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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(55)

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▼空はまだまだ躊躇しているようだったが、大地には着々と春がやってきているようだった。
待っていた紅梅は次々とほころび、小鳥たちの集会場となっているようだ。
 定点観測地のヒガンバナ黄色味を増し「我が天下」の時代を過ぎようとしている。ホシノヒトミの包囲網も日に日に進んでいるようだ。
▼2月が終わる。
空の「躊躇」も時間だろうか?
それにしても昨日は寒かった。「三寒四温」というよりその周期は短く「一寒一温」ぐらいに感じてしまうが。
どちらにしても空の春は直線的にやってはこないようだ。やっぱり 螺旋的だ!!
またまた
◆宇宙からの「雲見」=デジタル台風:雲画像動画アーカイブ(全球画像)
で2月中の大気の動きをふり返ってみよう。
やっぱりこれは面白い!!
何度も何度も繰り返し見てしまう!!
▼2月は「気象庁・高層天気図」の面白さを少しみつけた。
まだまだその「面白さ」を「伝わる」かたちにはできていないが。
また高層天気図で気になることをひとつ残していた。
それは「渦度」というものだ。
先の「宇宙からの「雲見」」動画を見ていてもよくわかるが、大気は渦を巻いて移動していた。
 雲が見られるところだから、「低気圧」と考えていいだろう。北半球と南半球では反対だ。
「高層天気図」のなかにもそれを表した図があった。
◆アジア地上気圧、850hPa気温/500hPa高度・渦度天気図(FEAS/FEAS50)
( 24時間毎(12UTC) )
 
この500hPaの方だ。
プリントアウトしてながめてみた。
▼くわしいことはわからない。
渦巻きの度合いが表現してあるという。北半球では「左巻きの渦」を正とするらしい。正の領域には縦縞がはいっている。あるある!!小さな渦、大きな渦が。
渦の中心には「+数値」が書いてある。なんとそこには「L」(低気圧)の文字が。
反対に縦縞のない白いところに数字が書いてあった「-数値」そしてその近くには「H」(高気圧)の文字が。
アタリマエ!!
「低気圧」=左巻きの渦
「高気圧」=右巻きの渦
このアタリマエの「発見」が私にはうれしい!!

まったく関係ないが、昨日例の柿の木でとても面白いものを見た。
この冬の継続観察のひとつにしていたミノムシがピンチだった。ぶら下がっていた小枝が風で折れてこの状態になったのだ。まるで平行棒だ。偶然にしてはできすぎた絶妙のバランスを保っていた。
さて、今日はもう落ちてしまっているかな。
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(つづく)

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【お薦め本】『インターネット的』(糸井 重里著 PHP文庫)

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▼昨日の「雲見」は朝からずっと雨の中であった。
空をみあげな:がら、今さらの「ふしぎ!?」、アタリマエの「ふしぎ!?」が頭に浮かんできた。
「雨はほんとうにあの雲から降ってくるのだろうか?」
「雨の降ってくる雲と降ってこない雲がある?その臨界点は?」
「そもそも空はいったい何をしているんだ?」
「熱エネルギーの格差是正!?」
「…」
こんな等身大の「ふしぎ!?」の謎解きをフラットな場でやってみたい。
それが私の理想だった。
▼古くから友人(=ひょっとしたら「もうひとりの自分」!?)と街でばったり出会って喫茶店に入ってあれやこれや四方山話をダベっている。そんな気でこの本を読んだ。
この本とは

■『インターネット的』(糸井 重里著 PHP文庫 2014.11.19)

 実は私はこの本を10年以上前に読んだことがある。読んだのはこの本の新書版『インターネット的』(糸井 重里著 PHP新書 2001.7.27)である。この度、内容は同じで文庫化されたのである。
 それだけなら新書版を読み返せばよかったのだが、文庫化にあたり「続・インターネット的」が「おまけ」についていると言うので手に入れて読んでみた。
▼「おまけ」だけ読むのはもったいない気もしたのでもう一度最初から読んでみた。
実に面白かった!!
 当時の「インターネット」を著者がどのように受けとっていたかを等身大に語っていた。
大いに感化された自分を思い出した。著者は昔から「コピーライター」として、またテレビにも登場するような有名人だった。(今は、「ほぼ日」のイトイさんとしての方が有名かな)そんな有名人の「等身大」と私の言う「等身大」とはちょっと違うのかも知れないが。
話が拡散してしまわないあいだ、いつものようにお薦めポイント3つあげておこう。

(1) Twitter的の源流に出会える!!

(2) インターネットの世界にも「不易流行」があることがわかる!!

(3) これからも使えるノウハウがいっぱい詰まっている!!

▼最初からもう少しくわしく
(1) Twitter的の源流に出会える!!
 私は、Twitterを2009/09/23からはじめた。まもなくはじめて2000日になる。はじめたころこの新しいコミュニケーションツールに夢中になった。やがて「Twitter的」という造語を頻繁に使うようになった。
もちろんこの本の「インターネット的」の真似である。
コンテンツもこの本のパクリだった。この本の最初にある「インターネット的」を読み解く3つの鍵をそのまま拝借した。
 3つの鍵とは「リンク」「シェア」「フラット」である。私はこれにこのblogのテーマにもあげている「等身大」「リアルタイム」を加えて「Twitter的」とした。途中からさらに「アクティブ」を加えた。
Twitter的=「リンク」「シェア」「フラット」「等身大」「リアルタイム」「アクティブ」
は今や私になくてはならないものとなった。Twitter的は、けっしてTwitterという道具の話ではない。
私の生き方であり、哲学なのだ!!(ちょっとオオバーかな(^^ゞポリポリ)
 「Twitter的」のはじまりには「インターネット的」があったのだ。
だから、私にはどうしてもこの本を紹介する義理があるのだ。

(2) インターネットの世界にも「不易流行」があることがわかる!!
 ネット環境ずいぶん変わってきた。今さらこと新たに「インターネット」とコトバすら使わない時代になった。
blog、SNS、Twitter、Facebook、LINE、スマホなら知っているけどそれって「インターネット」なの?
と聞き返されるような時代だ。
 十数年前にも著者はこの時代を予見していた。そして言った。
「インターネット」が問題ではないんだ。「インターネット的」が私たちの課題なんだ!!
いつの時代にも「不易」は存在する。「不易」は「流行」を創造する。
また、ほんとうの「流行」はかならず「不易」を内包している。

(3) これからも使えるノウハウがいっぱい詰まっている!!
 10数年前には気づかなかったことだが、この本にはいっぱい人生の「ノウハウ」(こんな表現は著者はきっと嫌がるだろうが)が書かれていた。それもきわめて具体的だった。
例えば「正直は最大の戦略である」、インターネット的な情報整理法、問題を発見するための「寝返り理論」等々である。

「もうこのはやさにはついて行けない!!」となげく私のような人にも
もうスマホでしか「インターネット」に出会わない世代の人たちにもお薦めの一冊だ。

 


 

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(54)

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▼いつもの「雲見」の空に雲が西から東に流れていった。
風の向きも変化してきていた。このアタリマエ!!
 毎日、毎日同じことを繰り返していると、つい自分が何をしようとしているのかを見失ってしまう。
「雲見」から、明日の天気を予想する!!
これが今やろうすることの「原点」だった。
▼自分の日々暮らしている「空間」を「大気の物理学実験室」と見るといろんな「発見」があった。
今までアタリマエに見えていたことが、みごとな「実験」結果の現象なんだと見えてきた。
ありがたいことにこの「実験室」は24時間フルオープンだ。
特別に実験観察の準備は何も必要ない。思いついたとき「実験」結果を観察すればいいだけだ。
そして、明日の「実験」結果を予想する。
なんと面白いことではないか!!
▼「わざわざそんなことしなくても、テレビの天気予報の番組を見ればいいではないか。」という人がいた。
その通りだと思う。
 このごろのテレビの「天気予報」番組は、単なる「予報」だけでなく、とてもくわしく「天気の変化」を解説してくれている。大いに参考になるし、勉強になる。
 しかし、やっぱり私は自分で「雲見」から、明日の天気を予想する!!をやってみたいのだ。
せっかく「大気の物理学実験室」に暮らしているのだから。
▼そのプロセスを楽しみたいのだ。
できれば多くの人と情報を共有しながら、コンヴィヴィアルに楽しみたいのだ。
そのためのテキストが、Webテキスト『天気の変化』だ!!
まだまだ道は遠い。
具体的構想もまだまだ進まない。
道程は遠くても何かを構想する営みはそれ自体も楽しいものだ。
道草もいっぱいしながら ゆっくり 急ごう!!

