まだまだ続く「ゲホウグモ物語」!! #クモ学
▼私はこの世でこれほど美しいものをそれほどたくさん見た記憶がなかった。
ゲホウグモのネットである。
他のクモのネットにくらべて横糸は緻密につまっていた。それはりっぱな「芸術作品」の域に達していた。
そんなネットを我が家のゲホウグモは毎夜毎夜つくってはたたんでいた。
それは10月に入っても続いていたのである!!
▼そんなゲホウグモの姿をカメラではじめてとらえたのは7月はじめである。7月・8月・9月と観察をつづけて、もう10月で4ヶ月目になる。
赤い糸グズをつけた「卵のう」をはじめて見たのは6月半ばだ。それからするとなんと5ヶ月目になる。
感動と「ふしぎ!?」の連続であった!!
▼6月からのこのblogでの「観察記録」をざっとふりかえってみた。
・赤い糸くずのようなものをつけた「卵のう」3つ
・「卵のう」からの「出のう」
・出のうした子蜘蛛たちの「団居」(まどい)
・「蜘蛛の子を散らす」の観察
・「団居」からの旅立ち(バルーニング!?)
・横糸の緻密なレコード盤(CD盤)のようなネット
・ゲホウグモの親(母親)の姿
・ゲホウグモの瞬間の「狩り」
・「卵のう」からの飼育・観察
・飼育ケースのなかでの「団居」
・飼育ケースのなかでの共食い
・昼間のゲホウグモの姿
・定刻になったらはじめる巧みなネットづくりの技
・瞬間(3分30秒)のネットの「店じまい」(ネットをたたむ)
・産卵するゲホウグモの姿
・黄色い糸くずのようなものをつけた「卵のう」3つ
等々である。
▼まだまだ他にありそうだ。
この感動と不思議の連続ドラマはTVの連続ドラマより面白かった!!
この「ゲホウグモ物語」は4億年のクモの進化の過程を物語るものでもあった。
私に「クモ学」の面白さを教えてくれていた。
ゲホウグモの「ふしぎ!?」はけっしておわりではなかった。
・このゲホウグモはいつまでこのネットを張り続けてくれるのだろうか?
・黄色い糸くずのようなものをつけた「卵のう」3つ。ここから子蜘蛛たちほんとうに出てくるだろうか?
・出てくるとすればそれはいつか?
まだまだわからないこと、知らないことでいっぱいだった。
だから、まだまだ私の「ゲホウグモ物語」は続くのだった。
(つづく)
※今回から「#クモ学」つけてみることにした。これが有効になる日を願いつつ…。
| 固定リンク
コメント