Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(27)
▼昨日は「とんど」だった。
曇り空ではあったが、雨が降らないうちに無事実施できた。
正月の飾り物、小学生の書いた書き初めの半紙がみごとに舞い上がった!!
ここにも身近な「物理」現象が見られた。
▼まだ「大気の物理学実験室」の「物理学」にこだわっていた。
今度は思いつくままのリストアップでなく中学理科の大元を見てみる。
「現行学習指導要領 中学理科」の「物理」を見てみる。
1分野「目標」に次のようにある。
(2) 物理的な事物・現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,観察,実験の結果を分析して解釈し表現する能力を育てるとともに,身近な物理現象,電流とその利用,運動とエネルギーなどについて理解させ,これらの事物・現象に対する科学的な見方や考え方を養う。
ひじょうにザックリとした「目標」である。
▼さらに「目標」のなかにこうある。
(4) 物質やエネルギーに関する事物・現象を調べる活動を行い,これらの活動を通して科学技術の発展と人間生活とのかかわりについて認識を深め,科学的に考える態度を養うとともに,自然を総合的に見ることができるようにする。
この最後の「自然を総合的に見る」に注目したいと思った。
「総合的」に見る視点は一朝一夕に獲得できるものではない。繰り返し繰り返しやっていくなかで身についてくるものだろう。
▼鍵は日々の「天気の変化」が「大気の物理現象」である、と見られるかにあった。
私たちは「大気の物理学実験室」のなかにくらしているという認識があるかどうかだ。
その認識をつくるためにはどうすればいいのだろうか。
それが次なる課題であった。
毎日毎日空では日替わりメニューの「大気の大物理実験」が行われていると思ったら、これ見逃すのはモッタイナイ話だ。
雲が出てきて、そこから雨が降る。それをアタリマエ!!とせず、「ふしぎ!?」を追いかけ続けてみよう。
今朝、天気予報通り雨が降ってきた。
なんで予報できたのかな!?
(つづく)
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