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(53)

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▼「雲見」の空だけでなく、足元の「ホシノヒトミ」にも春は訪れていた。
ここにきて急に「ホシノヒトミ」のめざめが目立ちはじめた。
ところで、貴奴等はやっぱりこの時期はやっぱり「ホシノヒトミ」!!なんである。
 昨年の数ヶ月におよぶ観察によって確信を持っていた。花が咲き終わって実の季節になったら貴奴等のことを古の人の観察眼に敬意を表しつつ「オオイヌノフグリ」と呼ぼう。いつの季節も同じ名前で呼ぶ必要はない。季節によってちがう呼び名があってもいいではないか!!
話がそれてしまった。
 まだ早春のせいか目覚めの時間が遅いような気がする。お昼近くになったら、雌しべが一方の雄しべに寄り添うようになっていた。
 「ホシノヒトミ」たちにとって春の訪れ、「天気の変化」を予知することは死活問題なんだろうな。
▼我々人間にとっても「天気の変化」予知することは、今も昔も重要課題だった。
自然に直接的にはたらきかける農業・漁業では、まさに死活問題であった。
そこで、「観天望気」の科学が生まれた。
それを長い年月をかけて「天気コトワザ」というかたちに結晶化させた。
それを駆使して、明日の天気を季節の訪れを予知しようとした。
自然とともに生きてきた先人たちが残してくれた貴重な遺産だ。
大切に受け継ぎたいものだ。
▼一方で私は「大気の物理学実験室」を立体的にイメージする作業を続けていた。
「面白い!!面白い!!」と叫ぶだけでなく「伝わる」かたちにしようと挑戦していた。
「高層天気図」からもう一度「地上天気図」にもどってみた。
◆気象庁・天気図
「実況天気図」だけでなく動画にしてみたり、「予想天気図」をみたりした。
これもけっこう面白い!!
太平洋に温帯低気圧からながく伸びる「寒冷前線」、途中から「停滞前線」が見られた。
「前線」「温帯低気圧」こんなコトバを使ってこの「実験室」を立体的にイメージしはじめたのはいつのころからなんだろう?
 調べてみることにした。
 授業テキスト『天気の変化』のときにはずいぶんお世話になった古い本を本棚から引っぱり出してきた。
◆『大気の科学~新しい気象の考え方~』(小倉 義光著 NHKブックス 昭和43(1968)年9.20)
書いてあった。

こうして、一九一九年、J・ビヤークネスによって温帯低気圧の構造図が発表された(第26図)。これまで使われていた気流線ということばの代わりに、温暖前線・寒冷前線ということばがはじめて使われたのは一九一八年である。(『大気の科学~新しい気象の考え方~』P55より)

※(図26)というのは今も中学校の教科書に載っているあの図である。

なんとまだ100年と経っていないんだ!!
「天気の変化」の謎解きはまだまだ途上にあるんだ!!。

さあ、今日も「雲見」つづけてみよう!!
(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(52)

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▼あの紅梅の蕾がほころびはじめた!!
ほんとうにいっきょにだった。朝と昼と夕方あきらかにほころびはじめた蕾の数がかわっていた。
こんなときこそあの「アメダス」だと思って開いてみた。
 朝の9時に10.4℃と10℃を越え夕方18時の11℃までずっと10℃を越えたままだった。
最高は12時の14.3℃だった。ナルホド!!
 それにしてもこんなに近くに「アメダス」があるとはありがたい限りだ。
▼一昨日(2015/02/22)、ある研究会で私は、『今、「高層天気図」が面白い!!』というミニレポートを報告した。
今、自分が何に夢中になっているかの報告するアリバイレポみたいなつもりだった。
内心どこかで「へー、面白そうやな」「そしたら、一度帰ったら見てみるわ」の言葉を期待していたのかも知れない。
ちがっていた!!
「それ何が面白いのかまったくわからん!!」
「それで何がわかってくるのん?」
「もっと作業をともなうような…」等々
私は内心ショックだった。
まずは自分が面白がることこそが大切と自分に言い訳しながらも、仮にも「サイエンスコミュケーター」と名のっている以上これではダメだと思った。
 会が終わった後、「イトカワの石」を見るために大阪市科学館に向かったが、その道すがらもずっと考えていた。
どうすれば、この面白さは伝わるのか?
▼気分を取り直して昨日も朝から、各地に「春一番」をもたらした22日の「大気の物理実験室」の様子を頭に描くイメージトレイニングをやってみた。
・地上天気図
・高層天気図
・四国のアメダス情報
などをプリントアウトしておいてやってみた。
誰もがすぐ手に入る資料・データを使って「天気の変化」を科学する。
それは、やっぱり「面白い!!」と思った。
▼次なるミッションはきまった。
この「面白さ」を誰にも「伝わる」かたちにしていくことだ。
 それは、けっして誰かのためにというのではない。
私自身の「面白さ」を豊かにし何倍いや何十倍何百倍にも膨らませるためである。
科学は共有されてこそホンモノの「科学」になるのだ。
あらためて
「情報は発信するところに集まる」
「情報は交叉するところに生まれる」

を実感するのだった。

 次回の機会には、どんなミニレポができるかな。

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【Web更新2/22】15-08 オンライン「寅の日」 等更新!!

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紅梅の うれしきことの 遅きかな 15/02/21 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-08
週末定例更新のお知らせ
 イトカワの石の「ホンモノ」(実物)を見た!!顕微鏡で辛うじて見えるぐらいの(0.055mm)ものだった。
でも「ホンモノ」だった。「ホンモノ」はそれ自体で何物にも代え難い説得力をもつ。「物語」を生み出す!!
それが面白い!!

◆表紙画像集2015 更新!! 人里の自然シリーズ 紅梅
 まだかまだかと待っているときは、地球の回転スピードが落ちているのではと疑ってみたくなるほどゆっくりと「時間」が過ぎるものだ。
 各地の梅開花の知らせを聞きながら、東の畑の「誕生記念の紅梅」がほころぶのを待っていた。
それにしても考えてみるとみごとなものだった。毎年毎年同じ頃に忘れることなく開花する。
どんなレセプターを持ち合わせていて、どんな「からくり」になっていて咲くのだろう。
アタリマエ!!で捨てやるには「ふしぎ!?」過ぎる!!
 
◆オンライン「寅の日」  更新!!
 昨日、「寺田寅彦、ほんまに面白いな!!」という声を聞いた。
とってもうれしかった。
 ひとりでも多くの人が寺田寅彦を読みはじめるきっかけになることが本望であった。
どう読み解くか、それは自由だ。
読む人それぞれの「文脈」に従って読めばいい。
 どんな「文脈」にも対応できるだけの幅の広い世界、そられが寅彦の世界だと思っている。
オンライン「寅の日」も90回を越えた。100回がせまってきた。
「寅の日」にこだわっていた。100回にいちばん近い休日の「寅の日」はと考えたら99回目がそれになった。

○第99回オンライン「寅の日」…2015年6月7日(日)
この日を第二回オフライン「寅の日」としたいと思います。
内容も場所も何も決めていませんが、実施だけはきめたいと思います。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 昨日(2015/02/22)、北陸、中国、四国、九州北部の各地方で「春一番」が吹いたという。
大気はどう動いたのだろう。これからどう動くのだろう。
 これまでにわかってきたことをフル活用して今から読み解いてみようと思う。

さあ、今週はどんな「ホンモノ」に出会えるだろうか o(^o^)o ワクワク

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(51)

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから47週目であった。ここに確実に春はやってきていた。
張っている氷は薄くなっていた。枯れた葉茎にクモの糸が以前にも増して目立ちはじめた。それにしてもクモはいち早く春を感知したのだろうか?
 上空の空も行きつ戻りつではあるが確実に春に向かっていた。飛行機雲はながく尾を引くようになった。
すると次々と雲が出てきて南西から流れていった。
今朝は雨だった!!
▼50回を越えて少し頭を整理していた。
特に最近実感しているのは

(4) 誰にでもすぐ手に入る面白い資料・データがいっぱいある!!

なかでも気象庁・高層天気図が面白い!!と思っていた。
何が面白いのか?何がわかってきたのか?少しまとめてみた。
・「地上天気図」だけではわからないことが
 ・「大気の物理学実験室」が立体的に
 ・プロだけのものにしておくのはモッタイナイ!!
 ・アタリマエだけど納得!!のことばかり
▼さらに具体的には
(1)高さと気圧
 ・300hPa…基準高度9600m
 ・500hPa…基準高度5700m
 ・700hPa…基準高度3000m
 ・850hPa…基準高度1500m
 ○高くなるほど気圧は低くなる!!
私たちは「大気の海の底」にくらしている。
(2)高さと気温
 ○大気は下からあたためられる!!
○雲粒は氷の粒!!

