
・「生命とは何か?」
・「再生とは?」
・「ES細胞とは?」「全能性幹細胞とは?」「iPS細胞とは?」
・「食べるとは?」(個体維持)
・「仲間を殖やすには?」(種族維持)
などなど
▼はじまった「コウガイビル物語」第5章は今後どのような展開になるか。
私にもまったくわかっていなかった。
ただひとつだけこれだけはぜひやりたいと思っていることがあった。
それは、生きた「コウガイビル」の姿をできるだけ多くの人に見せることだ。
これまで、多くの人に「コウガイビル」のことを語ってきた。そんなときいつも歯痒い思いをしてきた。
いかにうまく話しても(話もヘタクソだが(^_^;))その「ふしぎ!?」感のホントは伝わりにくかった。
生きた姿を見ながらであればまたちがうだろう。
だから…。
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