Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(34)
▼「大気の物理学実験室」のなかにくらしているのは我々人間だけではなかった。多種多様の動植物・生きものたちがくらしていた。我々は極々最近くらしはじめた新参者であった。
昨日の朝方の「雲見」は久しぶりに青空がいっぱい広がっていた。足元の大賀ハス観察池にはうすいうすい氷がはっていた。思っていたほど寒くはならなかったこと教えてくれた。蓮根の植え替えから43週目であった。
▼その大賀ハス観察池でとんでもないものを2つ「発見」した。
ひとつは、大賀ハスの枯れた葉茎に突き刺されたカエルだ。
「モズのはやにえ」だろうか?モズがここへやってきたというのだろうか?
それにしても、またどうしてこんな季節に?
カエルは冬眠中ではないのか?モズ以外にこんなことする生きものがいるのだろうか?
もう「ふしぎ!?」でいっぱいだ。
もうひとつは、クモのネットだ。同じく葉茎と物干し台とのあいだにクモのネットが張られていた。
なぜ今なんだ?ネットの主はそこらに見当たらない。
ネットを張ったと言うことは獲物にありつける計算ができたのだろうか?
これまた「ふしぎ!?」でいっぱいだ。
ひょっとして、モズ(!?)やクモたちは、この後の「天気の変化」を予知しているのだろうか。
なにしろ貴奴等は、我々が登場するよりずっとずっと昔からこの「実験室」にくらしているのだから…。
▼「大気の物理学」を続ける!!
「天気図」を再びあけてみる。
「高気圧」から「低気圧」へ大気は動く。
空気がぎゅうぎゅうのところからすかすかのところへ移動する。
あたたかい空気は密度が小さく浮力がはたらき上昇する。
このあたりまでぐらいだとなんとかポンコツ頭にすんなりと入ってくる。
ところが、大気は渦を巻いていた。
なぜなんだ???
コリオリの力!!そうこの「実験室」は回転していた!!
まだまだことは複雑になって来る。
▼頭が段々と混乱してくる。カオスだ!!
正直言って、「天気の変化」は難しい!!
誰かのコトバを借りれば
「むずかしいことを やさしく
やさしいことを 深く
深いことを 面白く
・・・」
そんな展開に持っていくことはできないものだろうか?
と「実験室」の新参者は考えるのだった。
(つづく)
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