« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(38)

Dscn1850

▼雲から雨が降る!!雪が降る!!
このアタリマエもなかなかの「ふしぎ!?」だった。
昨日午前中は、雨のなかの「雲見」だった。
天気図、気象衛星画像を開けてみると、ナルホドの雨だった。
ひょっとしてこれが太平洋側に雪をもたらすというあの「南岸低気圧」!?
▼雲から雨が、雪が降るそのカラクリを少していねいに知りたいと思った。
この「大気の物理学実験室」を立体的にイメージしなければそれが見えてこない。
またしても気象庁・高層天気図のお世話になる。

◆アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図(AUPQ78)

ここに非常に興味深いものが記入してあった。
「湿数」=気温と露点の差<3℃ のところにドットが打ってあった。つまり、そこは水蒸気がほぼ「腹いっぱい」であることを意味していた。
 今まさに、「雲見」で見ている雲を示しているのだった。衛星画像の雲とも一致するのだった。
850hPa、700hPaを見比べることにより立体的にイメージできる。
▼でもまだまだ理解はそんなに直線的ではなかった。
雲粒があったから即雨が降るというものでなかった。そんなことしていたらいつも雨だらけだ。
授業のあのシーンを思いだした。
Dscn0280

教科書には、雲粒の直径「約0.02㎜」、雨粒の直径「約2㎜」と書いてある。
なんと100倍だ。しかしこれで驚いてはいけないこれは「長さ」の話だ。
立体では体積が問題だ。体積になると×100×100×100で100万倍だ!!
つまり100万個の雲粒があつまって、やっと一粒の雨粒ができるのだ!!
それは驚きの事実である。しかし、その数字だけでは感動にはいたらない。
ナルホド!!にはツナガラナイのだ。
百万倍のイメージを具体化するために、例のジャンボ風船をふくらませてみた。
直径約1㎝のパチンコ玉と直径約100㎝(1m)のジャンボ風船!!
パチンコ玉をセロテープでジャンボ風船にはりつけてみた。

▼だいぶんイメージがつながってきた。
でもまだまだ「ふしぎ!?」はあった。
昨日の「南岸低気圧」のような場合、雨が降るのか、雪が降るのかこれは大問題だった。
さらなる謎解きが必要だった。
どこまでも私に理解できる範囲で、等身大にやっていきたい。
ゆっくり ゆっくり急ごう!!

(つづく) 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(37)

Dscn1825
Dscn1838
▼昨日(2015/01/29)は一日中、雲ばっかりの「雲見」だった。
その雲を見ながら、あのアタリマエの「ふしぎ!?」ことを考えてみた。
そのアタリマエとは
・雲は上空へいくと氷の粒(氷晶)でできているということ!!
・上空へ行くほど温度が低いということ!!
である。今さらの「ふしぎ!?」だった。
 知識としては知っていた。教科書にもそう書かれていた。
「雲をつくる」実験でも確かめた。授業でずっとそう教えてきた。
でもやっぱり「ふしぎ!?」なんである。
▼この「ふしぎ!?」をすぐさま「アタリマエ!!」で通り過ぎたくなかった。
この「ふしぎ!?」を保留しておきたかった。私は、ここ何年かこの「ふしぎ!?」を毎朝確かめたくて日課にしていることがある。
 それは非接触温度計を空に向けることだ。
どこまで正確に<空>の温度を測れているか?
またいったいどこの温度を測っているのか?
はなはだ疑問である。それは承知している。(つもり(^_^;))
しかし、「地上の気温よりは上空の温度の方が低い!!」これは間違いのない事実である。
毎日、この「ふしぎ!?」を保留するためのささやかな営みである。
▼アリガタイことにもう少し正確にこの事実を記録化したものがある。
いつでも誰でもすぐ見ることができるのがなお一層アリガタイ!!
連日取り上げている気象庁・高層天気図である。
もう一度高さを確認しておこう。
・300hPa…基準高度9600m
・500hPa…基準高度5700m
・700hPa…基準高度3000m
・850hPa…基準高度1500m
昨日の12時を例に見てみる。
◆アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図(AUPQ78)
◆アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)
 まだ使い慣れていないのでプリントアウトをしてその気温を確かめてみた。
まず地上だ。「アメダス」で確認すると「4.8℃」だった。
次に高層天気図からの読み取りである。これまたまだまだ不慣れで読み間違いがあるかも知れないが次のようになった。
・300hPa…基準高度9600m…-46℃
・500hPa…基準高度5700m…-20℃
・700hPa…基準高度3000m…-10℃
・850hPa…基準高度1500m…   0℃
・地上1.5m           … 4.8℃

おお!!みごとにこのアタリマエの「ふしぎ!?」は記録化されていた。
▼アタリマエの「ふしぎ!?」を繰り返し繰り返し記録化し、可視化(見える化)することによって「科学」がはじまっていく。アタリマエを科学するとはそんなことなのかも知れない。

今朝起きたら、あの雲から雨が降り出していた。
今朝も非接触温度計を雨の降る空に向けてみた。

(つづく)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(36)

Dscn1764
Dscn1794

低気圧とはなんだろうか、一口でいえば寒暖両気から成るうず巻であろう。…(『天気図の歴史ーストームモデルの発展史ー』(斎藤直輔著 東京堂出版より )

昨日、「雲見」の樹は寒さでふるえていた。
生野峠の方は吹雪いているように見えた。
やっぱり私たちは「渦」のなかにいるのだろうか?
小さな渦?大きな渦?
それは左巻き?それとも右巻き?
▼「渦中にいる人間は、その渦の正体がわからない。」それはこの「大気の物理学実験室」でも言えた。
こんなときは渦の外に出て見ることだ。
そうするとその渦の正体が見えてくるかも知れない。
どうするか? あの宇宙からの「雲見」だ!!

◆デジタル台風:雲画像動画アーカイブ(全球画像)

なるほどこれならわかる!!確かにうず巻きがあった。どの季節を見てみてもやっぱりあった。
大きな渦巻き、小さな渦巻き、速く動く渦巻き、ゆっくり動く渦巻き…
繰り返し見ていると気づく、なんと北半球と南半球では渦巻きの方向が逆だ!!
どうしてだろう?
▼大気力学で使われる言葉に「渦度」というのがある。
そのまま読めば、その渦巻きの度合いを示すもののようである。
数値予報の世界では、重要な意味をもつものらしい。
我々がいつでも見ることができる気象庁の「天気図」は地上天気図ひとつではない。
いろんな「高層天気図」「数値予報天気図」も見ることができる。
これらのなかに「渦度」を表示したものがあった。
たとえば
◆極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図

◆極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図

などである。
▼いずれにしてもこの「渦度」を表示しているのは500hPaである。
どうしてなんだろう?
500hPaの図とは、我々の住む地上から5~6㎞上の空の様子を表したものであるはずだった。
「渦度」にも正の値と負の値があった。
北半球と南半球では正・負が逆だった。もう宇宙からの「雲見」をした後だからこれは少し納得できた。
でも、「ふしぎ!?」は次々と生まれてくる。

「渦中」からの「雲見」をつづけながら ゆっくり急ごう!!


| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(35)

Dscn1727
Dscn1752
▼昨日も夕方暗くなってから「アメダス」まで歩いた。
風は冷たく強かった。この冬、私が体感した風のなかで一番冷たくきつかった。
昼間のぽかぽか陽気と大違いだった。
帰ってから、「アメダス」が記録化してくれいるデータを見てみた。
ナルホド!!
ついでに鳥取の「ウィンドプロファイラー」も見てみた。
▼それにしても、「雲見」から「明日の天気予報」への科学は実に面白い!!
何度繰り返して飽きない面白さだ。
わずか10㎞と離れていない「身近に」に何が起こっているだろう?
「ふしぎ!?」だ!!
▼スパコンを駆使しても、今なお正確には明かされない「ふしぎ!?」がある。
これを専門家だけの「科学」にしておくのはモッタイナイ!!
シロウトも、この最も「身近な科学」を楽しみたいものだ。
専門家の「ふしぎ!?」を考えるときいつも思い出す一文がある。
それは『天気図の歴史ーストームモデルの発展史ー』(斎藤直輔著 東京堂出版 昭和57年2月25日初版)のエビローグにあった。

 低気圧とはなんだろうか、一口でいえば寒暖両気から成るうず巻であろう。 我等の地球大気の中には、こうしたうず巻が存在できることを傾圧不安定理論も、数値シミュレーションもあるいは実験室内の流体を使った模型実験も教えてくれる。しかしやっぱり不思議な感じがする。それは偶然の産物としてはあまりにも美しく組織だっているし、秩序ある概念に統一されている。  このささやかな歴史的回想の中で、私は約1世紀半の間に人々がストームについて、低気圧についてめぐらした考察のあとをたどってみた。そして多くのことを学んだが、雲をつくり雨を降らせ、風を巻いて過ぎ去ってゆく低気圧をやはり不思議に思う。(『天気図の歴史』「エピローグ」P211より

なんともうれしくなってくる一文である。これでこそホンモノのプロなんだろう!!
専門家にとっても「ふしぎ!?」は科学の源泉だった。
▼幸いにも現代では、ネットをうまく駆使すればシロウトでもたくさんの情報を手に入れることができる。
「雲見」とこの情報をもとに、天気の「ふしぎ!?」の謎解きが可能なんだ。
大気の動きや大地の動きを探る科学は、防災・減災の面からもとても大切な科学だ。
しかし、「大切さ」だけでは長続きしない。
面白くなればならない!!
「科学」することが楽しくなければならない!!
大切なことを やさしく 深く 面白く 楽しく!!

