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どこまでも続く驚異のゲホウグモ!! #クモ学

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▼恐るべしゲホウグモ!!
貴奴がまたしてもあのみごとなネットを造った!!
台風19号のやって来る前10/12~13にネットを張って以来ずっとネットを張っていなかった。
昼も夜も、あのポーズで柿の木の一部になりきったままだった。
もうこのまま冬をむかえてしまうか、それとも消えてしまうのかと思っていた。
ところが10/21の夕方から9日ぶり動きはじめたのだ。
その動きはまったく衰えてはいなかった。またたく間にあの芸術作品をつくりあげてしまった。
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▼貴奴には2つの強敵がいた。
ひとつはあのジョロウグモだ。
貴奴が残していた「橋糸」をみごとに利用し、自らの重層的なネットをつくりあげたジョロウグモ!!
かつて貴奴(ゲホウグモ)がネットをつくっていた空間は完全にジョロウグモが占拠してしまったように見えた。
ジョロウグモのネットもなかなかすごかった。一匹のジョロウグモだけがネットを張っているのではなかった。
そのジョロウグモのネットを利用して、小さなクモたち(ジョロウグモと関係は?)がいくつ小さなネットをつくっていた。そこはまるでジョロウグモコロニーのようになっていた。
その上を貴奴はいったのだ!!
今度は、逆にジョロウグモの「橋糸」の先を利用して、ジョロウグモコロニーの上の空間にあのみごとなネットを造り上げたのである。
驚きのゲホウグモ!!
▼もうひとつの敵は、気温だった。
台風通過後気温はどんどん下がっていった。日が照っている昼間こそなんとかしのげても朝晩はきびしい!!
耐寒はこれからの最大の敵だ。
生きものにとって温度が下がることほど致命的なことはない。生命の営みの「化学変化」が劇的に低下するのであるから。
 クモにも体組織の凍結開始温度である過冷却点(supercooling point=SCP)があるそうだ。そのSCPはクモの耐寒性のよい指標になるようで、その研究がすすんでいるようだ。(※『クモの生物学』「耐寒性と季節適応」田中一裕)
 ゲホウグモの場合はどうなんだろう?
それがぜひ知りたいものだ。
「動物の世界」の学習では、「個体維持」と「種族維持」というふたつことを軸に展開してきた。
そして、動物の「ふしぎ!?」謎解きの第一の鍵は「食べる」だと思ってきた。
その原点にもどり、ゲホウグモの「これから」を考えみたい。
ひょっとしたら
・ナイロン袋のなかでエサなしで261日間生き続けたコウガイビル
・ピンチになると「乾眠」というスゴ技をもつクマムシ
などに匹敵する生きものの「ふしぎ!?」に出会えるかも知れない。

昨日のゲホウグモは、北風がつめたいなか再びあのポーズで、柿の木の一部になっていた。
「橋糸」は残したままにしていた。
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コメント

楠田先生、こんにちは。

 鈴木勝浩です。

 ゲホウグモ

 どのようなタイミングで造網するのか

 おもしろいですね。

 ゲホウグモの造網、
 久しぶりだったんですね。

 これからも、楽しみです。

投稿: 鈴木勝浩 | 2014/10/23 06:20

鈴木勝浩さん
いつもコメントありがとうこざいます。
ほんと面白いですね。
造網の判断基準はやっぱり気温でしょうかね。
まだ「出のう」していない「卵のう」の存在も気になります。造網の場所は「卵のう」のすぐ近くなんですね。

また造網はあくまで「狩り」のためと考えるとまだ食べ物が必要なんでしょうかね。
耐寒のために、生命活動を超スローにしてしまうとすると体内に何も取り入れないという手もありますよね。

これは質問ですが、貴奴は排泄物はどうしているんですか。17日の夜確かに何かを出したと思うのですが、あれは…???

投稿: 楠田 純一 | 2014/10/23 17:37

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