Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(33)
▼「雲見」の空は刻々と変化していた。
一日のうちでも「朝方」の顔と「夕方」の顔はちがっていた。
その表情の変化から、未来を予測する。これはもうりっぱな「科学」なのかも知れない。
昨日の「朝方の雲見」では青空がかなり見えていた。ところが「夕方の雲見」ではむしろ見える青空は少なくなっていた。天気の変化は、直線的ではなかった。一定の方向に変化しているからと言って部分を取り上げればすべてがそうだと言い切れなかった。
天気の「科学」は複雑系科学なんである!!
▼「天気図」をあけてみる。
「西高東低」の気圧配置である。典型的な冬型である。
複雑系だから、いっきょに認識することはむつかしい。できるだけ単純にパターン化して認識する。
それを積み重ねがら真実にせまる。
そして、未来を判断する。
「天気図」に縦縞が目立つ、こんなときは私がすむところでは風は「北西」「北」から吹く。
雲もこの方向から流れてきた。
またまたアメダスで確かめてみる。
ナルホド!!だ。
▼風の方向で思い出すのが昨年の夏、見に行った「ウィンドプロファイラー」だった。
いちばん近くの鳥取のウィンドプロファイラーを見に行った。
そのウィンドプロファイラーが、今のこの上空の風をどう記録化しているかを見たくなった。
これもまたリアルタイムに「大気の動き」を教えてくれるデータであった。
▼鳥取から、私が住むところまでには中国山脈がある。
この中国山脈の山々が、私の住むところの天気にどのような影響を与えているだろう?
「生野峠越えるときは弁当忘れても傘忘れるな」
は今こそ有効なことわざなんだろう。
「地形と天気の変化」、これからもっともっと知っていきたい「ふしぎ!?」である。
(つづく)
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