今日から気象庁はTwitter公式アカウントを開設するそうだ。
●気象庁Twitter公式アカウント(@JMA_kishou)を開設します。

(つづく)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【Web更新1/26】15-04 Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 等更新!!

Dsc_8858


無垢に咲く スイセンとも 雲見かな 15/01/24 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-04
週末定例更新のお知らせ
 一日遅れてしまったが、今年になって4回目の定例更新である。
この頃、比較的自由に使える時間が増えて来た。これがまた困った性格で、ついついあれもこれもとやってみたくなってくるのである。それはとても私の手には負えそうにないことまで…(^^ゞポリポリ
ここは「等身大」にと自分を戒めてみる。
それでもやってみたいことは ゆっくり 急ぐ!! で行こう。

◆表紙画像集2015 更新 人里の自然シリーズ スイセン
 家のまわりのいたるところにスイセンが植わっていた。いつのまにやら増えて来ていると感ずる。
そう言えば、スイセンはヒガンバナの仲間なんだ。
 だからきっと分球によって殖えていっているのだろう。ヒガンバナの仲間のくせに、こちらは花も葉も一緒なんだ。花の咲く時期もけっこう長い。にわかに春めいた空の「雲見」をスイセンとともにやった。

◆Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 更新!!
 不思議なもので、この記事を連続して書いていると、この拙い取り組みでも、少しずつ少しずつ方向が見えてくる気がしてきた。
 
◆オンライン「寅の日」 更新!!
 面白いもので、本来Webテキストとオンライン「寅の日」は別々のことであるはずなんだが、どこかでツナガッテイル!!と思えてきた。
 オンライン「寅の日」をすすめていくと同時に、第二回、第三回オフライン「寅の日」を計画したいと思っている。
まず第二回は、100回を記念してそのあたりではどうだろうと思っている。
100回前後の日程を見ると
・第99回…6/7(日)
・第100回…6/19(金)
・第101回…7/1(水)
となっている。場所も、どのようなかたちでやるかも未定であるが、それを考えることを楽しみに企画してみたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

本日(2015/01/26)、第88回オンライン「寅の日」!! #traday

Dscn1673
Dscn1698
▼昨日の「雲見」は家を離れて都会でやった。
実にアタリマエのことであるが、ここでも「大気の物理学実験」は同じように行われていた。
いつでも、どこでも同じように繰り返し繰り返し行われてきた。これからも。
▼「大気の物理学実験」がそうなら、「大地」も同じだぞ!!「自然とは…」
と寅彦が教えてくれていた。
 オンライン「寅の日」の1月のテーマは、「1.17」20周年にちなみ寅彦の鳴らし続けた警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」に耳を傾けることだ。今回はその第二弾、「津浪と人間」を読む。

◆本日(2015/01/26)、第88回オンライン「寅の日」

●「津浪と人間」(青空文庫より)

▼毎回読むたびに同じことに驚いてしまう。
ほんとうにこれが82年も前に書かれた文章なのだろか!!
なんと今日的であることか!!

寅彦の主張は次なる文章に収斂していた。

 しかし困ったことには「自然」は過去の習慣に忠実である。地震や津浪は新思想の流行などには委細かまわず、頑固に、保守的に執念深くやって来るのである。紀元前二十世紀にあったことが紀元二十世紀にも全く同じように行われるのである。科学の方則とは畢竟(ひっきょう)「自然の記憶の覚え書き」である。自然ほど伝統に忠実なものはないのである。

▼ならば、私たちにできることは何か。
それもきっちり提言してくれていた。

残る唯一の方法は人間がもう少し過去の記録を忘れないように努力するより外はないであろう。

さらに具体的には次のように言っていた。

人間の科学は人間に未来の知識を授ける。
それで日本国民のこれら災害に関する科学知識の水準をずっと高めることが出来れば、その時にはじめて天災の予防が可能になるであろうと思われる。この水準を高めるには何よりも先ず、普通教育で、もっと立入った地震津浪の知識を授ける必要がある。

82年前の寅彦の提言に今、私たちはどこまで応えているだろうか。
できることから ゆっくり 急ごう!!
次が繰り返されるまでに!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(34)

Dscn1619
Dsc_8665
▼「大気の物理学実験室」のなかにくらしているのは我々人間だけではなかった。多種多様の動植物・生きものたちがくらしていた。我々は極々最近くらしはじめた新参者であった。
 昨日の朝方の「雲見」は久しぶりに青空がいっぱい広がっていた。足元の大賀ハス観察池にはうすいうすい氷がはっていた。思っていたほど寒くはならなかったこと教えてくれた。蓮根の植え替えから43週目であった。
Dsc_8718
Dsc_8751
▼その大賀ハス観察池でとんでもないものを2つ「発見」した。
ひとつは、大賀ハスの枯れた葉茎に突き刺されたカエルだ。
「モズのはやにえ」だろうか?モズがここへやってきたというのだろうか?
それにしても、またどうしてこんな季節に?
カエルは冬眠中ではないのか?モズ以外にこんなことする生きものがいるのだろうか?
もう「ふしぎ!?」でいっぱいだ。
もうひとつは、クモのネットだ。同じく葉茎と物干し台とのあいだにクモのネットが張られていた。
なぜ今なんだ?ネットの主はそこらに見当たらない。
ネットを張ったと言うことは獲物にありつける計算ができたのだろうか?
これまた「ふしぎ!?」でいっぱいだ。
ひょっとして、モズ(!?)やクモたちは、この後の「天気の変化」を予知しているのだろうか。
なにしろ貴奴等は、我々が登場するよりずっとずっと昔からこの「実験室」にくらしているのだから…。
▼「大気の物理学」を続ける!!
「天気図」を再びあけてみる。
「高気圧」から「低気圧」へ大気は動く。
空気がぎゅうぎゅうのところからすかすかのところへ移動する。
あたたかい空気は密度が小さく浮力がはたらき上昇する。
このあたりまでぐらいだとなんとかポンコツ頭にすんなりと入ってくる。
ところが、大気は渦を巻いていた。
なぜなんだ???
コリオリの力!!そうこの「実験室」は回転していた!!
まだまだことは複雑になって来る。
▼頭が段々と混乱してくる。カオスだ!!
正直言って、「天気の変化」は難しい!!
誰かのコトバを借りれば
「むずかしいことを やさしく
やさしいことを 深く
深いことを 面白く
・・・」
そんな展開に持っていくことはできないものだろうか?
と「実験室」の新参者は考えるのだった。

(つづく)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(33)

Dscn1557
Dscn1586
▼「雲見」の空は刻々と変化していた。
一日のうちでも「朝方」の顔と「夕方」の顔はちがっていた。
その表情の変化から、未来を予測する。これはもうりっぱな「科学」なのかも知れない。
昨日の「朝方の雲見」では青空がかなり見えていた。ところが「夕方の雲見」ではむしろ見える青空は少なくなっていた。天気の変化は、直線的ではなかった。一定の方向に変化しているからと言って部分を取り上げればすべてがそうだと言い切れなかった。
 天気の「科学」は複雑系科学なんである!!
▼「天気図」をあけてみる。
「西高東低」の気圧配置である。典型的な冬型である。
複雑系だから、いっきょに認識することはむつかしい。できるだけ単純にパターン化して認識する。
それを積み重ねがら真実にせまる。
そして、未来を判断する。
「天気図」に縦縞が目立つ、こんなときは私がすむところでは風は「北西」「北」から吹く。
雲もこの方向から流れてきた。
またまたアメダスで確かめてみる。
ナルホド!!だ。
Dscn6674
Dscn6686
▼風の方向で思い出すのが昨年の夏、見に行った「ウィンドプロファイラー」だった。
いちばん近くの鳥取のウィンドプロファイラーを見に行った。
そのウィンドプロファイラーが、今のこの上空の風をどう記録化しているかを見たくなった。