(3)わずか10㎞上空に猛烈な風が…(ジェット気流)
・300hPa…基準高度9600m 高層天気図参照
○「光は東から 天気は西から」が見えてくる。

(4)雲のおよその高さが見えてくる。
等々
▼一例をあげてすべてを語ろうというのは少し強引であることはわかっている。
 しかし「高層天気図」以外にもこのようなものがいっぱいありそうな気がする。
こんなもの私には「無理」だと見る前から諦めてきたモノが。
その「発見!!」
 それもこの「Webテキスト『天気の変化』の可能性!?」を続けて行く楽しみなのかも知れない。

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(50)

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▼三日連続して虹を見るを期待して「雲見」していた。
残念ながらその期待ははずれた。ごくごくアタリマエの「雲見」だった。
 しかし、「雲見」のほんとうの醍醐味はこのアタリマエ!!にこそあった。
なんの劇的な変化もない、いつものにように青空に雲が浮かぶだけ。
 そんなごぐごくアタリマエの空から、見えていないものを可視化しようというのが「雲見」だ。
「雲見」を意識的にするようになって気づいたが、ものすごい頻度で飛行機か飛んでいる。
 この飛行機もいいことを教えてくれていた。
飛行機雲がすぐ消えてしまうか、あとまでながく残るかは上空の見えていない「水蒸気」の量を教えてくれていた。昨日は飛行機雲はすぐ消えてしまった。
昨晩の「宇宙見物」は久しぶりにとてもきれいだった。
▼今日の記事を書いていた気づいた。
「Webテキスト『天気の変化』の可能性!?」という妙なタイトルの記事を書き始めて今日で50回目になるんだ。
最初に書いたのは、2013/12/08だから実に2年越しになるんだ。
 それもカテゴリーは「授業」で続けている。
「授業」をしなくなってしまった今も、これを続けているのは
自然は最高の教科書!!
子どもは最高の指導書!!

継続の意思表示なのかもしれない。
▼せっかくだから、この機会にこの記事を続けてきて今までにわかってきたことを思いつくままにまとめてみようと思う。

(1) 「雲見」は、最も身近で最高の自然観察!!

(2) 我々は「大気の物理学実験室」のなかにくらしている!!

(3) 「天気の変化」は複雑系の科学である!!

▼ちょっと仰々しいが、やっぱりそうなんである。
続けよう。

(4) 誰にでもすぐ手に入る面白い資料・データがいっぱいある!!

(5) 宇宙からの「雲見」とリンクすると面白い!!

(6) 「雲見」を楽しんでいる人はいっぱいいる!!その人たちとツナガルとさらに面白い!!


まだまだありそうだが今日のところはここまでにしておこう。

(つづく)
    

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2015年3月のオンライン「寅の日」は #traday

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▼これは「事実」です!!けっして「作り話」ではありません。
と書かなければ自分でも信じられないようなことを見てしまった。
朝の「雲見」から少し気づいていたが、北西から南東のびる不気味な雲の列があった。
そして昼頃にはそこから少し雨が降ってきた。
でも空は晴れた。15時前にも同じことが繰り返された。
今度は雨ではなかった。降ってきてモノにあたる音がちがっていた。
「あられ」だ!!
屋外いた私は急遽家に帰り写真を撮った。
「あられ」はしばらくすると雨に変わった。
その次だ、信じられないものを見たのは、
虹だ!!連日の虹!!
こんなに虹とはアタリマエにいつも見られるものなのだろうか。
虹はいつもの「雲見」定点観測地に見られた。
虹はみごとに空を「暗雲の世界」と「光の世界」に二分していた。
まるで「お天気ショー」でも見せてもらっている気分になった。
▼この「お天気ショー」はどれほどの「物理学」の「法則」から構成されているのだろう?
いまやっぱり気になるの「物理学」だ!!
とりわけ気になるのは「寺田物理学」だ!!
そこで3月オンライン「寅の日」のテーマも「寺田物理学」継続!!でいきたい。
3月は3回ある。

■2015年3月オンライン「寅の日」
◆第91回オンライン「寅の日」…3/03(火)
◆第92回オンライン「寅の日」…3/15(日)
◆第93回オンライン「寅の日」…3/27(金)

▼石原純は「寺田物理学」の特質を次のようにのべていた。

事実に深く透徹することは即ち卑俗な類型化を避けて独創的な新しい類型化に赴かしめる所以であるからである。この意味で写実主義こそ、寺田さんがまたその科学研究に於て採ったところの注目すべき方法であった。それは言い換えれば抽象よりも具体を重んずるところの一つの方法である。抽象的な法則を羅列してある物理学の教科書にはまるで書かれてゐないやうな、そして今日高度の抽象にまで進んでゐる物理学の中心問題からは甚だ縁遠いやうな、いつも具体的現実として我々の周囲に見られるやうな事実がその研究対象として採り上げられる。これが実に寺田物理学の特質を形作ってゐるのである。
(石原純「寺田物理学の特質」『思想 寺田寅彦追悼号』(岩波書店、1936)pp.23-35より 一部現代かなづかいに改変)

さすがである。納得できる説明だ。
 そこで「寺田物理学」の特質がよく現れたような随筆を2作品「日常身辺の物理的諸問題」「物理学圏外の物理的現象」を再度読んでみたい。そして最後には、「寺田物理学」の原点をみつめるということで「知と疑い」を読んでみたい。

■2015年3月オンライン「寅の日」

◆第91回オンライン「寅の日」…3/03(火) 「日常身辺の物理的諸問題」(青空文庫より)

◆第92回オンライン「寅の日」…3/15(日) 「物理学圏外の物理的現象」(青空文庫より)

◆第93回オンライン「寅の日」…3/27(金) 「知と疑い」(青空文庫より)

▼3月もとことん「寺田物理学」を追いかけてみたい。
3月が終われば、このオンライン「寅の日」も3年が終わることになる。
思えば遠くへきたもんだ。
もちろん4年目も続けていくつもりである。
それから90回が過ぎていよいよ100回が近づいて来ている。
100回記念オフライン「寅の日」の計画も具体的にたてていきたい。
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本日(2015/02/19)、第90回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼昨日(2015/02/18)の朝はとっても不思議な天気だった。
小学生が列をつくって登校していた。通勤の車がせわしく走っているそんな時間帯のことだった。
玄関を出たら朝日が眩しかった!!
なのに雨が降っていた!!
西の空を雨雲が見えた!!
「これは虹が見えるぞ!!」と思い慌てて家に入りカメラをもってきた。
やっぱり、ほんとうに虹が見えてきたのだ。
私は、ますます強く確信した!!
私たちはまちがいなく「大気の物理学実験室」のなかにくらしている!!
▼そうその「物理学」を学ぶのが今日(2015/02/19)だ。
本日は第90回オンライン「寅の日」。
読むのは「寺田物理学」第二弾「物理学と感覚」
寅彦が本格的に随筆を書き始める前、大正6年(1917年)11月、彼が40歳ときの文章である。

◆本日(2015/02/19)、第90回オンライン「寅の日」

●『物理学と感覚』(青空文庫より)

▼正直に言おう。私には「難解」である。
昨日と今朝2回読んでみた。まったくと言っていいほどわからないのである。
これはたぶんに私が「物理学」を不勉強であったことと関係しているのだろう。
こんなこと今さら言ってもはじまらない(^^ゞポリポリ
でも、これを読み解きたい意志だけはある。
トンチンカンなことになると思うがこんなこと言っているのかな、と思うところを引用させてもらう。

世界の人間が全滅しても天然の事象はそのままに存在すると仮定する。これがすべての物理的科学の基礎となる第一の出発点であるからである。
 このように外界の存在を認めその現象を直接に感ずるのは吾人(ごじん)の感官によるほかはないのにその感官がすこぶる粗雑なものであってしかも人々個々に一致せぬものである。それで各人が自分の感覚のみをたよって互いに矛盾した事を主張し合っている間は普遍的すなわちだれにも通用のできる事実は成り立たぬ、すなわち科学は成り立ち得ぬのである。  それで物質界に関する普遍的な知識を成立させるには第一に吾人の直接の感覚すなわち主観的の標準をいったん放棄して自分以外の物質界自身に標準を移す必要がある。これが現代物理的科学にみなぎりわたっている非人間的自然観の根元である。

▼ここまでで終われば、私はこんなに「寅彦」にはまらなかっただろう。
90回まで続けてきたおかげで、深い読み取りはできなくても、文章展開の「手口」のようなものが少しだけ読めるようになってきた。
 最後の一文がきっと寅彦の言いたかったことではないだろうか。
 

物理学を感覚に無関係にするという事はおそらく単に一つの見方を現わす見かけの意味であろう。この簡単な言葉に迷わされて感覚というものの基礎的の意義効用を忘れるのはむしろ極端な人間中心主義でかえって自然を蔑視(べっし)したものとも言われるのである。

ここにこの後展開される独特の「寺田物理学」の萌芽を見る気がするがするのだがどうだろう?
わからぬままに書いてみた。
今回ほどもっと「物理学」を勉強しておけばよかったと思ったことはない。
今日中にもう一度、3回目読んでみたい。

昨日は、朝虹だったが青空の多く見られる「雲見」だった。
さあ、今日はどんな「実験」に出会うかな。
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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(49)

