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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(20)

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【2015/01/05 11:22】
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【2015/01/05 13:04】
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【2015/01/05 14:25】
▼「雲見」をはじめて教えてくれたのは、あの宮沢賢治だ!!
「月見」や「花見」があるように、極上の道楽としての「雲見」があると

眺(なが)めても眺めても厭(あ)きないのです。そのわけは、雲のみねというものは、どこか蛙の頭の形に肖(に)ていますし、それから春の蛙の卵に似ています。それで日本人ならば、ちょうど花見とか月見とか言う処(ところ)を、蛙どもは雲見をやります。 「どうも実に立派だね。だんだんペネタ形になるね。」 「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね。」 「実に僕(ぼく)たちの理想だね。」 (宮澤賢治『蛙のゴム靴』(青空文庫)より)

▼この最も安上がりの道楽「雲見」を今年もいっぱいやりたい。
同じ「雲見」やるなら、より楽しくやりたいものだ。一口に雲と言っても、いろんな雲があった。
雲は、形や発生高度によって種類分けされていた。10種類ある!!
たった10種類だ。でも似たような名前を覚えるとなると10種類もだ!!
そこで、「雲見のうた」(雲家族10のうた)をつくってみたんだ。

雲家族10のうた=「雲見」のうた 

ケンケン三兄弟に(巻雲 巻層雲 巻積雲)
コウコウ姉妹 (高層雲 高積雲)
ソウセキ(層積雲) はなれても りっぱに ソウ! セキ! (層雲 積雲)
雨 雨 ふれ ふれ ラン!ラン! (乱層雲 積乱雲) 

(2009.2 楠田 作)

「雲見」の度に歌っていると、いつしか頭に入ってくるんだ。
今年も何回も何回も歌ってみよう。
▼その次に今度は、今「雲見」をしている雲の名前は?
ということになる。植物を観察するときに植物図鑑片手に観察すると、名前を知ってより楽しくなってくる。それと同じように、「雲見」にも図鑑があるといいな思っていた。
ハンディでいつでも携帯できるようなものがあるといいな願っていた。
それを昨年手に入れた。
◆『空の図鑑』(武田康男 写真・監修 KADOKAWA)
である。これを眺め見比べながら、今見ている雲を「名前」で呼んでやるのだ。
別にまちがったからと言ってなんの問題もない。事実、実際の雲は見分けにくいものだ。それに一種類の雲だけが「雲見」の空にあるわけではないのだから。
でも思い切って「名前」で呼んでやるんだ!!
「名前」で呼んでやったら、次は高さだ!!「名前」で呼んでやることの最大の利点は、およその高さがわかってくることなんだ。
▼その次が、「雲見」の最大の楽しみになる。
「雲見」から明日の「天気予報」をしてみるのだ!!
同じ「雲見」の空でも、登場する雲は刻々と変わっていた。
数時間のあいだにも変化していく。昨日(2015/01/05)の「雲見」がそうだった。
朝方の「雲見」と夕方の「雲見」は違っていた。
夕方に登ってきたせっかくの満月の「月見」は、赤くぼんやりとしていた。
さて、今日の天気は予想どおりだろうか? o(^o^)o ワクワク

(つづく)

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