◆気象庁・ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)(鳥取)

これもまたリアルタイムに「大気の動き」を教えてくれるデータであった。
▼鳥取から、私が住むところまでには中国山脈がある。
この中国山脈の山々が、私の住むところの天気にどのような影響を与えているだろう?
「生野峠越えるときは弁当忘れても傘忘れるな」
は今こそ有効なことわざなんだろう。
「地形と天気の変化」、これからもっともっと知っていきたい「ふしぎ!?」である。

(つづく)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(32)

Dscn1542
▼「雲見」から明日の天気予報を自分でする!!
昨日のこの試みは「失敗」だったようだ。でも完全な「失敗」とまでは言えないかも知れない。
「昼前」に前には雨はやむという予想は当たらずとも遠からずだった。
いったん雨はやんだかに見えたときもあったが、「昼過ぎ」の「雲見」では
雨 雨 ふれ ふれ ラン!ラン! (乱層雲 積乱雲)
だった。
▼私の「雲見」定点観測画像はほんとうにラッキーだった。
「アメダス」がうめこまれているのだった。
その「アメダス」が刻々の雨量を記録してくれていた。
その記録によれば連続しての雨は10時頃でいったん終わっていた。そこだけ取り上げれば予想は正しかったことになる。ところが、再び間歇的に雨がふっていた。
・20時 1.0㎜
・21時 2.5㎜
とこの時間帯一番多かった。
▼またまたアタリマエの「ふしぎ!?」が生まれた。
なんで雨量は0.5㎜ごとになっているんだろう?
その答えは、雨量計のしかけにあった。これも気象庁のページに教えてもらおう。

◆気象庁・雨量計/観測の原理

ナルホド!!
である。
▼ところでこんな雨の場合はどう言うんだろう。
「時々雨」だろうか「一時雨」だろうか。
その答えも

◆気象庁・よくある質問集「警報・注意報、天気予報について」

にあった。
 そうが「時々雨」1/2未満、「一時雨」は1/4未満か。
では昨日は雨は…

 今朝はもうすっかり雨はやんでいる。
今日も懲りずに「雲見」から明日の天気予報を!!を繰り返して見ようと思う。

【追記】 と書いて、外に出て見たら再び雨!!(^_^;)
だから、天気はまだまだわからない「ふしぎ!?」 

(つづく)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(31)

Dscn1471
Dscn1501
Dscn1512
▼昨日「夕方」の「雲見」は
「ケンケン三兄弟!!」(巻雲、巻積雲、巻層雲)の登場だった。
この美しい模様は何を意味するのだろう?
ここになんらかの規則性があると思っても不思議ではない。
 この後きっと雨が降ってくるだろうと思った。
▼パソコンをあけて気象庁の「天気図」を見てみた。
やっぱりそうだった。低気圧だった!!
少しだけ想像と違っていた。頭のなかにあったのはあの「温暖前線」「寒冷前線」のひげをつけた低気圧だった。
だけどそれは違っていた。そのかわり低気圧はダブルでトリプルであった。
頭の中で「上がると ザアザア」を使って大気の大まかな動きをイメージしてみた。
さらに次は「衛星画像」を見た!!
なるほどという雲が西から流れていた。
さて、雨はいつ頃からと予想してみた。
▼今朝起きたら、すでに雨は降っていた。
「アメダス」を見てみた。雨は昨夜11時頃から降り始めたようだ。
今のところのピークは2時~3時のようだ2.5㎜の値が出ていた。
やっぱりあの「雲見」のあと雨は降ってきたのだ。
なんかアタリマエだけどうれしくなってきた。
▼ではいつまでこの雨は降るのだろう?
「予想天気図」を見ながら考えてみた。
昼までぐらい続くのだろうか?
ここでアタリマエなんだろうが、ちょっと基本的なことが気になりだした。
一日の時間帯で「朝方」「夕方」「昼間」とかごくアタリマエに使っているが、「天気予報」をするとき何かルールがあるのだろうか?
 こんなときはやっぱり気象庁ホームページだ。
気象庁・予報用語のところにあった!!
◆1日の時間細分図(府県天気予報の場合)
ナルホド!!
ここは習うより慣れろ!!だ。
さっそく使ってみよう。

雨は「昼前」にやむだろうか???

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(30)

Dscn1442
▼昨日大寒の日、「雲見」の樹を見たのはずいぶん遅い時間だった。
一日中雲が空を覆っていた。
帰宅してから、天気図と気象衛星画像を見た。
その雲の意味を天気図から読み取ろうとしたのである。
実験データーを手に入れれば、分析・解析するのは「科学の方法」の定石!!
▼200年の歴史を持つ「天気図」。やっぱり見れば見るほど面白いものである。
なにしろバラバラだったデータをツナイデ可視化したのだから、たいした発明だ!!
今はネットの時代。
日々の天気図はアーカイブに蓄積されていっていると教えてもらった。
◆気象庁・日々の天気図
だからこれを見れば、「あの日」の天気がわかるのだ。
▼ついでにと言ったら悪いけど、今一度、気象庁のホームページを概観してみた。
◆気象庁
あらためて驚いてしまった。多種多様のコンテンツがあった。
まだ一度も見ていないデータもいっぱいあった。
なんともこのままにしておくのはモッタイナイ!!気分になってきた。
▼しばらくは、このホームページの使い方・読み方を
より具体的に!
より「等身大」に!
より「リアルタイム」に!!
語ってみたい。
 なにしろシロウトの挑戦だ。とんでもない勘違いがあるかも知れない。
そのときは…ヨロシク<(_ _)>

(つづく)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年2月のオンライン「寅の日」は #traday

Dscn1422
▼毎日の「雲見」は、「大気の物理学実験室」で実験観察をしているようなものだ。
 じっと雲を見ていると刻々と姿かたちを変えていた。今見えたかと思ったら、次の瞬間には見えなくなっていた。いくら見ていても飽きない。
 確かにその様子は理科室でペットのなかに「雲をつくった」ときにそっくりだった。
だからやっぱり「大気の物理学実験室」のなかにいるだ。
▼と言いながら、気持ちのどこかで「物理」に反応してしまう。学生時代から「物理」アレルギーだった。
どの分野も不勉強で苦手だったが、特に「物理」は大苦手だった。
それが理科の教師になって少し変わってきた。授業で「物理」をやっていくなかで、なかなか面白いものだと思うようになっていった。こんなことなら、もっと「物理」の勉強をしておくんだったと悔やんではみるが、後悔先に立たずである。しかも、いまなおどこかに「物理」アレルギーは残っていた。
 少し前ぶりが長くなってしまった。
この苦手「物理」を寅彦に学ぼうと言うのがオンライン「寅の日」2月のテーマである。
2月は2回ある。

■2015年2月オンライン「寅の日」
◆第89回オンライン「寅の日」…2/07(土)
◆第90回オンライン「寅の日」…2/19(木)

「寺田物理学」というものがあるという。
それは教科書の「物理学」と同じものなんだろうか?ちがうものなんだろうか?
それは私の「ふしぎ!?」にツナガルだろうか?
「物理学」は面白い!!となるだろうか。

まずははじめてみよう!!「寺田物理学」入門!!
2月は比較的初期に書かれたものから選んでみた。

■2015年2月オンライン「寅の日」

◆第89回オンライン「寅の日」…2/07(土) 「物理学の応用について」(青空文庫より)

◆第90回オンライン「寅の日」…2/19(木) 「物理学と感覚」(青空文庫より)

▼「寺田物理学」入門!!
をはじめてみて面白そうだったら3月以降も引き続いてやってみるつもりだ。

それから、今年に入って2回のオンライン「寅の日」を実施してきているが、オフライン「寅の日」の計画も検討しはじめたい。
 第二回、第三回…オフライン「寅の日」を
 いつ どこで どのようなかたちで …。こちらの方への意見もよろしく。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【Web更新1/18】15-03 Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 等更新!!

