ヒガンバナ「自然結実」観察オフin播磨!! #higanbana
▼植え替えから31週目の大賀ハス観察池にも雨が降っていた。
この雨に躊躇しないわけではなかった。しかし、我が家のあのゲホウグモを見てもらうことを計画に入れていたので「待った」なしだった。
ヒガンバナ「自然結実」観察オフin播磨を決行した。前回「ヒガンバナ観察オフin播磨」に引き続き 筒井さんとふたりだけのオフだったが実に実り多き楽しいものとなった。
出発点は前回と同じく市川町「せせらぎの湯」とした。待ち合わせの時間より少しはやく着いた私はまわりをぶらついて見た。さっそく「せせらぎの湯」の前の田の畦を見て唖然とした。
そこに、ごくごくアタリマエにそれを見たのである。
▼最初に向かったのは安富町だった。
そこは昨年の11/13に完熟した種子をはじめて手に入れた田の畦である。その畦で次々と完熟資種子を手に入れた。「今年も…」と何度も観察に行っていたが、昨年度うってかわってビカンバナ自体があまり咲かなかった、葉もあまり繁っていなかった。雨に濡れた「遅れん坊」ヒガンバナがひとつ咲いていた。
なぜだろう。「ふしぎ!?」だ。
ひとりだとここまでなんだが、二人だとちょっと違った。昨年度もとなりの田にはそれはまったく見られないと観察していたのだが、昨日は念のためと、となりの田の畦をていねいに見て回った。
あった!!これまたアタリマエのように今なお立つ花茎がありその先には…。
▼次に昨年度までの定点観察地、ヒガンバナスポットである夢前町に向かった。
ここでは次々と数え切れないぐらいの「自然結実」しているヒガンバナをみつけることができた。
一ヶ所でみつけるとその側を流れる溝、小川をたどっていくとそこにはごくごくアタリマエに…。
雨に濡れた葉のなかに凛として立つ花茎は神々しくも見えた。
ひとつを試しに割ってみた。
なかにはまだ真っ白な球が、黒く完熟するまでにはまだ少し時間が必要だった。
▼次に我が家の「驚異のゲホウグモ」を見てもらうため自宅に向かった。
ゲホウグモの柿の木の下のヒガンバナにも、「自然結実」しようとするものが2個あった。
毎日のヒガンバナ散策道の「自然結実」も見てもらった。
せせらぎの湯にもどり長い長い昼食のあと、最後に向かったのは神河町猪篠の棚田だった。
いつも感心するのだが、ここでは田畑の管理がとても行き届いているのだ。
畦の草刈りもほんとこまめにされている。ヒガンバナの葉も先の方が枯れたようなものが見られた。
きっとヒガンバナが咲いた後にも、もう一度草刈りをされたのだろう。
子房部が少しふくらみかけた花茎も刈り倒されていた。
棚田のここでは無理かと諦めかけていた。
その時だ、これを最後にと見た石垣のそばのヒガンバナにそれを見たのだ!!
ここにもやっぱりあったのだ!!
幸いなことに朝方まで降っていた雨は、観察しているとき一切降らなかった。だから傘をさしての観察を覚悟していたが、それは一切なかった。だから、写真撮影も自由にできた。
市川町→安富町→夢前町→福崎町→神河町と巡る観察では、どこでも「自然結実」するヒガンバナを確認することができた。
まだまだ途中段階であるが次のようなことが言えるだろうと思う。
(1) どこでも「自然結実」ヒガンバナは観察できる!!
それは、想像以上に「自然結実」の頻度は高いということを意味する!!
(2) 「自然結実」観察には今が最も適している!!
(3) 「自然結実」の頻度は、環境、その他によって異なる!!
(4) 完熟までにはもう少し時間が必要!!
(5) 完熟した種子が発芽(発根)するかは、次なるstepだ!!
ヒガンバナ「自然結実」発見物語はまだまだ続く!!
それにしても、実に面白い観察オフであった。深謝。
| 固定リンク
コメント