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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(40)

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▼『我々は大気の海の底に住んでいる。』
といきなり言われれば ?(゚_。)?(。_゚)?
でもよく考えるみるとそうだった。海の底に住む魚に大きな「水圧」がかかっていると言えば比較的簡単に納得できる。
でも大気の海の底に住む我々にも大きな「大気圧」がかかっている事実は俄には信じがたいものがある。
どうしてだろう?
「水圧」と「大気圧」にはいくつかの隔たりがあった。いくつかのステップを経なければ同様とは認識できなかった。
そもそも「空気」を物質として認める必要があった。
そしてその「空気」に重さがあるがことも。
人類が「大気圧」を納得して認識したのもそう古い話ではなかった。
▼ましては、「(大)気圧」と「天気の変化」の関係に気づいたのは人類の歴史からするとごく最近の話なんだ。
17世紀後半のことだそうだ。
今では天気予報でアタリマエの「ヘクトパスカル」も、そう昔からというわけではなかった。
「晴雨予報グラス」というものがある。
「気圧」と「天気の変化」関係を話をするのに面白いかと思って数年前に手に入れ授業で使っていた。
しばらくしまい混んでいたが部屋のインテリアにもなるかと引っぱり出してきた。ひっぱり出してきたついでにこいつの歴史をみてみた。
 参考にさせてもらったのはいつもの『天気図の歴史ーストームモデルの発展史ー』(斎藤直輔著 東京堂出版 昭和57年2月25日初版)であった。
そこには「1.2 晴雨計」(P5)という項目もあった。

 17世紀はまた、測器による気象観測の始まった世紀でもある。温度計、気圧計、湿度計がこの世紀の後半には実用化され、多くの指導的な科学者が大気の状態を器機で測定しはじめた。

いずれにしても気圧計(バロメーター)と呼ばれるよりも晴雨計(ウェザーグラス)のふさわしかった時代に入った。気圧計は間もなく航海者の必携品となる。気圧計の読みと風向きと永年の経験につちかわれた勘が彼等をすぐれた実地気象家にしてくれた。
 気圧と天気の関係はあらし(ストーム)において、つまりあらしの時は気圧が低くなる点で最も明瞭であったが、さて改めて気圧と天気の関係の体系づけとなるとそう簡単でなかった。しかし、人々は世界の様々な場所で観測して比較するようになる。その根底はなんであっただろうか。各地で体験された天気の時間経過から天気現象をすでに流れていくもの、あるいは生成し変転するものと考えて、天気の様々な様相を各地でとらえようと意図したのであろうか。(『天気図の歴史ーストームモデルの発展史ー』(P5より)

▼さて21世紀の現在ではどんな気圧計が使われているのだろうか。
それが気になり出した。

◆電気式気圧計 - 気象庁 | 航空気象

どうやこの「電気式気圧計」というのが一般的に使われているようだ。
原理は少し複雑なようだ。
これはよけいなことかも知れないが、正確さという面では難はあるが、教材としての価値としては「晴雨計」の方が上かも知れない。
なにしろ「原理原則」むきだしだから!!
▼いずれにしても17世紀後半の人々の気づきは、21世紀の今も、そしてこれからも続くのである。
「気圧」はまさに「天気の変化」のバロメーター!!

「大気の海の底に住む」このアタリマエにも歴史があった。
今のアタリマエを「ふしぎ!?」に思い、そのルーツをたどってみることもなかなか面白いかも知れない。
今日も「雲見」とあわせて「晴雨計」をながめてみよう。

(つづく)
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