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新・クラウド「整理学」試論(49)

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▼けっして忘れているわけではなかった。毎日とは言わないまでもずっと気にはしていた。
キツネノカミソリ実生への「再挑戦」だ!!
久しぶりにしげしげと観察してみた。確かに以前に比べ「白い部分」は太ってきているように見えた。
この部分がきっと鱗茎へと成長するのだろうと思われた。昨年度の挑戦ではここで枯らしてしまっていた。
だから、今回は次なる一手をうつ必要があるのだろう。
ところが私はグズグズしていた。次なる一手がまだわからないことと、せっかく「白い部分」をこのまま観察していたいという未練からだ。どうもやっぱり本質的には怠惰な人間なようだ。
人より「慣性の法則」が強くはたらくようだ。(^^ゞポリポリ
▼それは「整理」についても同じだった。
~パソコン・システム手帳・袋ファイルを連動させて~
をこれだと思ったらずっと続けていた。
なかでも「袋ファイル」については執拗であった。はじめた当時は「私もやっていますよ!!」という声を聞いたことがあった。家族でも取り組んだ子どもたちも一緒に巻き込んでやった。
 はじめて自家製「袋ファイル」をつくってからもう25年も経とうとしている。四半世紀だ!!
私のまわりには袋ファイルであふれていた。
少しは処分したが、まだまだいっぱいだ。もう二度と使わない「袋ファイル」は破棄しようと決意するのだが、なかなか進まない。
 それなのに懲りずに私は、またしても昨日50枚の「袋ファイル」を作成してしまったのだ。
▼パソコンも同じ頃に使い始めた。それまではどちかと言うと導入には積極的ではなかった。
しかし、これは「整理」のツールとして使えると思いだしてからちがってきた。
ネットにつながり出してから、パソコンに対する認識は一転していった。これぞ「整理」のもっともメインにすべきツールだと思った。
 多くの人にお世話になり、教えてもらいながらWebベージをはじめた。98/04/25のことだった。
 そして、究極はこのblogだった。はじめたのは04/11/21だが本格的に書き始めたのはその3年後の2007年の11月頃からだった。
 一日一回更新で基本的は毎日書き続けた。授業レポ、自然観察レポ、読んだ本のこと、旅のこと、日常の些細な出来事等々すべてを書き込んだ。
▼Web、blogなどを「整理」の究極のツールとするには滅茶苦茶便利な利点があったからだ。
半パブリックな場に「情報発信」というかたちでストックしていけば
いつでも「検索」をかけられるのである!!
自分で最も使い易いデータベースが構築ができるのだ。
 これは梅棹忠夫が『知的生産の技術』で言った「発見の手帳」だった。
 そして、このことになによりのヒントをくれたのがあのファラデーだった。

(つづく)

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