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本日(2015/02/07)、第89回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼私の「大気の物理学実験室」はちょっと贅沢だった。
なにしろ実験結果のデータは逐一記録化してくれる「アメダス」まで設置されているだから。
  このめぐまれた環境を活かさない手はない。
昨日も雲のない「雲見」からはじめた。
 ところでこの「実験室」で展開される実験の数々、その大元の「物理学」について私はどれほどのことを知っているだろう?
 それをあらためて問いかえすところからはじめてみたい。そしたら、見えていなかったものが見えてくるかも知れないから。
▼2月のオンライン「寅の日」のテーマも、それに関連したものだった。
世に「寺田物理学」というものがあるという。
浅学無知をかえりみず挑戦してみようと思う。
・「寺田物理学」とは!?
・「寺田物理学」の魅力とは?
・「寺田物理学」はなぜ面白いのか?
・「寺田物理学」はこれからも有効か?

本日(2015/02/07)は、その第一弾だ。「物理学の応用について」を読む。

◆本日(2015/02/07)、第89回オンライン「寅の日」

●「物理学の応用について」(青空文庫より)

▼いきなり「応用」から入るのもどうかと思ったが、読み進めるうちにすぐこれが「寺田物理学」入門に最適だと思いだした。

 まず「物理学」って何?からはじめてくれていた。
 生命とか精神とかいうものを除いたいわゆる物質を取扱って何事かしようという時にはすぐに物理学的の問題に逢着(ほうちゃく)する。吾人(ごじん)が日常坐臥の間に行っている事でも細かに観察してみると、面白い物理学応用の実例はいくらでもある。ただそれらは習慣のためにほとんど常識的になっているので、それと気が付かないだけである。

 アタリマエでやり過ごしてしまっているだけで

一つとして物理学の応用を待たぬものはない。

と言いきっているのである。
つまり「物理学」は、アタリマエの日々の暮らしのなかにあるというのである。
▼さらには、「研究の方法」をも示唆してくれていた。

今一般に実際上の問題に物理学を応用しようとする時に、第一着手としてしなければならぬ事は問題自身の分析的研究である。実際上に起る問題をちょっと見ると簡単なようでも通常非常に複雑なものである。同時に範囲の判然せぬ問題が多い。

このように問題の分析が出来てしまえば、それから一つ一つの問題について別々に研究し、その結果を綜合して初めて実際の場合に応用が出来る訳である。もし問題の分析をせずに研究すればいつまでたっても要領を得ないで五里霧中に迷うような事になってしまう。

さらにうれしいことには、この「大気の物理学実験室」についてもふれてくれていた。

複雑な実際問題を研究して先ずその真相を明らかにしようという場合には、先ずその大体を明らかにして枝葉を後にするのが肝要である。これも多くの人にとっては平凡な事であろうが、世人からは往々忘れられる事である。渾沌(こんとん)とした問題を処理する第一着手は先ず大きいところに眼を着けて要点を攫(つか)むにあるので、いわゆる第一次の近似である。しかし学者が第一次の近似を求めて真理の曙光を認めた時に、世人はただちに枝葉の問題を並べ立てて抗議を申込む。例えば天気予報などもある意味においてそうである。

さあ、この学んだことを今日の「雲見」に活かしてみたい!!
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