Dsc_8629


震災日 実ひとつふたつ 数えけり 15/01/17 (土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-03
週末定例更新のお知らせ
 このblogをほぼ毎日書き始めて何年になるだろう。はじめのうちは少しは「書かねばならない」が先行していた。しかし、それはいつしかその意識は薄らいでいった。今では朝起きたらこれを書くのが日課になってしまった。
綴り続けることが喜びであり、愉しみになってきた。
 その面白さの究極は「等身大」と「リアルタイム」にあった。
 一月もはや2/3が過ぎようとしている。Webの週末定例更新も3回目になった。

◆表紙画像集2015 更新 人里の自然シリーズ アメリカフウの実
 「1.17」20年目のその日、私はさまざまなことを思い出しながら村の公園まで歩いた。
公園には、大きく成長したアメリカフウの木が立っていた。今年もたくさん実がついていた。寒の風に耐えてたくさんがぶら下がっていた。20年間のさまざまのことと重ねあわせるように、「ひとつふたつ…」と数えはじめてみた。
多くありすぎて、とても数えきれる数ではなかった。

◆Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 更新!!
 今年になってからのことであるが、夕方暗くなると「アメダス」まで歩くのが習慣になりつつある。
昼間に定点観測地から「雲見」して、夜、その画像におさまっている「アメダス」まで歩くのである。
このいつものアタリマエの空間がまるごと私の「測候所」に変化してきているのかも知れない。

◆オンライン「寅の日」更新!!
 寅彦の警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」のほんとうの意味が少しだけ実感できるようになってきた。
寅彦にはどこまで見えていたのだろう!?
 繰り返し繰り返し寅彦を読み続けてみようと思う。ひょっとしたら寅彦は答えてくれるかも知れない。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(29)

Dscn1383
Dsc_8547
▼「1.17」から20年目の朝。いつもと同じようにいつもの場所から「雲見」をした。
足元の「大賀ハス観察池」に目をやった。蓮根の植え替えから42週目の定例観察日だったからである。
あの日も寒かった。そして、今朝も寒い!!と思っていたら、さほどでないことを観察池が教えてくれた。
氷がはっていなかったのだ。
 「感じ」だけでは自然はほんとうにゆたかに捉えることはできないものだ。
▼21年目の最初の第一歩に考えてみよう。
私たちはどこにくらしているのか?
・「大気の物理学実験室」
・「動き続ける大地物語のステージ」
・宇宙船「地球号」
・・・・
 こんなアタリマエを認識することからはじめよう。
急に20年前の「宇宙からの「雲見」」から見たくなった!!
◆宇宙からの「雲見」(■デジタル台風:雲画像動画アーカイブ(全球画像)
アリガタイ!!1995年1月がきっちりと残っていた。
▼「雲見」から明日の天気を予知する。もう一度ふりだしに戻って考えてみよう。
この作業に今最も有効でかつ普及しているツールは「天気図」である。
こんなすごいツールを誰がいつどんなことを願って「発明」したのだろう。
今一度、その歴史を見てみよう。

●1820年 ハインリッヒ・ブランデス(独)、1783年のヨーロッパ各地の気圧・気温・風の分布を表す「天気図」を発表 

そのハインリッヒ・ブランデスは、この「天気図」を発表する前(1816年)に物理学及び化学年報の編集者ジルベルト宛の手紙のなかで次のように語ったという。

こうしたチャートは奇妙なものに思われるでしょうが、私は人々がやがて、この考え方をさらに発展させると信じています。…青空、薄い雲や濃い雲、それに雨や風の動きなどをあらわしているヨーロッパの356枚のチャート…さらに温度を示す何枚かの図は見る人にとって少なくとも気象表よりもずっと楽しく、教訓にみちたものであることは確かです。(『天気図の歴史』斎藤直輔著 東京堂出版 p14より)

なんとまだ200年も経っていないんだ。
21世紀の今、ブランデスの夢は大きく進化した。
▼その「天気図」を読み解くスキルをなんとしても身につけたい。
それが、自然を豊かに捉えることの第一歩にツナガルと思うから。
そして、「1.17」に学んだことを生かす道でもある。

ゆっくり ゆっくり急ごう!!

(つづく)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

あれから20年の歳月が!!そして…

Dscn1357
▼いつもの「雲見」の樹の20前の「過去」が知りたくなった。
 ちょうど20年前の朝も今と同じようにパソコンに向かって座っていた。AirCraftを自動巡回させて【理科の部屋】に居たのだ。
 あれから20年の歳月が流れた。私は今どこに居るのだろう?
 20年の歩みをふりかえり、「現在地」確認の作業をしてみるのも、「これから」にとって少しは意味あることかもしれない。
▼3つの切り口で「現在地」を確認してみよう。
一つ目は、「動く大地の物語」である。
「1.17」以降、私は「動く大地の物語」を現在進行形でいや未来進行形で語りたいと強く思った。
不勉強さを反省し、少しでもリアルに語れる「語り部」になりたいと思った。
歩みは遅々たるものだった。しかしその歩みだけはとめなかったつもりだ。
それは「これから」も可能な限りつづくだろう。
Webテキスト「動く大地の物語」(地域版)の構想が少しずつ芽生えつつある。
▼二つ目は、「サイエンスコミュニケーター」である。
私は、「3.11」の後の2011年4月より「サイエンスコミュニケーター宣言」を開始した。
 その歩みはまもなく5年目に入る。
今年は、すべての営みの軸足を「サイエンスコミュニケーター」にシフトするつもりだ。
この歩みの源流もやはり「1.17」にあることは確かだ。
▼三つ目は、オンライン「寅の日」だ。
 オンライン「寅の日」の歩みは、「サイエンスコミュニケーター宣言」より一年遅れて2012年4月よりスタートした。
科学者・寺田寅彦は、最晩年まで「天災は忘れた頃にやってくる」の警鐘を鳴らし続けた。
 時空を越えてその警鐘に耳を傾けることこそ、防災・減災の第一歩であろう。
寅彦はそれだけでなく「これから」の「科学」「科学教育」も示唆してくれていた。

こうして歩みをふり返るとき
「1.17」はけっして「過去」ではない。「今」であり、「未来」(これから)なのである!!

まもなくあの時間だ!! 合掌!!          

あれから20年目の朝 2015/01/17 に
                      
                                  
                   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(28)

Dscn1322

アメバ、アメナテ
カゼバ、カゼナテ
ダレ、ツケタンダベナ
イチバンハヤク、ダレツケタンダベナ。
(「新しい綴方教室」国分一太郎・新評論)

 昨日は夕方まで雨が降り続いた。風も少し出てきた。
アタリマエを「アタリマエ!!」で通り過ぎてしまはないで問い続けたい。
雨って何?
風って何?
▼「雨 雨 ふれ ふれ ラン!ラン! (乱層雲 積乱雲)」の雲が出てきてそこから雨が降ってくる。
その「からくり」は?
その雨の正体は?
この「ふしぎ!?」はこれまでにも間歇的にやってきた。
雨粒について「科学読み物」を書いたこともあった。
◆【科学読み物】雨粒の形と大きさ
この実験も長い間やっていないな。またやってみたい!!
▼中学生の「物理学」で「現行学習指導要領 中学理科編」を見たついでに、この「天気」のところも見ておく。
「ねらい」はこうだ。

(4) 気象とその変化
 身近な気象の観察,観測を通して,気象要素と天気の変化の関係を見いださせるとともに,気象現象についてそれが起こる仕組みと規則性についての認識を深める。

「仕組みと規則性」やっぱりそれにはふれていた。
さらにそのなかみは3つの部分に分かれていた。
「ア 気象観測 」
「イ 天気の変化」
「ウ 日本の気象 」
である。ひとつの単元にかける授業時間は限られているから、当然これで充分ということにはならないことが現実である。
 しかし、これが義務教育のあいだに「天気の科学」に出会う貴重な学習の機会であることも事実なのである。
▼限られた授業のなかですべてをカバーすることは難しい。
でも「雲見」のきっかけをつくることはできるはず。
「天気図」に興味をもち、テレビ、ネットの「天気予報」に見る眼に変化を起こさせてることはできるかも知れない。
ともかく
「天気」の「ふしぎ!?」は一生モノだ!!
ひとたび「私の科学」にしてしまえば一生使えるのだ!!
Webテキスト「天気の変化」のねらいもそこにある。

 夕方、いつもの「雲見」の位置に立った。まだ雨はやんでいなかった。

(つづく)
Dscn1331

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(27)

Dscn1306
▼昨日は「とんど」だった。
曇り空ではあったが、雨が降らないうちに無事実施できた。
正月の飾り物、小学生の書いた書き初めの半紙がみごとに舞い上がった!!
ここにも身近な「物理」現象が見られた。
▼まだ「大気の物理学実験室」の「物理学」にこだわっていた。
今度は思いつくままのリストアップでなく中学理科の大元を見てみる。
「現行学習指導要領 中学理科」の「物理」を見てみる。
 1分野「目標」に次のようにある。

