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「立春の卵」を立てた!!

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▼『やった!!やっぱり立った!!立った!!』\(^o^)/
私はこの「小さな実験」成功にひとり万歳をしていた。
今日は、立春である。実験したのは立春の前日の昨日(2015/02/03)である。
この小さな実験とは、冷蔵庫から卵をとりだして平らな机の上に立てるだけのことである。
久しぶりやるので、一個目は少し時間がかかった。
1個が立つとあとは簡単なものだ。
「絶対に立つ!!」という確信が後押しをしてくれる。
2個、3個と立ててみた。
色の違う卵もで挑戦してみた。すべて立った!!
立春でなくても立つのだ!!
▼「雪は天から送られた手紙である」で有名な中谷宇吉郎がこの小さな実験についてたいへん興味深い文章を残してくれている。

◆『立春の卵』(青空文庫より 初出昭和22年(1947)4.1)

 戦後まもないころ、「卵を立てる」だけのこの小さな実験で世間が大騒ぎしたときの話だ。
中谷宇吉郎はこう書いていた。

要するに、もっともらしい説明は何も要(い)らないので、卵の形は、あれは昔から立つような形なのである。この場合と限らず、実験をしないでもっともらしいことを言う学者の説明は、大抵は間違っているものと思っていいようである。
 こういう風に説明してみると、卵は立つのが当り前ということになる。少くもコロンブス以前の時代から今日まで、世界中の人間が、間違って卵は立たないものと思っていただけのことである。前にこれは新聞全紙をつぶしてもいい大事件といったのは、このことである。世界中の人間が、何百年という長い間、すぐ眼の前にある現象を見逃していたということが分ったのは、それこそ大発見である。
▼私は自慢気に言うことではないが、「不器用さ」では少し自信があった。(^^ゞポリポリ その不器用な私でも立てることができるとわかってから、この「小さな実験」を機会あるごとにやってみた。 ミニ授業、HR、研究会等々で子どもたち、大人たちと一緒に挑戦してみた。 あの「究極のクリップモーター」ときと同様だった。 ひとりが成功すると次々と立てていった。 そして言うのだった。

いつ、誰が、どこでやっても立たせることができる!!
だから、「科学」なんだ!!
立たせているのは、念力や神通力でもない、もちろんハンドパワーなどでもない!!
「科学」の力なんだ!!

と。
▼実は、この実験をはじめる前に冷蔵庫をのぞいたら、卵が2個しかなかった。私はスーパーへ走った。
いちばん安そうな卵を買った。一ケース10個入りで175円(消費税加えて188円)だった。
一個あたり18円だ。またこの実験をしたからと言って卵は食べられなくなるわけではない。
この「小さな実験」の実質経費は0円ということになる。
これは、安価で簡単に誰にもできる「小さな小さな実験」だ。
でも、この「小さな小さな実験」が教えてくれことは、とてもとても大きい!!
中谷宇吉郎は言っていた。

 人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細(ささい)な盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。

立春の今朝、そっとその部屋に行ってみた。
5個の卵は立ったままだった。
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