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▼昨日の「雲見」は一日中青空が少なかった。
そんな天気ながら春の気配を感じるのだった。
それは、どこから来ているのだろう?
気温?
空気の湿り具合?
なまあたたかい風?
雲の流れ?
「大気の物理学実験室」に今何が起こっているのだろう。
使えるものはすべて使ってシミュレーションしてみるのだった。
「高層天気図が面白い!!」
正直言って、高層天気図がこんなに面白いものだとは思っていなかった。
これまではときどきみたことはあったが、なんともわけのわからぬものがゴチャゴチャ書き込んであって、どうせシロウトの私などにはわからぬと思っていた。
 それは間違っていた!!
「雲見」から「大気の物理学実験室」で何が起こっているのかをシミュレーションするとき、これほど有効な道具はないのである。
 そしてなによりうれしいのは、今すぐ誰もが利用できるのことである。
 こんな面白いものをプロだけが使うモノにしておくのは絶対にモッタイナイ!!
今朝も「気象庁・高層天気図」を使わせてもらった。
●アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図(AUPQ78)
●アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)
●北半球500hPa高度・気温天気図(AUXN50)
5つの「高層天気図」をプリントアウトしてみた。
結局は、今温かい空気と冷たい空気が押し合いへし合いしているのだと思った。
冷たい空気が優勢になったり、温かい空気が優勢になったりしながら、それを繰りかえしている。
▼「南岸低気圧」の進路も徐々に変わってきている。
今、自分で注目しているのが「春一番はいつ?」だ。
「春一番」と言えば私などすぐ連想するのは「もうすぐ春で~すねぇ♪」のキャンディーズのメロディだ。
 しかし、実際はそんなウキウキのものではないようだ。
 これまた気象庁・風に関する用語解説によれば

冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風。 備考: 気象庁では立春から春分までの間に、広い範囲(地方予報区くらい)で初めて吹く、暖かく(やや)強い南よりの風としている。

とある。
 また『天気図がわかる』(三浦 郁夫著 技術評論社 )の著者三浦郁夫さんによれば、4つの基準があってその基準を満たしたとき「春一番が吹きました」と発表されるらしい。その4つの基準とは

①期間は立春から春分までのあいだ、
②日本海に低気圧がある、
③強い南よりの風(東南東から西南西まで、風速は8m/s以上)、
④気温が上昇する
『天気図がわかる』(三浦 郁夫著 技術評論社 )P51より)

だそうだ。
だから「春一番」が吹かない年もあるということになる。
▼はたして、今年 私の「大気の物理学実験室」に「春一番」は吹くだろうか?
吹くとするならそれはいつ?
また
私は、それを感受できるだろうか?
そこに今、いちばん興味がある

今朝はまた雨が降っていた。
冷たい空気、あたたかい空気どちらが優勢なのかな?

(つづく)
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【お薦め本】『科学・技術と現代社会 上・下』(池内了著 みすず書房)

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▼「やっぱり、雨だった!!」
今朝起きてすぐ外に出て確かめてみた。
私の天気予報の的中率も少しずつあがってきていた。
毎日飽きもせずに「雲見」三昧だった。
「雲見」を続けながら、誰でもすぐに手に入れることできる資料・データを使って、今、「大気の物理学実験室」で起こっていることをできるだけ具体的にイメージする。そして「実験室」で起こる未来を予測するのである。
それが私の天気予報!!
実験材料費も設備も機器もなにもいらない。誰にでもたった今すぐできること!!
それが私の「等身大の科学」。
あの人の言う「新しい博物学」にツナガルものかもしれない。
▼その「等身大の科学」「新しい博物学」を教えてくれた人がいる。
池内 了氏だ。氏のこれまでの「仕事」の集大成のような本が出た。(実際の発行は上2014/10/10、下2014/10/24)

『科学・技術と現代社会 上下』(池内了著 みすず書房)

変な話だが、私はこの人の「追っかけ」をしていた。(まだ本の上だけであるが)
とりわけ、3.11以降にこの人の語ること、書くことに興味があった。
 著者は昨年夏のはじめに『科学のこれまで、科学のこれから』(池内 了著 岩波ブックレット)を書き、そのなかで「これから」の道標を立ててくれていた。
 「等身大の科学」「新しい博物学」という道標を!!
▼今回、この大著を少し変わった読み方をした。
手に入れたのは昨年末だった。年末年始に一挙にということはしなかった。と言うよりできなかったという方が正しいかも。(頭はポンコツ度を増すばかり(^^ゞポリポリ)

 毎日時間を決めてちびりちびりと読み進めた。それはまるで大学の「講義」を聴講するような気分で。
だから、これは興味深いから長く読むということはせずに、次の「講義」のお楽しみということにした。
読み終えた今、思う。これは正解ではなかったかと。
 実はこの本は著者の大学での講義録を中心に構成されたものだそうだ。だから私の「読み方」はけっこう
的を射たモノになっていたのかもしれない。
 ダメだ!!こんな調子でいくといつものダラダラ病になってしまう。
お薦めポイント3つを先にあげておく。

(1) サイエンスコミュケーター必読の書!!

(2) 科学・技術の「現在地」が全領域にわたって語られている!! 

(3) わかりやすく平易な文章で「これから」の科学・技術の方向が語られている!!

 これまたいつものことだが、あくまで私の「文脈」にそった「我田引水」風のお薦めポイントだ。
▼ではひとつずつ行こう。

(1) サイエンスコミュケーター必読の書!!
 私は、2011年4月、「サイエンスコミュニケーター宣言」をした。私は、それまでの取り組み(拙い実践ばかりではあるが)の中でひとつの確信を持っていた。
 サイエンスコミュニケーションの最前線は現場の「理科」の授業である!!
だから、理科教師こそが、最前線の「サイエンスコミュケーター」である!!
ずいぶん手間勝手な理屈だ。
でもやっぱりそう思っていた。
 では、そのなかで伝えたい「科学」とはなんだ!? 自問をはじめた。
その答えのひとつとして有力候補があった。
それが「等身大の科学」!!
だからこの書はサイエンスコミュケーター必読の書!!

(2) 科学・技術の「現在地」が全領域にわたって語られている!! 
ほんとうに全領域をカバーしていた。人類史からはじめて現在までの科学・技術の「歴史」のすべてが語られていた。もっともリアルタイムの「歴史」についても避けてはいなかった。
序章に「原発事故をめぐって」をもってきていることからも著者のスタンスはわかると言うものだ。
歴史をひもとき「現在地」を確認するという作業は、「これから」を考えるとき最も重要である。
あのことの「歴史」についてくわしく知らないなと思えば、その項目のページを見ればよい。
 およそここに書かれていない「科学・技術の歴史」はないぐらいにすべてが書かれている。

(3) わかりやすく平易な文章で「これから」の科学・技術の方向が語られている!!
 元々が「これから」科学・技術の「専門家」になっていく若人たち語りかけた「講義」がベースになって構成された本だからそうなんだと思うが、非常に難解な問題を論じながらも文章は平易でわかりやすい。
 これは示唆的である。わからなければ伝わらないのだから。
 「地下資源文明から地上資源文明へ」の著者の主張もわかりやすく伝わってくる。
 
最後にどうしても引用させもらいたい一文があった。

その意味で本書は私の予見の書であり、取りようによっては今後科学と社会を考えていく人々への遺言と言っても差支えない。ここで指摘した問題について一つ一つ対処していくための私の遺言のつもりで書いてきたからだ。
幾分でも参考になれば幸いである。(下「あとがき」 P753より)

『科学のこれまで、科学のこれから』(池内 了著 岩波ブックレット)とセットで手元に置いておき、道に迷いそうになったらこの本を開いてみたい。

雨はやんだようだ。
今日の「雲見」はどんな展開になるのだろう。
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【Web更新2/15】15-07 Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 等更新!!

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麦踏みの 音もうれしき 童かな 15/02/14 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-07
週末定例更新のお知らせ
私には
「アタリマエ!!」で放置してきた「ふしぎ!?」がある
「また後で…」と保留してきた「ふしぎ!?」がある
「私には無理!!」と諦めてきた「ふしぎ!?」がある
今、その「ふしぎ!?」たちをひっぱりだしてきて、吟味し科学するのが
私の「科学」!!
小説に「私小説」があるのなら
科学にも「私科学」があってもいいではないか!!

◆表紙画像集2015 更新 人里の自然シリーズ 麦
麦踏み!! なんとなつかしい響きだ。
そんなことしなくなって半世紀以上たつのかな。
そんなにたってもまだあの「ザクッ ザクッ」と霜柱を踏みつける音、
長靴の底から伝わる感触は今も記憶に残っている。
 その麦踏みをしたのは今頃の季節だったのだろうか。
今はそんなことしている姿はとんと見たことがない。
そんな行程は必要なくなったのかな?
それとも別のほうでやっているとか?

前の田の麦は青々と葉を伸ばしていた。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 先週一週間はこればっかりだった。
知れば知るほど面白い!!
こんな贅沢な道楽はそうそうない。
ネットの時代の今だからこそ可能なことがいっぱいありそうな気がする。
まだまだ続けてみようと思う。

さあ、今週も「私科学」を楽しもう!!

