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本日(2014/11/03)、第80回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼先日からの雨風でついにゲホウグモの「卵のう」のひとつが落ちてしまった。
4つの「卵のう」があるうちのいちばん先につくった「卵のう」である。
じっくりと観察してみるとやはり「黄色い毛糸」が表面にあった。これはなんなのだろう。
夏の「赤い毛糸」とどこがちがうのだろう。
ここから「出のう」した子蜘蛛たちは目撃していなかった。見逃しただけなんだろうか?
まだまだ未解決の「ふしぎ!?」はいっぱいあった。
クモひとつでもこうだ。
 「自然」全体などというと、どれほど私の知らないことがあるだろう!?
▼「自然」の謎解きに、「俳句」という「科学の方法」が有効なのではないかと思いだしてからも年月がたとうとしている。
 いったいどうして思いだしたのだろう。今一度、寅彦に聞いてみようと思う。
それが本日のオンライン「寅の日」である。

◆本日(2014/11/03)、第80回オンライン「寅の日」

●『俳句の精神』(青空文庫より)

▼これまでの浅学無知を省みることなく、今さら変なことを言い出したものと自分でも不思議なぐらいである。
なぜなんだろう?
その答えのひとつが、今回の『俳句の精神』のなかにあるように思えた。
今回の文章は寅彦の最晩年(昭和10年10月)に発表されている。それも頭において読むと、響いてくることも少しちがうかも知れない。
「一 俳句の成立と必然性」
「二 俳句の精神とその修得の反応」
に分かれていて、まず「俳句とは」から語られている。

「春雨」「秋風」というような言葉は、日本人にとっては決して単なる気象学上の術語ではなくて、それぞれ莫大(ばくだい)な空間と時間との間に広がる無限の事象とそれにつながる人間の肉体ならびに精神の活動の種々相を極度に圧縮し、煎(せん)じ詰めたエッセンスである。またそれらの言葉を耳に聞き目に見ることによって、その中に圧縮された内容を一度に呼び出し、出現させる呪文(じゅもん)の役目をつとめるものである。そういう意味での「象徴」なのである。

 話が少し横道にそれてしまったが、ここで言わんとしたことは、俳句が最短の詩形であるがために、その語彙(ごい)の中に連想と暗示の極度な圧縮が必要であるということ、それからまたそういう圧縮が可能となるための基礎条件として日本人のような特異な自然観が必要であること、なおその上に環境条件として古来の短詩形の伝習によって圧縮が完成され、そうしてできあがった語彙の象徴的効力がそれぞれに分化限定されたこと、それらの条件が具備して、そこではじめて俳句という世界に類のない詩が成立したということである。

「日本人のような特異な自然観」と言われると、ちょっと仰々しい話になってしまう。
そこを「私の自然観」と読みかえてみると、少し身近に引き寄せることができるかも知れないと思いながら読んだ。
▼それは次の文章においても同様である。

前に述べたように俳句というものの成立の基礎条件になるものが日本人固有の自然観の特異性であるとすると、俳句の精神というのも畢竟(ひっきょう)はこの特異な自然観の詩的表現以外の何物でもあり得ないかと思われて来る。

そして「俳句のすすめ」とつながっていく。
 俳句の修業はその過程としてまず自然に対する観察力の練磨(れんま)を要求する。俳句をはじめるまではさっぱり気づかずにいた自然界の美しさがいったん俳句に入門するとまるで暗やみから一度に飛び出してでも来たかのように眼前に展開される。今までどうしてこれに気がつかなかったか不思議に思われるのである。これが修業の第一課である。しかし自然の美しさを観察し自覚しただけでは句はできない。次にはその眼前の景物の中からその焦点となり象徴となるべきものを選択し抽出することが必要である。これはもはや外側に向けた目だけではできない仕事である。自己と外界との有機的関係を内省することによって始めて可能になる。

「自然」の謎解きをする「自然科学」と「俳句」。私にはなにか深く関係しているように思えてならないのだが。
まだまだ、道は遠い!!

いよいよ次回は、第一回オフライン「寅の日」と重ねて実施である。
どうなるだろう。

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