(2) 物理的な事物・現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,観察,実験の結果を分析して解釈し表現する能力を育てるとともに,身近な物理現象,電流とその利用,運動とエネルギーなどについて理解させ,これらの事物・現象に対する科学的な見方や考え方を養う。

ひじょうにザックリとした「目標」である。
▼さらに「目標」のなかにこうある。
(4) 物質やエネルギーに関する事物・現象を調べる活動を行い,これらの活動を通して科学技術の発展と人間生活とのかかわりについて認識を深め,科学的に考える態度を養うとともに,自然を総合的に見ることができるようにする。

この最後の「自然を総合的に見る」に注目したいと思った。
「総合的」に見る視点は一朝一夕に獲得できるものではない。繰り返し繰り返しやっていくなかで身についてくるものだろう。
▼鍵は日々の「天気の変化」が「大気の物理現象」である、と見られるかにあった。
私たちは「大気の物理学実験室」のなかにくらしているという認識があるかどうかだ。
その認識をつくるためにはどうすればいいのだろうか。
それが次なる課題であった。
 毎日毎日空では日替わりメニューの「大気の大物理実験」が行われていると思ったら、これ見逃すのはモッタイナイ話だ。
 雲が出てきて、そこから雨が降る。それをアタリマエ!!とせず、「ふしぎ!?」を追いかけ続けてみよう。

今朝、天気予報通り雨が降ってきた。
なんで予報できたのかな!?

(つづく) 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

本日(2015/01/14)、第87回オンライン「寅の日」!! #traday

Dscn1303
▼昨日、例の「雲見」の樹を見たのは少し遅い時間帯だった。陽は陰りはじめていた。西日が先端部にあたるのみだった。その冷たい寒の風が吹き抜けていた。
 そうちょうど20年前の「1.17」の前もそうだったように思う。
まだ「1.17」をまったく想像だにしていなかった。
▼寅彦はもちろん平成の「1.17」も「3.11」も知らない。
彼は1935年(昭和10)の大晦日に亡くなっているのである。その最晩年まであの警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」を鳴らし続けた!!
 その警鐘に耳を傾けるのが1月オンライン「寅の日」のテーマである。
今回は何度か読んできた「天災と国防」を読む。

◆本日(2015/01/14)、第87回オンライン「寅の日」

「天災と国防」(青空文庫より)

▼80年も前に亡くなった寅彦は、「1.17」「3.11」を知らない。知らないけれど予見はしていた!!
読みはじめるとすぐわかってくる。
 確かに80年前と今とでは「時代背景」はちがう。その分を差し引いても寅彦の提言は、充分に今日的である。
まずは、それに驚いてしまうのだ。

 一家のうちでも、どうかすると、直接の因果関係の考えられないようないろいろな不幸が頻発(ひんぱつ)することがある。すると人はきっと何かしら神秘的な因果応報の作用を想像して祈祷(きとう)や厄払(やくばら)いの他力にすがろうとする。国土に災禍の続起する場合にも同様である。しかし統計に関する数理から考えてみると、一家なり一国なりにある年は災禍が重畳しまた他の年には全く無事な回り合わせが来るということは、純粋な偶然の結果としても当然期待されうる「自然変異(ナチュラルフラクチュエーション)」の現象であって、別に必ずしも怪力乱神を語るには当たらないであろうと思われる。悪い年回りはむしろいつかは回って来るのが自然の鉄則であると覚悟を定めて、良い年回りの間に充分の用意をしておかなければならないということは、実に明白すぎるほど明白なことであるが、またこれほど万人がきれいに忘れがちなこともまれである。

もちろん私もその「万人」のひとりである。寅彦はこう言い放つだけの「科学者」ではなかった。
警鐘の意味を語ってくれていた。

 しかしここで一つ考えなければならないことで、しかもいつも忘れられがちな重大な要項がある。それは、文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の度を増すという事実である。

▼そして、警鐘そのものに最も近い文がつづく。

 それで、文明が進むほど天災による損害の程度も累進する傾向があるという事実を充分に自覚して、そして平生からそれに対する防御策を講じなければならないはずであるのに、それがいっこうにできていないのはどういうわけであるか。そのおもなる原因は、畢竟(ひっきょう)そういう天災がきわめてまれにしか起こらないで、ちょうど人間が前車の顛覆(てんぷく)を忘れたころにそろそろ後車を引き出すようになるからであろう。

さらに次のように結んでいた。

天災の起こった時に始めて大急ぎでそうした愛国心を発揮するのも結構であるが、昆虫(こんちゅう)や鳥獣でない二十世紀の科学的文明国民の愛国心の発露にはもう少しちがった、もう少し合理的な様式があってしかるべきではないかと思う次第である。

「1.17」が近づいて来て新聞・テレビも「防災・減災」の呼びかける話題が多くなってきた。
それらにも注目していきたい。
 それらと同時に
誰にでもたった今すぐできる防災・減災対策がある!!
それは寅彦が鳴らし続けた警鐘に耳を傾けることだ!!
「天災と国防」を読むことからはじめてみよう!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(26)

Dscn1266
▼「雲をつかむような話」というコトバがある。
成人式の昨日にやった「雲見」はこのコトバを思い出させてくれた。
すぐそこに浮かんでいるので、手をのばせばつかんめそうだ。しかし、それをつかんだ人の話は聞かない。
(もっとも『雲をつかむ話』という本はあるが)
いつも身近に見えてわかっているようでわからないのが雲だ。
そもそも雲っていったいなんなんだ!?その正体は!?
▼我々は「大気の物理学実験室」に暮らしていると言い放ち悦に入っているだけでは、「雲見」をより豊かに楽しむことはできない。
 今一度、もっともっと根っこのところから、雲の「ふしぎ!?」を追いかけてみようと思う。
「大気の物理学実験室」というとき、その「大気の物理学」って何なのだ。
どんな物理学のルールが関係しているのだろう。
そこから考えてみよう。中学校理科教師にもどって少し関係しそうなものを思いつくままにピックアップしてみよう。
・水の三態変化(固体・液体・気体)
・状態変化と熱エネルギー
・混合気体としての大気
・位置エネルギーと運動エネルギー(エネルギー保存の法則)
・光とは
・音とは
・熱とは
・断熱膨張
・断熱圧縮
・圧力、大気圧
・慣性の法則
・万有引力
・重力
等々
わー益々頭が混乱してきそうだ。
ゆっくり 急ごう!!
▼ひとつずつゆっくりと時間かけて謎解きをやってみるつもりだ。
でも、とりあえずのときは切り札のあのルールだ。

上がるとザアザア 下がるとカラカラ !!

これを使ってみよう。
これはいつでも、どこでも使えるルールだ。
見えていた雲が消えた→下がるとカラカラ
なにもないところに雲が見えだした→上がるとザアザア
という具合に。
▼とりあえずの場合は決めておくが、やっぱり根っこからもう一度はやりづけてみようと思う。
それが、きっと毎日の「雲見」をより豊かに楽しいものにしてくれると信ずるから…
「雲をつかむ」ことはできないかも知れないが、ひよっとしたら「雲を読める」日はくるかも知れない。
それを夢見ながら…

(つづく)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

【Web更新1/11】15-02 Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 等更新!!

Dsc_8358


頬を刺し 通り抜けたり 寒の風 15/01/10 (土)@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-02
週末定例更新のお知らせ
 外山滋比古は『忘却の整理学』のなかで「忘却」ついて次のように言っている。

忘却は力である。忘却力は破壊的ではなく、記憶力を支えて創造的はたらきをもっている。(『忘却の整理学』p19より)

ある面で私は「忘却」するためにWeb更新をしている。一週間を「忘却」してしまうために記録化しているのである。
今年になって早くも2回目の更新となってしまった。

◆表紙画像集2015 更新 人里の自然シリーズ ハゼの実
  「寒の入り」があって1/6「小寒」1/20が「大寒」。節分まで「寒の内」!!
寒の風は冷たい!!頬をあたると刺すような痛みをともなう。
まるで注射の針でも刺したような感じだ。それも慣れてくると妙に「あたたかみ」を覚えてくる。
寒の風が頭、身体を通り抜けるとき不純物も一緒に運び去ってくれて、「透明」になっていくような感じになる。
「ふしぎ!?」だ。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!?
 昨日、初講の集まりがあった。最初に交わす言葉は「寒いなあ!!」だった。
そういつもコミュニケーションのはじまりは「天候」のあいさつなんだ。
だから「天気」ほど暮らしに密着した「身近な科学」はないのだ。
別れ際、空は曇ってきた。
「あれ、雨降りそうやな」
「ああ、天気予報でそう言うとったで…」
「へえ、天気予報なんか見とるんけ?」
「そらそうやろ、毎日のツモリというもんがあるやろ」
「…」