  

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(48)

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▼昨日の朝、蓮根の植え替えから46週目の「大賀ハス観察池」に雪が降っていた!!
夜のあいだに「北西・北から」冬が再びやってきたようだ。
朝のあいだの「雲見」は、雲のない「雲見」からはじまった。やがては次から次と色々な雲が登場してきた。
それらは必ずしも「北西」からばかりは登場しなかった。
「西」からも登場した。「雲見」しながら思った。
冬と春の交叉が始まっている!!と。
▼知れば知るほどそれは美事である。
「大気の大循環」のシステム!!
冷たい空気は重たい、重たいから下に下りてくる。
持っていた「位置エネルギー」を「運動エルギー」に変えて。
温かい空気は軽い、軽い空気は上に上昇する。
「熱エネルギー」を「運動エネルギー」に変え「位置エネルギー」を得る。
まるで大気のジェットコースターだ!!これぞエネルギー保存則!!
それを繰り返すうちに「エネルギー格差」格差を是正していく。
誰が考えたんだ。こんな美事なシステムを。
▼今朝起きてから、ひとつの作業をしてみた。
いずれも気象庁・高層天気図のお世話になった。
最初は、
◆アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)
である。昨日の12時の500hPaの分をプリントアウトして、-30℃の破線を青い蛍光ペンでなぞってみた。
北・北西からまるで長い舌を伸ばして日本列島の北部を覆っていた。
5㎞上空のこれが下りてきているのだとわかった。これが冬の正体だ!!
もうひとつ興味深い高層天気図があった。
◆北半球500hPa高度・気温天気図(AUXN50)
である。同日、同時刻のものである。先の500hPaの場合と同じ作業をやってみた。
アタリマエだけど長く伸びた舌は同じかたちをしていた。
それにしてもこの蛇行はなんだ。地球一回りで3~4回大きく蛇行している。
どうみてもなんらかの周期性を持っているように見える。
ここに「大気の大循環」の謎解き、春の訪れの予測のヒントがあるような気がする。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
▼朝起きてからもうひとつやった。いつものように月を撮ったのだ。
月は暦にある通りのかたちをしていた。正確な月齢まで計算されていた。予測通りだった!!
ほんとうに「ふしぎ!?」だ!!
380000㎞も彼方の月のことが、こんなにもはっきりわかるのに、
たった5㎞だけ上空のことがわからないのだろう?
たしかに「天気の変化」は複雑である。いくつものアタリマエが複雑に絡まり合っていた。
「天気」は複雑系科学の典型である。
だから深く、面白い!!
とも言える。

(まだまだ つづく)


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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(47)

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▼昨日も「一日でいちばんきれいな空」からはじめて「雲見」三昧の一日だった。
昨日は一昨日に比べて雲の流れてくる方向が逆戻りしていた。北西の方向から次々と冷たい風を伴っていろんな雲が流れてきた。一昨日は西から流れてきたというのに。
「天気の変化」は複雑だ。こんなときこそザックリと単純にルールをつくってしまおう!!
「冬は北西からやって来る!!」
「春は西からやって来る!!」
▼いや春だけではなかった。
「光は東から 天気は西から!!」は「天気の変化」の第二大原則だった。
それを元から追うのが、次なるテーマだった。
 最も大元の「ふしぎ!?」から行こう。

●そもそも大気は何をしようとしているのか?

 大元の大元は太陽からはじまっていた。太陽放射エネルギーを球形をした地球は「不平等」に受けとっていた。
単純に考えて「赤道」はたっぷり受け取り、「高緯度」「極」は少なかった。これはアタリマエ!!
このままでは「赤道」どんどんアツツ!!「極」はヒエヒエ!!不平等は深化するばかり。
それを緩和・平等化しようと言うのが「天気の変化」。つまり格差是正!!だ。
自然は偉大なり!!
▼ではもっと具体的にどのように熱エネルギーは分配されていくのだろう?
どのように水の状態変化が関与しているのだろう。
授業『天気の変化』の「4 大気の大循環(地球をめぐる風)」「上がるとザアザア 下がるとカラカラ(世界の気候)」を思い出す。
赤道付近はいつも温かい、だから年がら年中大気は「上がると ザアザア」で熱帯ビシャビシャジャングル地帯!!ハドレー循環で緯度30度あたりは、「下がると カラカラ」で砂漠地帯!!世界中の砂漠は緯度20~40度におさまった。例外はゴビ砂漠で…
なんていうのがお気に入りのストリーだ。
▼ダメだ。こんなこと言っていたらそれこそ逆戻りだ。
・貿易風
・偏西風
・極風
これらを頭にイメージしながら、もういちどお気に入りのあれを見てみよう。

◆「宇宙からの地球規模「雲見」=デジタル台風:雲画像動画アーカイブ(全球画像)

これをじっと見ていると
「春は西から」
「光は東から 天気は西から」

ナルホド!!アタリマエ!!に思えてくる。

今朝起きて外に出たら庭は少し白かった。夜の客は「北西から」やってきたようだ。

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(46)

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▼「よし、今だ!!」と思ってカメラをもって外に出てみた。
そしたら、やっぱり東の空にあった!! 虹が!!
 虹そのものはさほどりっぱなものではなかった。しかし、「今なら、虹が出る」と予想して、それが的中したのがとてもうれしかった。少しオオバーかも知れないが感動であった。
▼昨日の空は、朝から少しこれまでとちがってきていた。どこかぼんやりとした空は、大気中にたっぷり水蒸気を含んでいることを教えてくれているようだった。
 風も少し温かかった。雨雲がときおり西から流れてきていた。
そして、夕方にはついに雷をともなった雨が降ってきた。雨がやんだあと、再び西日が射しだした。
その時だった虹を見たのは!!
虹の上には巨大積雲・積乱雲があった。
▼「大気の物理学実験室」の横断面=気象庁・高層天気図、
縦断面図=エマグラム を私なりに読み解くなかで、見えなかった世界が少しずつ見えてくるようで面白い。
「高層天気図」と「エマグラム」をバラバラに見るのでなく、リンクさせながら見てより豊かに「実験室」をイメージしたい。しかし、それは一度や二度やったからできるものではなかった。
繰り返し繰り返し楽しみながらやってみようと思う。
ときどきは、昨日のような「天からのご褒美」がもらえるかもしれないから。
▼雲の流れが気になっていた。
アメダスでも確認してみたが、やっぱりそうだった。「西から」が目立ちはじめていた。
今度はもうひとつの天気の大原則

「光は東から 天気は西から」!!

をもう少し深く追ってみようと思う。

(つづく)


 

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(45)

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▼神戸にも「大気の物理学実験室」はあった!!
アタリマエすぎるほどアタリマエ!!のこと。
ほんと久しぶりの外出だった。列車に乗っても、ずっとずっと「雲見」を楽しんでいた。
この時間を利用して読もうと思って持っていた本はちらっと見るだけだった。
いつでもどこでも「雲見」ばっかり!!
これはヤバイ(^_^;)
持病の「ばっかり病」がかなり重篤化してきているようだ。
▼「大気の物理学実験室」の縦断面図=エマグラム(Sunny Spot)の勝手な読み解きをすすめよう。
 エマグラムを最初に見たとき、このゴチャゴチャ具合から列車の「ダイヤグラム」を連想した!!
その連想をさらに発展させて、トンデモないものを「空想」してみた。
▼ここから少し「遊び心」で…
「水蒸気を乗せた大気列車」!!

これで、エマグラム3本の線を読み解いてみよう!!
●等飽和混合比線=この列車の乗客(水蒸気)の定員数を示す線。
 「定員」は温度によってきまっている。温度が低くなると定員は少なくなる。

この「大気列車」が走る線路は2種類あった。
●乾燥断熱線=乗客(水蒸気)が定員一杯になるまで列車が走る線路。
 この線路を走っているあいだ停車駅はないので乗客の乗り降りはない。つまり乗客(水蒸気)の数は変わらない。
● 湿潤断熱線=乗客(水蒸気)が定員一杯になって以後列車が走る線路。
 この線路を走るとき乗客(水蒸気)はその都度列車から降りてもらわねばならない。列車から降りた乗客(水蒸気)は「団体さん」になって「雲」になる!!

▼ここで「上り」の「水蒸気を乗せた大気列車」を想像してみよう。
出発駅での乗客数は、「等飽和混合比線」をみればわかる。その数は「乾燥断熱線」を走るあいだは変わらない。
 列車は高くへ高くへと走る。ある高さのところで「等飽和混合比線」と「乾燥断熱線」は交わるんだ。
ここで「定員一杯!!」の信号が出るんだ。これ以後は列車は「湿潤断熱線」の線路を走らなければならない。
「定員一杯!!」の信号の出た駅のことをプロたちは「持ち上げ凝結高度」とよぶらしい。
 列車がさらに上がっていけば、あふれた乗客(水蒸気)は、列車から降りてもらうことになる。
列車から降りた乗客は団体になって「雲粒」になる。降りた場所が温度が低ければ「氷晶」になる。
 つまり「持ち上げ凝結高度」は雲の底!!
 さらにさらに列車が上がり続ければ、ついには乗客をすべて降ろしてしまう。
乗客(水蒸気)のまったくいない空っぽの列車になる。
 そこから下りてくるとき、つまり「下り」の列車は再び最初の「乾燥断熱線」の線路を走って下りてくる。

どうだろう。このトンデモ「空想」は少しは
天気の大原則 「上がると ザアザア 下がるとカラカラ」
につながらないだろうか。

「銀河鉄道」だってあるんだから、「大気鉄道」だってあってもいいではないか!!

「大気鉄道」の空想を繰り返しながら、今日も「雲見」だ!! 

