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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(45)

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▼神戸にも「大気の物理学実験室」はあった!!
アタリマエすぎるほどアタリマエ!!のこと。
ほんと久しぶりの外出だった。列車に乗っても、ずっとずっと「雲見」を楽しんでいた。
この時間を利用して読もうと思って持っていた本はちらっと見るだけだった。
いつでもどこでも「雲見」ばっかり!!
これはヤバイ(^_^;)
持病の「ばっかり病」がかなり重篤化してきているようだ。
▼「大気の物理学実験室」の縦断面図=エマグラム(Sunny Spot)の勝手な読み解きをすすめよう。
 エマグラムを最初に見たとき、このゴチャゴチャ具合から列車の「ダイヤグラム」を連想した!!
その連想をさらに発展させて、トンデモないものを「空想」してみた。
▼ここから少し「遊び心」で…
「水蒸気を乗せた大気列車」!!

これで、エマグラム3本の線を読み解いてみよう!!
●等飽和混合比線=この列車の乗客(水蒸気)の定員数を示す線。
 「定員」は温度によってきまっている。温度が低くなると定員は少なくなる。

この「大気列車」が走る線路は2種類あった。
●乾燥断熱線=乗客(水蒸気)が定員一杯になるまで列車が走る線路。
 この線路を走っているあいだ停車駅はないので乗客の乗り降りはない。つまり乗客(水蒸気)の数は変わらない。
● 湿潤断熱線=乗客(水蒸気)が定員一杯になって以後列車が走る線路。
 この線路を走るとき乗客(水蒸気)はその都度列車から降りてもらわねばならない。列車から降りた乗客(水蒸気)は「団体さん」になって「雲」になる!!

▼ここで「上り」の「水蒸気を乗せた大気列車」を想像してみよう。
出発駅での乗客数は、「等飽和混合比線」をみればわかる。その数は「乾燥断熱線」を走るあいだは変わらない。
 列車は高くへ高くへと走る。ある高さのところで「等飽和混合比線」と「乾燥断熱線」は交わるんだ。
ここで「定員一杯!!」の信号が出るんだ。これ以後は列車は「湿潤断熱線」の線路を走らなければならない。
「定員一杯!!」の信号の出た駅のことをプロたちは「持ち上げ凝結高度」とよぶらしい。
 列車がさらに上がっていけば、あふれた乗客(水蒸気)は、列車から降りてもらうことになる。
列車から降りた乗客は団体になって「雲粒」になる。降りた場所が温度が低ければ「氷晶」になる。
 つまり「持ち上げ凝結高度」は雲の底!!
 さらにさらに列車が上がり続ければ、ついには乗客をすべて降ろしてしまう。
乗客(水蒸気)のまったくいない空っぽの列車になる。
 そこから下りてくるとき、つまり「下り」の列車は再び最初の「乾燥断熱線」の線路を走って下りてくる。

どうだろう。このトンデモ「空想」は少しは
天気の大原則 「上がると ザアザア 下がるとカラカラ」
につながらないだろうか。

「銀河鉄道」だってあるんだから、「大気鉄道」だってあってもいいではないか!!

「大気鉄道」の空想を繰り返しながら、今日も「雲見」だ!! 

(つづく) 

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