【私の読んだ本・ベスト10】2014
▼今年も最後の日曜日なってしまった。
【私の重大ニュース】を終えたら、なんとなく今年が終わってしまった気分になっている。ニュースとセットにしてここ数年自分の中で恒例としていることがあった。
それが、【私の読んだ本・ベスト10】である。
昔からそんな傾向があったが、年々その傾向は強くなっていく。それは何と言うのだろう。
「我田引水」読みとでも言うのだろうか。自分の「文脈」なかで本を手前勝手に読むのである。だからその本の一般的な評価と少しずれたところで【お薦め本】も書いてきた。
今年も何冊かの【お薦め本】を書いた。それらの本を中心に、今読書中というのも含めてベスト10をあげてみる。その順番も必ずしも順位を意味しない。
【ベスト1】 『寺田寅彦 わが師の追想』(中谷宇吉郎著 講談社学術文庫)
この本との出会いは、ベストタイミングだった。ちょうど自分のなかで「今、なぜ寺田寅彦なのか!?」の問いが生まれかけたときにこの本を読んだからだ。オンライン「寅の日」の副読本として最高と今も思っている。
【ベスト2】『クモ学』(小野 展嗣著 東海大学出版会)
これから生涯続くであろう「クモ学」!!その「クモ学」の世界への招待状がこの本だった。
【ベスト3】 『クモはなぜ糸をつくるのか?』(Leslie Brunetta Catherine L.Craig 著 三井恵津子訳 丸善出版)
4億年かけてクモはどこからやってきたのか?それがわかる面白い本だった。
【ベスト4】 『科学のこれまで、科学のこれから』(池内 了著 岩波ブックレット)
著者の本は、毎年ここにあげてきた。それだけ興味を持って追いかけてきたということでもある。
これまでのエッセンスがここに詰まっている。
【ベスト5】『科学・技術と現代社会 上 下』(池内 了著 みすず書房)
こちらは、これまでの総括本というところ。現在読書中であり読了後にはぜひとも【お薦め本】としてあげたい。
【ベスト6】 『空の図鑑』(武田康男 写真・監修 KADOKAWA)
必携!私の「雲見」のとも!!
【ベスト7】 『データを紡いで社会につなぐ』(渡邉 英徳著 講談社現代新書)
「これから」への入門書!!
【ベスト8】 『知的生産の技術とセンス』(堀正岳、 まつもとあつし著 マイナビ新書)
私は、今もこの文書を「こざね法」で書いている。「知的生産」のスキルの今を問う!!
【ベスト9】 【『日本列島の生い立ちを読む』(斎藤 靖二著 岩波書店)
来年はもっともっとこの方面勉強したいなと思っている。
【ベスト10】 『死なないやつら』(長沼 毅著 ブルーバックス 講談社)
最も根源的な問い「生命とは何か?」。考えてみると今年もその問いの答えを追い求める一年だったのかも知れない。
さあ、来年はどんな本に出会うだろう。
そして、どんな自分の「文脈」をその本に重ねていくだろう。
楽しみである。o(^o^)o ワクワク
▼もうひとつぜひとも記録しておきたいことがあった。昨日は大賀ハス定例観察日であった。蓮根の植え替えから39週目で今年最後の観察日であった。
年末に入って観察池の周囲を少し掃除をしていた。そのときだこれを見たのは…。
前々から少し気になっていた。冬場になってからだと思うが観察池のかれた葉茎にひっかけようにして「クモの糸」がなびくのである。それも長い糸の場合は数メートルになるまで…。
では糸を出しているクモは?と捜すが見あたらない。それも朝方にきまった方向から風が吹くときが多い。
掃除をしたことによって、これがよりはっきりした!!
糸の写真をとってみてなお驚いた!!クモの糸が朝日を分光してとってもきれいだった。
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