私は「やっぱり」と思った。帰ってからほんとうに雨が降り出した。
後でアメダスを見たら降水量「0.5」と出ていた。なんかこのアタリマエがうれしくなってしまった!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(25)

Dsc_8267
▼大賀ハス観察池に氷がはっていた。蓮根の植え替えから41週目の定例観察日だった。
ここのところずっと朝方には氷が張り、昼頃には融けている。それを繰り返していた。
 その氷の模様をみていると微妙に日ごとに違うように見える。それだけではない、厚さもちがうようだ。
何時頃までに融けるかもちがう。
 考えようによっては、この大賀ハス観察池も冷え込み度合い示してくれるりっぱな「気象観測器機」なのかも知れない。
▼「雲見」から明日の天気を予想する!!
それは当面の目標であり、Webテキスト「天気の変化」の究極のねらいでもあった。
では、それはどうすれば可能になるだろう。
その試行錯誤を繰り返していた。
手に入れたデータを基に仮説を立て「未知」を予想する。これはもうりっぱに「科学」そのものだった。
ひょっとしたら追い求める「等身大の科学」とはこんなものかも知れない。
▼今すぐにも手に入れることができるデータを検討してきた。
ここまであげてきたものを列挙してみよう。
・「雲見」(まず何よりもはじめに)
・「天気ことわざ」(観天望気)
・「天気図」(予想天気図を含む)
・「高層天気図」(850hPa、700hPa、500hPa、300hPa)
・「アメダス」(リアルタイムの「降水量」「風向・風速」「気温」「日照時間」)
・「宇宙からの「雲見」」(気象衛星画像)
等々である。
▼いつもすべてを揃えてなんて現実的ではない。
そのときどきに、即手に入れることができたものだけでいい。大胆に明日の天気を予想してみよう。
それをくりかえすなかで、「ルール」をつくってみよう。
「ルール」をつくることが目標ではない。「ルール」をつくったら、それを使ってみるのだ。
「ルール」はどこでも通用するものもあるが、自分の住む場所にしか有効でないものもある。
それはアタリマエのこと。
 自分の場合に特化したもの、実はそれの方が意味あるモノかも知れない。
 予想はハズレルこともあるだろう。いやそのこと方が多いかも知れない。
でも続けていればきっと予想の確率はあがっていくだろう。
これぞ「科学の方法」!!
それこそ先人がありったけの知恵を絞ってずっとずっとやってきたことなのだ!!

道はまだまだ遠い、でも面白い!!
だから続けよう。
(つづく)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(24)

Dscn1207
Amedas2
▼ある日突然、毎日の見慣れた風景がとんでもない意味あるモノになる!!
長い間生きていれば一度や二度は経験することだ。まさに今、それが起こったのだ!!
昨日も撮った私の定点観測地からの「雲見」の画像だ。
この風景のなかに「アメダス」が写っていたのだ!!俄には信じられない事実だった。
望遠で撮って、さらにトリミングしてみた。そう、それは間違いなく「風力計」だった。
Dsc_8222
Dsc_8236
▼なんというドラスティクな展開だ。
ゲホウグモの第4「卵のう」が風にゆれていた。その風は、あの「アメダス」に記録されているのだった。
ヒガンバナは冬の陽光を独り占めして栄養を貯えていた。その陽光もまた「アメダス」に記録されていた。
私は、間違いなく「大気の物理学実験室」のなかに暮らしているのだった!!
夕方、暗くなってから私は万歩計をもって、その「アメダス」に吸い寄せられるように再び歩いてみた。
3500歩あった。
▼「雲見」がいっきょに「大気の物理学実験室」における「実験」の観察とい意識がうまれてきた。
「雲見」をこれまでのいろんな生きものの定点観測とツナグことができると思った。
それだけではなかった。
私にはもうひとつどうしてもツナギタイと願ってきたことがあった。
かつて、【理科の部屋】に【星空の連帯】というプロジェクトがあった。これが実に面白かった!!
不勉強な私は、宇宙のこと、天体のこと、星空のことをまったく知らなかった。
【星空の連帯】を契機にいろんなことを学んだ。
▼はじめて知ることがいっぱいで実に楽しかった。その楽しみにも増して面白いと思ったのはヒューマンネットワークすばらしさ!!だった。全国で一斉に同じ星空をながめていると思うと、なんと言えぬ連帯感がうまれた。
「あの人も今眺めているのだ!!」となんともワクワクしてきたものだ。
あれの昼版をやりたいとずっと思っていた。かつてに【青空の連帯】なんて呼んでやっていたときもあった。
今あらためてやってみようと決めた!!

【「雲見」の連帯】をやろう!!

「雲見」の空は全国にツナガッテイル。いや全世界にツナガッテイル!!
なにも特別の「雲見」である必要などない。極々アタリマエの毎日の「雲見」だ。
それを契機として、「雲見」から「天気の変化」の予想の話題になればこれほど面白いことはない。
では具体的にどのように…。
それはやっていくなかで「これだ!!」という方法もみつかるだろう。
今は、できることからやってみようと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(23)

Dscn1120
▼今年も私の持病「ばっかり病」は健在なようだ。病が健在とは妙な表現だが、それが事実だった。
その病は名づけて「雲見ばっかり病」!!
今年なってはじめて「雲見の樹」で「雲見」をした。
やっぱりいいな。この樹を通しての「雲見」はいいな!!
「雲見」は いつでも・どこでも・誰でも・簡単にできる。
それは「私の科学」のコンセプトにピッタリなのだ。
Dscn1151
Dscn1170
▼でかけたついでにずっと気になっているそれを実際に見せてもらいに行った。
「アメダス測候所」だ。
おぼろげには知っていた。しかし、意識してそれを見せてもらうのは今回がはじめてであった。
アメダス測候所では「降水量」「風向・風速」「気温」「日照時間」の観測が行われていた。
ここで観測された結果がほぼリアルタイムに見せてもらっているのかと思うと感無量であった。
「この観測所は、わたくしたちの郷土を気象災害から守る大切な設備ですから…」の注意書きが印象的だった。
▼それにしても、私はこの偶然に感動せずにはおれなかった!!
私は勝手に自分の家での「雲見」定点観測地と設定したその場所からの「雲見」画像に、この「アメダス測候所」が写っていたのだ。
 私は、それをこれまでまったく意識していなかった。
何という偶然だ。
 私はこの偶然を確かめたくなって、夕方、今度は歩いてその場所に行って見た。
間違いなかった。その位置から逆に我が家が見えるのだ。
今年の初のセレンディピティがやってきた!!
私は、ずっと「大気の物理学実験室」にくらしているとコトバで言ってきた。
 しかし、それはコトバだけではなかった。ホントだったのだ!!
 私はほんとうにラッキーだと思った。私の「大気の物理学実験室」での観察データは自動的に記録され蓄積されているのである。「雲見」とリンクすれば、その雲が見えているときの降水量、風向・風速、気温、日照時間を知ることができのだ。なんと贅沢な!!
▼さらに夢はふくらんだ。
「アメダス」は「雲見」とリンクできるだけでない。
これまでの「ヒガンバナ定点観察」や「大賀ハス観察池」にだってリンクできるのだ!!
あのゲホウグモやコガネグモの「クモ学」にもツナグことができるのだ!!
私はいささか興奮しすぎていた。
これが持病「ばっかり病」の症状だと意識しながらも、やっぱり興奮してしまうのだった。

こんなときこそ、ゆっくり ゆっくり急ごう!!
さあ、ゆっくり今朝の「アメダス」観測報告を見に行こう。

(つづく)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(22)

