【お薦め本】『空の図鑑』(武田康男 写真・監修 KADOKAWA)
▼昨日も朝からいつもの定点観測地に何度も立ち「雲見」を繰り返していた。
台風が近づいて来る空の「雲見」はにぎやかだった。次々と顔ぶれが変わっていった。
雲の流れる方向も刻々と変わっているようだった。
「衛星画像」や「レーダー・ナウキャスト」等と重ねあわせて見ていると、いつもの「雲見」がよりリアルになっていった。
▼そんな「雲見」の面白さ、有効性を教えてくれた武田康男さんが新しい本を出された。
さっそく手に入れ、より台風が近づいた昨日の午後部屋にこもり読ませてもらった。
■『空の図鑑』(武田康男 写真・監修 KADOKAWA 2014.10.10)
実に面白かった!!美しかった!!
これは使えると思った!!
『自分で天気を予報きる本』(武田 康男著 中経出版)とともに携帯しておいて、「雲見」のとも として最適だと思った。
▼武田康男さんの著書には、いつものことながら教えられるところが多々ある。
今回も多すぎて書ききれない。
例によって3つのお薦めポイントにしぼってみる。
(1) 常時携帯に便利なポケットに入る手帳サイズ!!
今回の本の特徴は何と言ってもこれである。いつも携帯しておいて、「雲見」のともとするためには、このサイズが最高だ。サイズだけでない表紙も常時携帯を想定して丈夫なナイロンカバーになっている。
「空の探検」ことならば地球上のどこでも出かけてしまうアクティブな武田さんらしい発想だ。
(2) いつも「天気の変化」と関連づけて語られている!!
いつものことながら一枚一枚の写真はとても美しい!!
一枚一枚に武田さんの「思い入れ」があった。そして、いつも「天気の変化」と関連づけて説明されていた。
それはこの本のきれいな帯のフレーズが語っていた。
「空の名前がわかる 天気が読める」!!
(3) 「雲見」だけでなく「空見」のとも になる。!!
およそ空で起こることのすべてがこの本に出ていた。
ポケットサイズになったからと言って、けっして省略されたことがあるわけではなかった。
ほんとすべてが語られていた。
第2章「光」、第3章「霧」、第4章「四季の降水」第5章「空の色」第6章「空から見た空」
こうして見るとわかるが武田さんらしい切り口で「空」のすべてが語られていた。
私は特に「霧」だけで一章とるところが気に入った!!
▼「雲見」「空見」「宇宙見物」を楽しまなければ、人生の半分を損をした気になる。
「空の展覧会」は年中無休だ!!
最高の「雲見」「空見」のとも!! のこの一冊をどこへ出かけるときも常時携帯しておこうと思う。
台風一過の空が明けてきた。
武田さんに教えてもらった「一日でいちばんきれいな空」の見頃だ!!
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