(つづく) 

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(44)

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▼昨日も私の「大気の物理学実験室」のなかで「雲見」三昧の一日をおくった。
「実験室」のなかを何機も飛行機が飛んだ!!
雪が輝きながら舞い降りてきた!!
いく種類もの雲が現れては流れ消えていった!!
やっぱり「雲見」は面白い!!
▼そんな「雲見」をしながら、「実験室」の縦断面図=エマグラムのことを考えていた。
このエマグラムもいろんなところで見せてもらえるようだが、とりあえずここを開けてみる。
・エマグラム(Sunny Spot)
開けてみてビックリだ!!
このゴチャゴチャした線はなんだ。なんとも難しそうだ。こんなものから何がわかると言うのだ。
 しかし、これは体験的にわかってきたことだが、一見難しそうなやつにかぎって、きわめてアタリマエ!!から成り立っているもんだ。ただたくさんのアタリマエ!!が一度に出てくるから…?(゚_。)?(。_゚)?
気を取り直してひとつずつ見てみる。
(1) 縦軸(気圧)
 高さだ。高いところ行くほど気圧は小さくなっている。アタリマエ!!
(2) 横軸(温度)
 上空ほど、温度は低い。これは毎朝確認しているぞ。アタリマエ!!
(3) 乾燥断熱線
 上空へ行くほど温度が下がるをグラフに表記した線、納得だ。アタリマエ!!
(4) 湿潤断熱線
  乾燥断熱線にくらべると立ち上がった線だ。これは水蒸気が凝結して雲をつくっているときの温度変化を示した線だ。水の分子は「気体ビュンビュン」から「液体フラフラ」になったら熱を出すんだ。それを「潜熱」と言うんだ。
だから、その分、乾燥断熱線に温度が高くプロットされているんだ。これもやっぱり アタリマエ!!
(5)等飽和混合比線
  名前からしてなんともややこしそうだ。でもほんとうにそうだろうか。
乾燥空気1Kgに対して腹いっぱいで何gの水蒸気が含まれるか表した値が「飽和混合比」だそうだ。
これは水蒸気が水滴になってしまわないかぎり一定だ。物質不滅の法則だ!!これまたアタリマエ中のアタリマエ!!
ややこしいことは認めるが、ひとつひとつ見ていくとどうもアタリマエ!!が寄り集まっているだけのようだ。
▼問題は次だ。
太い実線で書かれているのか「気温」の状態曲線
破線で書かれているのが「露点」の状態曲線
バッと見ただけでもけっこう面白いアタリマエがわかる。
上空何メートルのところは何℃ぐらいかすぐわかる。さらに高くなるほど気温は下がっていることもわかる。
次は「露点」状態曲線だ。「露点」とは水蒸気が腹いっぱいではみ出しはじめる温度だ。
はみ出した水蒸気は「凝結」して水滴になる。雲粒になるんだ!!
そう自分を納得させつつ説明しながら気づいた!!
これは私には「大発見」だ!!滅茶苦茶アタリマエ!!だけど
「気温」「露点」が近づいているところはもう腹いっぱいなんだ。
そこに雲ができるだ!!
雲ができそうな高さがわかるのだ!!ここで

「エマグラム」と日々の「雲見」とがリンクした!!

▼「雲見のうた」を歌いながら雲を10種類に分けてきた。
それは種類分けだけが問題ではなかった。仲間分けをすることによって雲の「高さ」を意識したかったのだ。
「雲見」は言わば、頭上の「エマグラム」を描いているようなものなんだ。
「雲見」は地上からだけでなく「宇宙からの雲見」=「衛星画像」も可能だ。この「発見」を何度も確かめてよう。

では、最初の「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」とエマグラムがどうつながっているのか。
は次にしよう。

(つづく)
 


 

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(43)

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▼生野峠の方向が白かった!!きっと雪が降っているのだろう。
「生野峠越えるときには弁当忘れても傘忘れるな」の状況なのだろうと思った。
 ところが、生野峠越えるまでもなく自分の頭のうえからチラチラと雪が舞い降りてきた。
真上を見上げてみた。どこから降ってきたのだろう?
やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
▼「大気の物理学実験室」の謎解きにはまっている。
誰もが即座に手に入れることができる資料・データを読み解くことによって謎解きを進めようとしてきた。
「実験室」を横からスライスした言わば水平断面図が気象庁・高層天気図だった。
あまりこれまで意識的に見てこなかったが、見てみるとけっこう面白いものだとわかってきた。
「雲見」とリンクさせて雲の高さのことも知った。
「渦度」「上空の気温」「ジェット気流」等のことも少しだけわかりだした。
▼気になっていることがあった。
私はこれまで「天気の変化」で最も有効なルールは
「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」!!
だと思ってきた。繰り返し使い納得してきた。
 しかし、これは水平方向の広がりくらべるときわめて短い距離の鉛直方向を問題としていた。
大気が「上がっているのか」、「下がっているのか」それで天気がきまると。
ならば、縦に切った鉛直断面図のようなものがないのか?
それがあると言う。
それが エマグラム !!
▼さっそく「エマグラム」を見せてもらった。
(゚o゚)ゲッ!!
開けてみてビックリだ。
なんだこれは線ばっかりゴチャゴチャと一杯だ!!
こんなものから何が読みとれるというのだろう!?

(つづく)

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【Web更新2/8】15-06 Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 等更新!!

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うす紅の ほのかに浮かぶ 椿かな 15/02/07 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-06
週末定例更新のお知らせ
 私は「不易流行」と言うコトバが大好きだ。どこまでその深い意味を理解しているかと問われればはなはだ自信はない。
 しかし、このコトバが好きだ。自分なりにカスタマイズして使っている。
ホンモノの「流行」は必ず「不易」を内包している!!
ホンモノの「不易」は必ず「流行」を創出する!!

◆表紙画像集2015 更新 人里の自然シリーズ 椿
 いつもの散策コースの前の竹藪まで歩いた。椿の蕾はまだ硬かったけれど少しだけ色が浮かんできているように見えた。今年も椿が咲いて花が落ちる頃には寅彦の真似をしてみようと思う。楽しみである。
 椿ですぐさま思い出すのは、この寅彦がやった「椿の花の落下実験」だ。
次は若狭の「お水送り」で見た椿、東大寺二月堂の「お水取り」で見た椿だ!!
もう「花ごしらえ」ははじまったのだろうか。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 一瞬の「天気の変化」のなかにも「不易」なものがある!!
「不易」なルールの発見こそ当面の課題だ。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 もうすぐオンライン「寅の日」をはじめて3年が過ぎようとしている。
よくよく考えてみると、このルーツは【理科の部屋】のオンライン学習会にあるように思う。
さらに遡れば「地下茎舎」の学習会(読書会)に行きつく。
 私はずっとずっと「学び合い・高めあう場」に恵まれてきた。深謝!!

◆ヒガンバナ情報2015 新設!!
 今年になってはや2月も1/3が過ぎようとしているのにこのWebページをつくっていなかったことに気づいた。
98年から毎年つくり続けてきたページだから、もう17年目ということになる。
 今年もいろんな「ヒガンバナ情報」で更新していけるようにしたいものだ。

さあ一週間がはじまる!!今週はどんな「不易流行」に出会うだろうo(^o^)o ワクワク

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(42)

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▼昨日は、大賀ハス蓮根の植え替えから45週目の定例観察日だった。
大賀ハス観察池にはもちろんのこと氷がはっていた。私はいつも氷をコンコンとたたいてみることにしている。
まるで夏のスイカのテリ具合をみるように、ほんとうに薄いときにはそれで割れてしまうことがある。
たたいたときの音や感触で氷のはり具合をみようというのだ。
 先日、気象台でも「結氷」の観測は実際にバケツの氷をはらせて観測するのだと教えてもらって、なにかとてもうれしい気分になった。
▼体感・実感のともなう「天気の変化」の謎解きをやってみたいと思っていた。
しかし、それには限界があった。だからこそいつでも誰にでも簡単に見ることのできる資料・データを利用させてもらってできるだけ体感・実感に近い「等身大の科学」をめざしたい。
▼昨日もあいかわらずの「雲見」三昧の一日だった。
 しかし、いかにじっと眼をこらして見ていてもそれは見えてこなかった。
車を走らせれば10分とかからぬ距離のところ(実際にはまだ行けないが)にトンデモない強い風が吹いているなんて!!
確かめてみようと思った。
だいぶん馴染みになってきた気象庁・高層天気図を見せてもらった。

◆アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)

この12時の300hPa(基準高度 9600m)を見せてもらった。
風力が記録されていた。あの地上天気図の馴染みのあれとは少しちがっていた。
「ノット」で表されていた。
「短い矢羽根一本=5ノット」「長い矢羽根一本=10ノット」「旗矢羽根一本=50ノット」
ときめられていた。
 自分が眺めている上空をみる。
なんと「旗矢羽根」が二本もついているではないか。それにプラス「短い矢羽根」「長い矢羽根」がついているところもある。それは100ノット以上ということか!!
すごいことはわかるがまだピントこない。
1ノット=0.51m/s(1.85Km/h) で換算してみる。
(゚o゚)ゲッ!!  それは51m/s 以上の強風!!
(゚o゚)ゲッ!!(゚o゚)ゲッ!! 185㎞/h 以上の強風!!
俄に信じがたい強風だ!!
▼やっぱりそれはホントだったんだ。
これがあの「ジェット気流」だ!!
こいつの動向が、地上の「天気の変化」に大きく影響をもたらすと言われても納得できる気がする。
ほんの少しずつであるが、私の「大気の物理学実験室」のイメージはゆたかになっていく気がするのだった。

さあ!今日の「雲見」から、見えない「ジェット気流」も見てみよう!!

