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本日(2014/11/15)、第81回オンライン「寅の日」!!そして… #traday

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▼もう限界かと思った!!
昨日(2014/11/14)はほんとうに寒かった。
貴奴(ゲホウグモ)の姿を観ることができるのも、もう限界が来ているのではと思った。
帰宅するとすぐに貴奴にカメラを向けてみた。居てくれた!!
定位置より少しずれてぶら下がり気味に枝の一部になっていた。夕方にはやっぱり脚を浮かせるようなしぐさをしていた。何をしているのだろう???
やっぱりどこまでも「ふしぎ!?」だった。
▼「ふしぎ!?」の謎解きこそ「科学」だと思っていた。
「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」を口癖とする謎解きの達人がいた。科学者・寺田寅彦である。
彼は独特の名文・エッセイで「科学」を語り残してくれた。
 幸いなことに私たちは今、オンラインで読ませてもらうことができる。青空文庫のおかげである。深謝!!
ならばオンラインで、それらを多くの人と一緒に読み解いていこうとはじめたのがオンライン「寅の日」である。
本日(2014/11/15)はその第81回目である。
 本日はそれだけではなかった。
 はじめての試みオフライン「寅の日」の一回目でもあった。
きっと記念すべき日となるだろう。いや、ぜひそうしたい!!

◆本日(2014/11/15)、第81回オンライン「寅の日」!!
 第一回オフライン「寅の日」!!

●「科学者とあたま」(青空文庫より)
▼小さな私の「ふしぎ!?」からはじめて「私の科学」をより豊かなものにしていくそれが私の理想でもあった。
誰もが意識するしないにかかわらず「私の科学」を持っていると思っていた。
「ふしぎ!?」の謎解きに挑む人はその意味で誰もが「科学者」であるとも。
そう思いながら今回の「科学者とあたま」を読むと、きわめて示唆的なことが語られていた。

 しかしまた、普通にいわゆる常識的にわかりきったと思われることで、そうして、普通の意味でいわゆるあたまの悪い人にでも容易にわかったと思われるような尋常茶飯事(さはんじ)の中に、何かしら不可解な疑点を認めそうしてその闡明(せんめい)に苦吟するということが、単なる科学教育者にはとにかく、科学的研究に従事する者にはさらにいっそう重要必須(ひっす)なことである。この点で科学者は、普通の頭の悪い人よりも、もっともっと物わかりの悪いのみ込みの悪い田舎者(いなかもの)であり朴念仁(ぼくねんじん)でなければならない。
 科学の歴史はある意味では錯覚と失策の歴史である。偉大なる迂愚者(うぐしゃ)の頭の悪い能率の悪い仕事の歴史である。

▼寅彦のレトリックは単線ではなかった。

 頭がよくて、そうして、自分を頭がいいと思い利口だと思う人は先生にはなれても科学者にはなれない。人間の頭の力の限界を自覚して大自然の前に愚かな赤裸の自分を投げ出し、そうしてただ大自然の直接の教えにのみ傾聴する覚悟があって、初めて科学者にはなれるのである。しかしそれだけでは科学者にはなれない事ももちろんである。やはり観察と分析と推理の正確周到を必要とするのは言うまでもないことである。  つまり、頭が悪いと同時に頭がよくなくてはならないのである。

挑発的でもあった。

 この老科学者の世迷い言を読んで不快に感ずる人はきっとうらやむべきすぐれた頭のいい学者であろう。またこれを読んで会心の笑(え)みをもらす人は、またきっとうらやむべく頭の悪い立派な科学者であろう。これを読んで何事をも考えない人はおそらく科学の世界に縁のない科学教育者か科学商人の類であろうと思われる。

あなたはどう読むだろうか?

今日一日は、できるだけオンラインでつないでおきたい!!
今朝の段階でも、まだ第一回オフライン「寅の日」が展開になるのか、まったくわからない。
実施するということだけは確かである。寅彦の文を読み解くことに挑戦するのはもちろんのこと、いろんな私の「ふしぎ!?」「私の科学」を語り合うことができたらうれしいな。
 今後の「寅の日」の展開についても…。

今朝も寒い!!でも貴奴はいた!!


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コメント

お久しぶりです。毎日なにかかやに追われ落ち着いたことができずにいます。今、一つのことが終わり、次の仕事に向かう合間に読ませていただきました。
以下の部分は自分がこれまで見落としていた部分です。

>頭がよくて、そうして、自分を頭がいいと思い利口だと思う人は先生にはなれても科学者にはなれない。

本当の教師にはなれないのではないでしょうか?既成の知識を受け渡す教師ではなく、という意味です。

投稿: 理科大好き人間 | 2014/11/15 15:08

理科大好きさん
こんにちは、今オフライン「寅の日」会場にいます。
コメントありがとうございます。理科大好きさんの指摘されている部分は、きっとそんな意味だと思います。
寅彦は理科教育者にはきびしいですね。限りないエールを送ってくれているときもあるのですが…。

投稿: 楠田 純一 | 2014/11/15 15:22

寅彦の時代の、学校教師って、どんな感じだったのでしょうか? ただ権威者として威張っているばかりなんて人も多かったのかもしれません。

寅彦は繊細なところもありますので、きっとそういう教師は煙たくて嫌だったのではないでしょうか? 寅彦がどんな先生に巡り合ってきたのか、どう教師感を醸成したのか、そんな背景も知りたいですね。

投稿: 渡部義弥 | 2014/11/15 16:25

渡部義弥さん
おはようこざいます。
昨日はほんといろいろありがとうございました。
たいへん面白い展開にしてくださって感謝しています。

ところで寅彦ですが、その当時の理科教育現場の教師ともけっこう交流があったようです。それは本で読んだことがあります。また、調べておきます。
それから、その頃の現場ですかけっこう先進的なことも取り組んでいて自由な雰囲気もあったようです。
やはり大正デモクラシーの影響でしょうか。

寅彦もその当時発刊され出した雑誌『理科教育』に何度か寄稿して理科教師にエールを送ってくれていたようです。たとえば
『雑感』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/43536_23756.html
などが私は気に入っています。

投稿: 楠田 純一 | 2014/11/16 06:36

今、応答読ませていただきました。
やはり、こういうものはFBとかTwitterのようなものの方が進めやすいのかもしれませんね。

投稿: 理科大好き人間 | 2014/11/19 23:33

理科大好きさん
コメントありがとうこざいます。
どんなかたちで進めていくのがいちばんふさわしいか。
引き続いてやっていくなかで考えていきたいと思います。また、いろいろアドバイス、ご意見いただくとうれしいです。今後とも宜しくお願いします。<(_ _)>

投稿: 楠田 純一 | 2014/11/20 18:27

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