Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(39)
▼2015年1月が終わった。
今年になって一ヶ月続けてみたことがある。「雲見」をした後、「もくもくシール」をカレンダーに貼り付けてみることだ。
「もくもくシール」とは理科ハウスで作成されたもので、「雲博士になろう! もくもくチャート」 (武田康男先生監修 理科ハウス作成2014)にもとづいて「今見ている雲はどのタイプ?」を判断して、あらかじめ用意されたシールを市販のカレンダーに貼り付けていくものだ。
▼シールを貼るときに雲の名前もさることながら、その雲の高さを意識するようにした。
シールを貼る時間もまちまちになってしまったが、ともかく一日一回は意識して「雲見」するという習慣が身についてきたように思う。
この一ヶ月、「雲見」によって、ほんの少しだけ「大気の物理学実験室」を立体的にイメージしていくことがすすんだような気になっている。
▼さて、次の一ヶ月がはじめまった。
2月は、この「実験室」でどんな実験が展開されるのだろう?
またまた、気象庁のお世話になってみよう。
◆気象庁・向こう1か月の天候の見通し 近畿地方(1 月31 日~2 月28 日)(気象庁ホームページより)
こんなくわしい情報があるなんて知らなかった。プリントアウトしてカレンダーのそばに貼りつけて置くことにした。
▼1月最後の日(2015/01/31)の空もなかなか複雑だった。
晴れているのに、ときおり生野峠からの「おこぼれ雪」が、大賀ハス観察池(蓮根の植え替えから44週目)に舞い降りた。
月がかわったからと言ってとぎれることはない。空はつながり、どこまでも繰り返す!!
寅彦のあの言葉を思い出す!!
科学の方則とは畢竟(ひっきょう)「自然の記憶の覚え書き」である。自然ほど伝統に忠実なものはないのである。(「津浪と人間」より)
(つづく)
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