Dscn1069【2015/01/07 9:16】
Dscn1077【2015/01/07 10:09】
Dscn1082【2015/01/07 13:08】
Dscn1091【2015/01/07 15:06】
Dscn1093【2015/01/07 16:20】
▼昨日(2015/01/07)の天気は「予想通り」とも言えるし、そうでないとも言える。
「雲見」から明日の天気を予想することは、なかなか一筋縄ではいかない!!
だからこそ面白い!!
だからこそやり甲斐のある作業であった。
空一杯に雨雲が覆って降ってくるかと思ったら青空が見えだした。青空見えだして「雲の展覧会」になるかなと思ったら、またしても雲が空を覆ってしまった。ついには雨がパラパラと降り出した。
それにして次々と変わる展開だ!!
これを予想するなんて…
▼それでもあきらめない。
自分の持っているわずかながらの「私の科学」と手に入る「情報」を総動員して、明日の天気を予想してみよう。
まずは徹底した「観天望気」だ。
一般的な「天気ことわざ」はもちろんのこと、より当地にピッタリのもの
「生野峠越えるときには弁当忘れても傘忘れるな」
「コーヒーのにおいがしたら雨」
「…」
今にピッタリなものはなかなかない。
「なければ、自分でつくろう!!」
まだお屠蘇気分が続いているのだろうか。とんでもない野望を思い立った。
自家製「天気ことわざ」!!をつくろう!!
▼コロコロ変わる「空の表情」を「雲見」から読み取ってルールをつくる。
ポンコツ頭にはなかなかの難題である。可能性の破片を少し拾ってみる。
・雲の流れはいつもきまった方向からのようだ。(地形が関係しているのか)
・目印になりそうな山がいくつかある。「あの山に雲がかかったら…」
・播但線の列車が家の真横を走っている。列車の音の伝わり方で…
・東西南北いずれの方向も比較的見晴らしがよい。
・…
期限があるわけではない。
ゆっくりゆっくりだ。その可能性をさぐって行こう。
完全に0からの出発ではなく、今あるよく知られた「天気ことわざ」を当地にピッタリなようにカスタマイズするというのもアリだ。
▼比較的簡単に手に入る情報にどんなものがあるだろう。
「高層天気図」「宇宙からの「雲見」」についてはすでに見てきた。より身近な当地に直接関係しそうな「情報」はないだろうか?
 そう考えているうちに思いだしたのが、「アメダス」だ!!
◆アメダス
「アメダス」は「雨ダス!!」ではないんだ。(^^ゞポリポリ
「Automated Meteorological Data Acquisition System」の略だそうだ。なんと全国に1300ヶ所にも観測所があるそうだ。それはほぼ17㎞間隔になるそうだから、日本全国どこでも住んでいるとこから比較的近いところにそれがあるはずである。
 当地にもあった。ほんとうに近いところだった!!
いつもの「雲見」定点観測地から見える位置だ。いつもの「雲見」画像に写っている範囲だ。
そこでの観測データはきっちりと残っていた。
ほぼリアルタイムに公開もされていた。
これを利用しない手はないだろう。大いに使わせてもらおう。

「雲見」と「アメダス」をリンクしよう!!

(つづく)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(21)

Dscn1003
【2015/01/06 9:15】
Dscn1020
【2015/01/06 13:22】
Dscn1035
【2015/01/06 15:08】
▼昨日(2015/01/06)朝方の「雲見」は
雨 雨 ふれ ふれ ラン!ラン! (乱層雲 積乱雲)
からはじまった。
それは「やっぱり!!」だった。しかし、それは長くは続かなかった。
午後になると青空が見えてきた。そして
コウコウ姉妹 (高層雲 高積雲)
ソウセキ(層積雲) はなれても りっぱに ソウ! セキ! (層雲 積雲)
の「雲見」に変わっていった。
Dscn1042
【2015/01/06 16:22】
Dscn1062
【2015/01/06 16:41】
▼しかし、「天気の変化」と「雲見」はそう単純に直線的ではなかった。
それがまた面白いところでもあるのだが。
夕方になると暗雲が空に広がりはじめたのだった。
そのときだった!!私は自分の眼を疑った。今までなにも見えていなかったのに、その暗雲に虹がかかったのである。沈みかけた太陽の位置をあらためて確認した。
そうだ確かに太陽を後頭部に背負っていた。納得行く角度だった。
でもその虹はまたたく間に消えてしまった。まるで幻を見たかのようだった。
なごり惜しげにそこに立っていると、今度は東の空にその破片のような虹が見えた!!
「雲見」にはこんな副産物があるから面白い!!
だから何度繰り返してもやめられないのだ。
「朝虹は雨、夕虹は晴れ」
ほんとうにそうだろうか。
「雲見」の醍醐味もここにあった。
「雲見」「空見」から明日の天気を予想する。それはWebテキスト「天気の変化」の究極の「ねらい」でもあった。
「雲見」のとも としているもうひとつのハンドブックがあった。
タイトルがその究極の「ねらい」を表していた。
『自分で天気を予報できる本』(武田康男著 中経の文庫 2013.5.29)
私は「雲見」するときに『空の図鑑』とともにこれを携帯するようにしている。そのことにより、「雲見」「空見」の楽しみが少しずつ膨らんでいくような気分になる。
▼ときどき、Webテキスト「天気の変化」って何をつくろうとしているのかな?
と自分でもわからなくなるときがある。
究極の「ねらい」はわかっているが、それがどんな「かたち」のものをめざしているか?
それがわからなくなってしまうのだ。
でも最近は「それもいいかな」と思いだした。
終着駅をきめない。それは進めていく中でいつか見えてくるのものなのかも知れない。
最近聞いたお気に入りコトバで言えば
従来の「予定調和」型テキストからの脱却!!
作成のプロセスを楽しむWebテキスト!!

ゆっくり 急ごう!!

(つづく)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(20)

Dscn0963
【2015/01/05 11:22】
Dscn0969
【2015/01/05 13:04】
Dscn0981
【2015/01/05 14:25】
▼「雲見」をはじめて教えてくれたのは、あの宮沢賢治だ!!
「月見」や「花見」があるように、極上の道楽としての「雲見」があると

眺(なが)めても眺めても厭(あ)きないのです。そのわけは、雲のみねというものは、どこか蛙の頭の形に肖(に)ていますし、それから春の蛙の卵に似ています。それで日本人ならば、ちょうど花見とか月見とか言う処(ところ)を、蛙どもは雲見をやります。 「どうも実に立派だね。だんだんペネタ形になるね。」 「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね。」 「実に僕(ぼく)たちの理想だね。」 (宮澤賢治『蛙のゴム靴』(青空文庫)より)

▼この最も安上がりの道楽「雲見」を今年もいっぱいやりたい。
同じ「雲見」やるなら、より楽しくやりたいものだ。一口に雲と言っても、いろんな雲があった。
雲は、形や発生高度によって種類分けされていた。10種類ある!!
たった10種類だ。でも似たような名前を覚えるとなると10種類もだ!!
そこで、「雲見のうた」(雲家族10のうた)をつくってみたんだ。

雲家族10のうた=「雲見」のうた 

ケンケン三兄弟に(巻雲 巻層雲 巻積雲)
コウコウ姉妹 (高層雲 高積雲)
ソウセキ(層積雲) はなれても りっぱに ソウ! セキ! (層雲 積雲)
雨 雨 ふれ ふれ ラン!ラン! (乱層雲 積乱雲) 

(2009.2 楠田 作)

「雲見」の度に歌っていると、いつしか頭に入ってくるんだ。
今年も何回も何回も歌ってみよう。
▼その次に今度は、今「雲見」をしている雲の名前は?
ということになる。植物を観察するときに植物図鑑片手に観察すると、名前を知ってより楽しくなってくる。それと同じように、「雲見」にも図鑑があるといいな思っていた。
ハンディでいつでも携帯できるようなものがあるといいな願っていた。
それを昨年手に入れた。
◆『空の図鑑』(武田康男 写真・監修 KADOKAWA)
である。これを眺め見比べながら、今見ている雲を「名前」で呼んでやるのだ。
別にまちがったからと言ってなんの問題もない。事実、実際の雲は見分けにくいものだ。それに一種類の雲だけが「雲見」の空にあるわけではないのだから。
でも思い切って「名前」で呼んでやるんだ!!
「名前」で呼んでやったら、次は高さだ!!「名前」で呼んでやることの最大の利点は、およその高さがわかってくることなんだ。
▼その次が、「雲見」の最大の楽しみになる。
「雲見」から明日の「天気予報」をしてみるのだ!!
同じ「雲見」の空でも、登場する雲は刻々と変わっていた。
数時間のあいだにも変化していく。昨日(2015/01/05)の「雲見」がそうだった。
朝方の「雲見」と夕方の「雲見」は違っていた。
夕方に登ってきたせっかくの満月の「月見」は、赤くぼんやりとしていた。
さて、今日の天気は予想どおりだろうか? o(^o^)o ワクワク

(つづく)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【Web更新1/4】15-01 「サイエンスコミュニケーター宣言」 等更新!!