(つづく) 


 

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本日(2015/02/07)、第89回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼私の「大気の物理学実験室」はちょっと贅沢だった。
なにしろ実験結果のデータは逐一記録化してくれる「アメダス」まで設置されているだから。
  このめぐまれた環境を活かさない手はない。
昨日も雲のない「雲見」からはじめた。
 ところでこの「実験室」で展開される実験の数々、その大元の「物理学」について私はどれほどのことを知っているだろう?
 それをあらためて問いかえすところからはじめてみたい。そしたら、見えていなかったものが見えてくるかも知れないから。
▼2月のオンライン「寅の日」のテーマも、それに関連したものだった。
世に「寺田物理学」というものがあるという。
浅学無知をかえりみず挑戦してみようと思う。
・「寺田物理学」とは!?
・「寺田物理学」の魅力とは?
・「寺田物理学」はなぜ面白いのか?
・「寺田物理学」はこれからも有効か?

本日(2015/02/07)は、その第一弾だ。「物理学の応用について」を読む。

◆本日(2015/02/07)、第89回オンライン「寅の日」

●「物理学の応用について」(青空文庫より)

▼いきなり「応用」から入るのもどうかと思ったが、読み進めるうちにすぐこれが「寺田物理学」入門に最適だと思いだした。

 まず「物理学」って何?からはじめてくれていた。
 生命とか精神とかいうものを除いたいわゆる物質を取扱って何事かしようという時にはすぐに物理学的の問題に逢着(ほうちゃく)する。吾人(ごじん)が日常坐臥の間に行っている事でも細かに観察してみると、面白い物理学応用の実例はいくらでもある。ただそれらは習慣のためにほとんど常識的になっているので、それと気が付かないだけである。

 アタリマエでやり過ごしてしまっているだけで

一つとして物理学の応用を待たぬものはない。

と言いきっているのである。
つまり「物理学」は、アタリマエの日々の暮らしのなかにあるというのである。
▼さらには、「研究の方法」をも示唆してくれていた。

今一般に実際上の問題に物理学を応用しようとする時に、第一着手としてしなければならぬ事は問題自身の分析的研究である。実際上に起る問題をちょっと見ると簡単なようでも通常非常に複雑なものである。同時に範囲の判然せぬ問題が多い。

このように問題の分析が出来てしまえば、それから一つ一つの問題について別々に研究し、その結果を綜合して初めて実際の場合に応用が出来る訳である。もし問題の分析をせずに研究すればいつまでたっても要領を得ないで五里霧中に迷うような事になってしまう。

さらにうれしいことには、この「大気の物理学実験室」についてもふれてくれていた。

複雑な実際問題を研究して先ずその真相を明らかにしようという場合には、先ずその大体を明らかにして枝葉を後にするのが肝要である。これも多くの人にとっては平凡な事であろうが、世人からは往々忘れられる事である。渾沌(こんとん)とした問題を処理する第一着手は先ず大きいところに眼を着けて要点を攫(つか)むにあるので、いわゆる第一次の近似である。しかし学者が第一次の近似を求めて真理の曙光を認めた時に、世人はただちに枝葉の問題を並べ立てて抗議を申込む。例えば天気予報などもある意味においてそうである。

さあ、この学んだことを今日の「雲見」に活かしてみたい!!
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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(41)

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▼「雲見」から自分で明日の天気を予報する!!
これはシロウトの私にはなかなか一筋縄では行かない作業だ。そうとわかっていてもついつい挑戦してみたくなるのだ。
 昨日の「雲見」の空も刻々と変化していった。
朝方は雲のない「雲見」だった。
昼頃になると次々と雲が出てきた。そればかりかついには雨が降り出した。
「雨か!ひょっとしたらこれが雪に変わるか?」と思ったらまたして雲が消え青空が見えてきた。
これを何度も繰り返すのだった。
▼「雲見」だけではだめだ。使える情報はすべて使ってみよう。
この空の上でなにが起こっているのだろう?
平面的にとらえるだけではダメだ。立体的に、3次元的にとらえる必要がある。
いや時間軸も加えて4次元的にとらえる必要があると思った。
気象庁・高層天気図をプリントアウトしてみた。

◆アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図(AUPQ78)

◆アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)

◆アジア地上気圧、850hPa気温/500hPa高度・渦度天気図

これらから何をどう読み取れば、この「大気の物理学実験室」は4次元的時空間になっていくのだろう。
たしかに道は遠そうだ。
授業DB『天気の変化』の冒頭にこう書いた。
Tekit

確かに「天気の変化」は複雑である。
「ルール」はひとつではない。いくつもの「ルール」が複雑に絡み合っている。
しかし、ひとつひとつの「ルール」はけっこうアタリマエ!!のことかも知れない。
「雨になるのか、雪になるのか?」
「南岸低気圧はどう動くのか?」
「突風、竜巻、雷はどんなときに?」
等々
▼小さな「ルール」でもみつけたと思ったら使ってみようと思う。
「生兵法実践主義」でいきたいと思う。その「ルール」を使って明日を予想してみようと思う。
「失敗」してもたいした問題ではない。
次がある!!
 幸いにもこの「大気の物理学実験室」では、「実験」が行われない日はないのである。

今朝、外に出てみたら、さっそく予想はみごとにハズレ、空にはみごとな「十六夜月(?)」が輝いていた。

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再びキツネノカミソリの実生に挑戦する!! #ヒガンバナ

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▼暦のうえでの春だった。
ほんとうに暦のうえだけだろうか!?いやどこかに春は少しずつ少しずつやって来ているのに違いない。
こんなときは馴染みの生きもの(動植物)に聞いてみるのが一番だ。
 昨年の夏の終わりに採取し、秋に収穫していたキツネノカミソリの種子のことを思いだした。
種子は前年度同じようにチャック付きナイロン袋に濡れたティシュペーパーとともに入れて「保存」していた。
それを取り出してきた。
▼予想通り10個のうち6個までが「発芽」していた。
実は一度ナイロン袋をあけて「発芽」を確認していた。
それを昨日まで少し訳があってそのままにしていたのである。
一昨年は「発芽」を確認するとすぐ土ポットに植え替えていた。最初に「発芽」によって育つのは葉だとばかり思い込んでいた。それはとんでもない勘違いではないかと気づきはじめた。だから今回は別の時期に土ポットに移し替えようと思っていた。
それを昨日やったのだ。
と書いて自分でもびっくりしまったことがある。同じような記事を昨年の立春に書いているのだ。
進歩がないというか、毎年毎年同じことを繰り返しているのである。
▼取り出して見てまたまたびっくりである。
なんと長くのびたやつでは種子から9㎝ものびていた。どうも「仮説」は正しいようである。
長く伸びた部分のまんなかに白く膨らんだ部分がある。
おそらくここが「鱗茎」に育つのだろう。緑の部分はここへ栄養を送り込むための仮の「葉」だろう。
ではこの後どうすればいいのだろう?
 とりあえずは、昨年度同じように土ポットに移した。
 もちろん本命は、あの自然結実したヒガンバナであり、「おすそ分け」していただいコヒガンバナである。
こちらはいずれも濡れたティシュペーパーを入れないチャック付きナイロン袋のなかに眠らせている。
さて、それらはいつどのように…???
▼最も馴染みの定点観測地Aのヒガンバナにも聞いてみた。
光を独り占めして我が天下の時代はあきらかに過ぎていた。葉の先から少しずつ黄色味をおびてきていた。
ヒガンバナの周辺にも少しずつ緑がめだちはじめていた。
どうやら春は暦のうえだけではなさそうだ。
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※なお、SNSでのヒガンバナのハッシュタグ「#higanbana」を今年から「#ヒガンバナ」に変更しました。
「#higanbana」が別のいろんな情報とかぶってしまっているためです。
関係のみなさんよろしくお願いします。<(_ _)>
「#higanbana」→「#ヒガンバナ」

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「立春の卵」を立てた!!

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▼『やった!!やっぱり立った!!立った!!』\(^o^)/
私はこの「小さな実験」成功にひとり万歳をしていた。
今日は、立春である。実験したのは立春の前日の昨日(2015/02/03)である。
この小さな実験とは、冷蔵庫から卵をとりだして平らな机の上に立てるだけのことである。
久しぶりやるので、一個目は少し時間がかかった。
1個が立つとあとは簡単なものだ。
「絶対に立つ!!」という確信が後押しをしてくれる。
2個、3個と立ててみた。
色の違う卵もで挑戦してみた。すべて立った!!
立春でなくても立つのだ!!
▼「雪は天から送られた手紙である」で有名な中谷宇吉郎がこの小さな実験についてたいへん興味深い文章を残してくれている。

◆『立春の卵』(青空文庫より 初出昭和22年(1947)4.1)

 戦後まもないころ、「卵を立てる」だけのこの小さな実験で世間が大騒ぎしたときの話だ。
中谷宇吉郎はこう書いていた。

要するに、もっともらしい説明は何も要(い)らないので、卵の形は、あれは昔から立つような形なのである。この場合と限らず、実験をしないでもっともらしいことを言う学者の説明は、大抵は間違っているものと思っていいようである。
 こういう風に説明してみると、卵は立つのが当り前ということになる。少くもコロンブス以前の時代から今日まで、世界中の人間が、間違って卵は立たないものと思っていただけのことである。前にこれは新聞全紙をつぶしてもいい大事件といったのは、このことである。世界中の人間が、何百年という長い間、すぐ眼の前にある現象を見逃していたということが分ったのは、それこそ大発見である。
▼私は自慢気に言うことではないが、「不器用さ」では少し自信があった。(^^ゞポリポリ その不器用な私でも立てることができるとわかってから、この「小さな実験」を機会あるごとにやってみた。 ミニ授業、HR、研究会等々で子どもたち、大人たちと一緒に挑戦してみた。 あの「究極のクリップモーター」ときと同様だった。 ひとりが成功すると次々と立てていった。 そして言うのだった。

いつ、誰が、どこでやっても立たせることができる!!
だから、「科学」なんだ!!
立たせているのは、念力や神通力でもない、もちろんハンドパワーなどでもない!!
「科学」の力なんだ!!

と。
▼実は、この実験をはじめる前に冷蔵庫をのぞいたら、卵が2個しかなかった。私はスーパーへ走った。
いちばん安そうな卵を買った。一ケース10個入りで175円(消費税加えて188円)だった。
一個あたり18円だ。またこの実験をしたからと言って卵は食べられなくなるわけではない。
この「小さな実験」の実質経費は0円ということになる。
これは、安価で簡単に誰にもできる「小さな小さな実験」だ。
でも、この「小さな小さな実験」が教えてくれことは、とてもとても大きい!!
中谷宇吉郎は言っていた。

 人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細(ささい)な盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。

立春の今朝、そっとその部屋に行ってみた。
5個の卵は立ったままだった。
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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(40)

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▼『我々は大気の海の底に住んでいる。』
といきなり言われれば ?(゚_。)?(。_゚)?
でもよく考えるみるとそうだった。海の底に住む魚に大きな「水圧」がかかっていると言えば比較的簡単に納得できる。
でも大気の海の底に住む我々にも大きな「大気圧」がかかっている事実は俄には信じがたいものがある。
どうしてだろう?
「水圧」と「大気圧」にはいくつかの隔たりがあった。いくつかのステップを経なければ同様とは認識できなかった。
そもそも「空気」を物質として認める必要があった。
そしてその「空気」に重さがあるがことも。
人類が「大気圧」を納得して認識したのもそう古い話ではなかった。
▼ましては、「(大)気圧」と「天気の変化」の関係に気づいたのは人類の歴史からするとごく最近の話なんだ。
17世紀後半のことだそうだ。
今では天気予報でアタリマエの「ヘクトパスカル」も、そう昔からというわけではなかった。
「晴雨予報グラス」というものがある。
「気圧」と「天気の変化」関係を話をするのに面白いかと思って数年前に手に入れ授業で使っていた。
しばらくしまい混んでいたが部屋のインテリアにもなるかと引っぱり出してきた。ひっぱり出してきたついでにこいつの歴史をみてみた。
 参考にさせてもらったのはいつもの『天気図の歴史ーストームモデルの発展史ー』(斎藤直輔著 東京堂出版 昭和57年2月25日初版)であった。
そこには「1.2 晴雨計」(P5)という項目もあった。

 17世紀はまた、測器による気象観測の始まった世紀でもある。温度計、気圧計、湿度計がこの世紀の後半には実用化され、多くの指導的な科学者が大気の状態を器機で測定しはじめた。

いずれにしても気圧計(バロメーター)と呼ばれるよりも晴雨計(ウェザーグラス)のふさわしかった時代に入った。気圧計は間もなく航海者の必携品となる。気圧計の読みと風向きと永年の経験につちかわれた勘が彼等をすぐれた実地気象家にしてくれた。
 気圧と天気の関係はあらし(ストーム)において、つまりあらしの時は気圧が低くなる点で最も明瞭であったが、さて改めて気圧と天気の関係の体系づけとなるとそう簡単でなかった。しかし、人々は世界の様々な場所で観測して比較するようになる。その根底はなんであっただろうか。各地で体験された天気の時間経過から天気現象をすでに流れていくもの、あるいは生成し変転するものと考えて、天気の様々な様相を各地でとらえようと意図したのであろうか。(『天気図の歴史ーストームモデルの発展史ー』(P5より)

▼さて21世紀の現在ではどんな気圧計が使われているのだろうか。
それが気になり出した。

◆電気式気圧計 - 気象庁 | 航空気象

どうやこの「電気式気圧計」というのが一般的に使われているようだ。
原理は少し複雑なようだ。
これはよけいなことかも知れないが、正確さという面では難はあるが、教材としての価値としては「晴雨計」の方が上かも知れない。
なにしろ「原理原則」むきだしだから!!
▼いずれにしても17世紀後半の人々の気づきは、21世紀の今も、そしてこれからも続くのである。
「気圧」はまさに「天気の変化」のバロメーター!!

「大気の海の底に住む」このアタリマエにも歴史があった。
今のアタリマエを「ふしぎ!?」に思い、そのルーツをたどってみることもなかなか面白いかも知れない。
今日も「雲見」とあわせて「晴雨計」をながめてみよう。

(つづく)
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【Web更新2/1】15-05 Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 等更新!!

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寒の風 命綱なお よじりけり 15/01/31 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-5
週末定例更新のお知らせ
 「ふしぎ!?」と思うことがある!!
今までだと、「今さら…」「忙しいので…」などを口実にして後回しにするか、捨てやって来た。
もうその口実はなくなった。
今は、後回しにしてきた「ふしぎ!?」、捨てやってきた「ふしぎ!?」を拾い集めてみようと思う。
集めた「ふしぎ!?」つないでみたら、何かが生まれるかも知れないから。

◆表紙画像集2015 更新 人里の自然シリーズ ゲホウグモの糸
 雪まじりの強い寒の風が吹いていた。カキの木の枝にぶら下がった「第4ゲホウグモの卵のう」がクルクルと回転した。枝につなぎ止めているのはゲホウグモの糸だ。
よじれによじれきっていた。でも切れない!!「ふしぎ!?」だ。
なんでこんな強靱な糸を???
 春が近づくにしたがって「クモ学」の「ふしぎ!?」も再び芽生えはじめてきた。

◆Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 更新!!
 いつまで、この記事を書くのだろう。
 自分でもわからない。なぜ続けるのか?その答えは簡単だ。
面白い!!からだ。
 知れば知るほど面白くなっていく、そんな世界がこの「天気の変化」だ。
遠く離れた「宇宙」の「ふしぎ!?」はきっちり予測できるのに、こんな身近な「ふしぎ!?」はまだまだ予測しきれないものがある。必ずしも「予定調和」ばかりではないのだ。
それが面白い!!

さあ、今週はどんな「ふしぎ!?」と出会うだろう。
楽しみである。o(^o^)o ワクワク

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(39)

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▼2015年1月が終わった。
今年になって一ヶ月続けてみたことがある。「雲見」をした後、「もくもくシール」をカレンダーに貼り付けてみることだ。
「もくもくシール」とは理科ハウスで作成されたもので、「雲博士になろう! もくもくチャート」 (武田康男先生監修 理科ハウス作成2014)にもとづいて「今見ている雲はどのタイプ?」を判断して、あらかじめ用意されたシールを市販のカレンダーに貼り付けていくものだ。
▼シールを貼るときに雲の名前もさることながら、その雲の高さを意識するようにした。
シールを貼る時間もまちまちになってしまったが、ともかく一日一回は意識して「雲見」するという習慣が身についてきたように思う。
 この一ヶ月、「雲見」によって、ほんの少しだけ「大気の物理学実験室」を立体的にイメージしていくことがすすんだような気になっている。
▼さて、次の一ヶ月がはじめまった。
2月は、この「実験室」でどんな実験が展開されるのだろう?
またまた、気象庁のお世話になってみよう。

◆気象庁・向こう1か月の天候の見通し 近畿地方(1 月31 日~2 月28 日)(気象庁ホームページより)

こんなくわしい情報があるなんて知らなかった。プリントアウトしてカレンダーのそばに貼りつけて置くことにした。
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▼1月最後の日(2015/01/31)の空もなかなか複雑だった。
晴れているのに、ときおり生野峠からの「おこぼれ雪」が、大賀ハス観察池(蓮根の植え替えから44週目)に舞い降りた。
月がかわったからと言ってとぎれることはない。空はつながり、どこまでも繰り返す!!
寅彦のあの言葉を思い出す!!

科学の方則とは畢竟(ひっきょう)「自然の記憶の覚え書き」である。自然ほど伝統に忠実なものはないのである。(「津浪と人間」より)

(つづく)


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