Dsc_7959


カラスウリ 静かに時の 刻みけり 15/01/03(土)撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】15-01
週末定例更新のお知らせ
 2015年初回のWeb更新である。今年もめざすは52回の週末定例更新である。
たとえ更新のための更新なってしまってもいい。表紙画像を貼り替えるだけの微更新になってもいい。
私の「更新」は、更新すること自体に意義を見いだしていた。
「更新」することは、年が変わっても「不易」だった。だから…

◆表紙画像集2015 新設更新!! 人里の自然シリーズ カラスウリ
 「カラスウリの振り子時計」が静かに静かに新たな年の時を刻んでいた。
ガリレオ・ガリレイが振り子の等時性を発見し、「振り子時計」を発明してからもう400年はたったのだろうか。
その前も後も、地球上の無数の「野の振り子時計」は、確実に時を刻み続けているのだろう。
2015年ははやくも5日目だ!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「新年の抱負」に絡んで、サイエンスコミュニケーターの今を考えてみた。

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 年末年始の「日記」を「整理学」の視点でツナイデみた。
「新年の抱負」第3の目標は
(3) 「整理」を楽しむ!!
だった。この新・クラウド「整理学」試論はどこまで更新できるだろう?
それも楽しみのひとつだ。

◆オンライン「寅の日」更新!!
 今年の展開で楽しみと言えば、このオンライン「寅の日」だろう。
第二回、第三回オフライン「寅の日」はぜひともやりたいことだ。具体的な計画を考えはじめたい。

 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

サイエンスコミュニケーター宣言(355)

Dsc_7936
▼昨日は、今年はじめての大賀ハス観察池の定例観察日だった。蓮根の植え替えから40週目だった。
観察池に厚い氷がはり、その上に雪が積もっている。こんな光景は一年間52回の観察のうち何回見られるだろう。まったく見られない年もあった。多くあっても2~3回ぐらいではないだろうか。
それだけめずらしい光景ということになる。
▼実はとんでもない話だが、「科学」がほんとうに面白いと思いだしたのはごくごく最近のことなんだ。
今頃になって、やっと心底「科学」することが楽しいことと感じはじめたのだ。
では今まではどうだったのか。
わかったようなふりをしていただけかも知れない。
そう思い込もうとしていただけなのかも知れない。
究極は、自分自身がほんとうに「面白い!!」「楽しい!!」と思えることしか人には伝わらない!!
これまた真実なのであろう。
▼何をもってして「面白い」「楽しい」と思えるか、そこにその人の「私の科学」が出てしまうのである。
「私の科学」を楽しんでいる人の話は面白い!!
「○○であらねばならない」と説く人の話はつまらない!!
なにも響いてこない!!
なにも伝わってこない!!
これは何十年かけて体験的に学んできたこと。
▼ならば真のサイエンスコミュニケーターへの道はひとつ
(1) サイエンスコミュニケーターを楽しむ!!
しかない。
 そのために、今一度「ネットの力」「ネットの可能性」にかけてみたいと思っている。
「ネットの力」「ネットの可能性」とは、ヒューマンネットワークの力、可能性ということである。
それが次なる「今年の抱負」

(2) 楽しみの「時空間」を拡げる!!

につながることでもあるのだ。

(つづく)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

サイエンスコミュニケーター宣言(354)

Dscn0911
Dscn0896
Dscn0919
▼正月2日目も雪だった。
昨年大活躍をしてくれた柿の木にも雪が積もっていた。定点観測地のヒガンバナもすっかり雪に埋もれていた。
屋外に放置して置いた車の窓ガラスには雪が貼り付いていた。きれいだ!!
はやくこの「天から送られてきた手紙」をちゃんと画像に納めることができるようになりたいな。
▼今日はまだ正月三が日だ。いかに三日坊主の私でも「新年の抱負」は記憶の範疇にあった。
第一にあげた
(1) サイエンスコミュニケーターを楽しむ!!
の「サイエンスコミュニケーター」も、そう自らを名のりはじめて4月には5年目に突入する。
もうだいぶん違和感なく使えだした。
今年はより積極的に「サイエンスコミュニケーター」を表明していきたい。
そして、それを楽しみたい!!
▼サイエンスコミュニケーターとして「どこまで来たのか?」の「現在地」確認のために、これまで5つの座標軸を用意していた。
5つの座標軸とは
(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。
である。
▼「現在地」を確かめて、新たな「課題」を設定して、それを克服するために努力する。
それは今年も繰り返すだろう。
しかし、それだけでいいのだろうか。
もう少し面白いこと、ほんとうに心底楽しいと思えることがあるのでは…。
「楽しさ」「面白さ」にもっともっと優先権を与えたい!!

セレンディピティはもっともっと唐突にやって来る!!

と思う正月三日目の朝だった。

(つづく)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

本日(2015/01/02)、第86回オンライン「寅の日」!! #traday

Dscn0864
Dsc_7803
Dsc_7811
▼今年最初の「一日でいちばんきれいな空」はとびっきりきれいだった。
2015年も「雲見」からはじまった。午後になるとやっぱり雪が降り始めた。その雪は見る見るうちに積もりまわりを雪景色に変えていった。大賀ハス観察池、定点観測ヒガンバナ等々もすっかり雪化粧をした。
▼本日(2015/01/02)は一日だけおいての第86回オンライン「寅の日」である。
オンライン「寅の日」は12日に一回巡って来る。だから年間30回実施ということになる。それに加えて12/31の特番オンライン「寅の日」があるから全部31回ということになる。
今年も予定通り実施できれば大晦日には第117回オンライン「寅の日」ということになる。
今回がその初回である。

◆本日(2015/01/02)第86回オンライン「寅の日」

「新春偶語」(青空文庫より)

▼今年の1.17で、「1995.1.17」からちょうど20年である。
あれから20年!!私たちはどんな歩みをしてきたのだろう?
それに関連して、オンライン「寅の日」の一月のテーマを寅彦が鳴らし続けた警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」にした。
 その初回である今日読むのは「新春偶語」はちょうど80年前の1935年元旦に「都新聞」に寄稿されたものである。80年の時空を超えた寅彦からのメッセージを読んでみよう。
まずは前年の「東北地方凶作」の話からはじまっていた。

 新玉(あらたま)の春は来ても忘れられないのは去年の東北地方凶作の悲惨事である。これに対しては出来るだけの応急救済法を講じなければならないことは勿論であるが、同時にまた将来いつかは必ず何度となく再起するにきまっているこの凶変に備えるような根本的研究とそれに対する施設を、この機会に着手することが更に一層必要であろうと思われる。

今も変わらぬアタリマエの認識があった。
気温や日照を人為的に支配することは現在の科学の力では望むことが出来ない。しかし

問題は「しかし」以降である。それは80年たった今も変わることはない。
▼今の状況をよく知らないシロウトである私が言っても説得力のない話だが、寅彦の言葉の真意は響いてくるような気がするのである。

全く特殊な恒久的国家機関とし、非科学的なあるいは科学に無理解な御役人達の政治の支配下から解放して健全な発達を計るのが国家百年の大計のために甚だ望ましいことではないかという気もする。

昨年中頻発した天災を想うにつけても、改まる年の初めの今日の日に向後(こうご)百年の将来のため災害防禦に関する一学究の痴人の夢のような無理な望みを腹一杯に述べてみるのも無用ではないであろうと思った次第である。もし当りさわりがあったら勝手ながら屠蘇のせいと見遁(みのが)してもらいたい

寅彦はこれを書いた年の大晦日には亡くなっている。
もう翌年の「新春偶語」を書くことはできなかったわけだ。
しかし、鳴らし続けた警鐘「天災は忘れた頃にやってくる」は今も有効である。
今こそ!!なのかも知れない。

今年のオンライン「寅の日」は、これを基軸にして、新たな企画もやってみたいと思っています。
2015年オンライン「寅の日」をよろしくお願いします。<(_ _)>


| | コメント (0) | トラックバック (0)

新年の抱負2015 !!

Dsc_7487


 初春や なお極めたし 不思議道 @福崎


新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。<(_ _)> 
 2015年 元旦

▼新しい年がはじまった。
毎年恒例としている「新年の抱負」を記録化しておく。「記録」化すると同時にこれだけは「記憶」しておきたいと願うからザックリと3つにしておこう。

(1) サイエンスコミュニケーターを楽しむ!!

(2) 楽しみの「時空間」を拡げる!!

(3) 「整理」を楽しむ!!

▼何とかこれぐらいなら、一年間「記憶」しておくことができそうだ。
でも翻って考えみるに努力しなければ「記憶」しておくことができないような「抱負」にどんな意味があるだろう。
忘れようとして忘れられないものこそほんものの「抱負」だろう。
三つをさらに集約して 忘れられないキーワードにすれば

「楽しむ」 2015!!

▼これで行こう。
すべての判断基準を「楽しむ」におこう。
「楽しむ」を優先させる展開を願おう。
「楽しむ」を力に変えていこう。
「楽しむ」で未来を切り拓こう!!
どんな365日が待ち受けているのだろう。楽しみだ!!o(^o^)o ワクワク 

                              

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »